NHKラジオ講座の岩村圭南氏、英語発音お上手ですね。先生の実際の英語がここで聞けます。
http://www.nhk-book.co.jp/gogaku/lets/muscle/0804.html
ページの下の方、「3 岩村先生からの10のメッセージ」というところを見てください。
喉発音がよくできています(日本語もそうですね)。喉革命以前の私よりもうまいです。ただ喉発音と3ビートを無意識で実践されているので(成功率90%ぐらいかな)、それを意識した上で発音するとパーフェクト(100%)になるでしょう。
喉パラダイムのよいところは、どのようにしたらネイティブと同じになるかを指摘できる点です。すでに*ものすごい*岩村氏の英語発音をネイティブと全く同じにするにはどうしたらよいでしょうか。答えから先にいうと、喉の発音位置をもうちょっと奥のほうにずらすと完璧です。すでに喉発音をされていますから、ちょっとだけです。
音声1
No more excuses. Just practice.
NO MOREのところがちょっとだけ2ビートになっています(CHOPPYになっています、、、「ノーモア」になっています)。NOM-MORとすると直ります。
あとRが発音されていません(オが伸ばされているだけです)。これは喉の発音位置が微妙に浅めなので、Rが出なかったと言うことだと思います。ゲップエリアを定位置にするとRが当たり前のようにでます。
JUSTのアが日本語のアになっています(思いっきり日本語の「ジャ」になってます)。これはHOTのときのアですね。これをCUTのときのア(首の根元のゲップエリアです)に変えてください。ネイティブメソッドの発音記号でいうと u_です。
どの問題も、ゲップエリアを定位置にすると自然に直りますよ。個々の音を直そうとして直すんじゃなくて、ゲップエリアを定位置(首の根元)にするだけで上にあげた全ての問題は、直ります。ビートの件にしても、ゲップエリアでやっていれば、逆に2ビートで発音するほうが難しくなります。勝手に。
音声2
Don’t try to get quick results.
子音がもう少し喉の奥のほうにいけば完璧ですね。DとかTとか。今でもGOODですが、ちょっとだけ浅めなので。舌の後ろがわ(からのどにかけて)で音を鳴らすイメージです。単語と単語の間を切らずにスムーズにつなげるとベストです(これは全部の録音に関して言えますが、おそらくわざと分かりやすくという配慮からでしょうか。英語で単語ごとを離して発音するのは、命令するときだけです。))。
音声3
Practice whenever you can.
いい感じです。完璧ですね。
音声4
Better English doesn’t come without effort.
BETTERのところですが、やっぱりちょっと喉でも浅めなので、Tがやや口発音になっていて、それからERも浅めで発音されているので、Rができれていません。
DOESのところのアがHOTのアになっていますから、これをCUTのアに変えてください。これも喉の発音位置をもっと奥にすることで直りますね。(COMEのアは正しくCUTのアで出来ているように思います。)
EFFORTのORですが、これはアメリカ英語では普通PERSONのERと同じですが、ORになっています。そういう言い方もあるかもしれませんが(イギリス英語ではないでしょうか?)、チェックしてみてください。
いずれにせよ喉と3ビートを無意識に実践されていて、ものすごいうまいですよ。ちょっと意識してしばらくすると無意識でも100%実践できるようになります。
あ、あと音声7ですが、、、
Exercise and develop your talents.
のEXERCISEという単語など、喉の深みが足りないために、特に発音しにくくなっている単語で、その問題が如実に現れています。首の根元に口がついているぐらいのイメージで発音すると、音がスムーズにつながりますよ。
TALENTSの発音などは、岩村先生がちゃんとLを2回繰り返して3ビートを実践されているのが素人耳で聞いたとしても分かりやすい例だと思いました(TAL_LENTS)。喉パラダイム(真実の方法)では子音を二回繰り返すんです(例 KIM-MON-NO)。
***
皆さん、岩村氏の例でもわかりますが、英語発音が一流の日本人に口発音の人はいないということがいえます。外国人の声の違いは単に声の違いではなく、もっと根本的なものを意味している、、、ということの証明です。