どうやって文法を勉強するかという質問をいただいた。

私が薦める勉強法は実際に使ってみるということだ。使いながら、あ、こんな表現はこんな風に使うのかと納得する。書くというのもある。書いて、ネイティブに見てもらって直してもらう。直してもらったところを、ふ~んと納得すると。

前から言っているが、日本人が文法だと思っているものは、語彙だと思う。実際の文法とは、動詞にSをつけるとか、そのくらいのものだ。IがMEになるのは文法?語彙じゃない?

ややこしい文法もあるかもしれない。例えば仮定法。しかし、IF節のなかの動詞を過去形にするとかそういうことだけど、それは難しいことではない。

難しいと感じるのは、聞けず、発音できない、、、その理由が分からない、、、だから、基礎を固めようという考え方が生まれて、文法だとなるわけだ。

聞けて、発音できれば、あとは、実践である。日本語を勉強している外国人とペアをなして、お互いの言語を教えあうというのがよいと思う。

ライティングも挑戦したらよいと思う。私は大学生のときとか、大学を卒業してすぐの英語教師のとき、英語でエッセイを書いて、THE JAPAN TIMESに投稿していた。数回載ったと思う。TIME MAGAZINEの国際版にも、1992ごろに手紙を書いたら、内容が紹介された。当時の海部首相が他の外国の首脳と写真に写っているところがTIME誌に載っていたのだけど、海部さんの顔がまっぷたつに割れる形で掲載されていたので、それの苦情を書いたのだ。交換留学をしているときにも、大学の新聞に意見を投稿して、これは結構、載ったが、書く練習になった。

人には、書いて、間違ったところを直してもらって、そこを覚える、、、と言いたいところだけど、性格上、書いたら、もう興味がなくなる。

これは男性的性格だろうか?と思う。

授業でノートをとったとしても、ほとんどそれを見直すことがない。そもそも、ノートがどこに行ったかも覚えていない。

う~ん、英語を書き、直してもらい、間違ったところを覚える、、、ということを言いたいのだけど、自分自身、書いたら書いたで次に行ってしまう、、、のでつじつまがあわないぞ。

聞き取りは特にそうだった。とにかくラジオなんかで聞く。聞き逃したものを何回も聞いて学ぶという感覚が私にはない。

とにかく、その回、その回、行き当たりばったりで英語を聞いていた。ラジオとか。

スペイン語の勉強もそうだ。

野球のノックでもそうだけど、取り逃した球は二度と来ないわけで。

しかし、これらのことは英語喉以前の話なので、英語喉がある今、どうやって英語を勉強したらよいかという点、どうやって語ったらよいのかよく分からない。

ま、友達つくれってのは、いつの時代でも同じだと思う。

実は、DCの人から英文法書を買った。ポピュラーなものだ。その分野の巨人のような先生が、大絶賛している。読んでみると、大量にされている分類が恣意的に思える。例えば、JUSTにも二つ用法があって、一つは過去形と用いられるとき、もう一つは現在形と用いられるとき。日本語にするとき、ちょっとでも違う表現を使うならば、別の「用法」と定義され、分類されている。

これは「基礎」になりえないだろうと思う。

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9 thoughts on “どうやって文法を勉強するか

  1. Michy says:

    かずさん、おはようございます。
    文法の勉強というか英語の勉強としてnativeに添削してもらうのはしています。
    冠詞や言い回しなど教えてもらえるので助かります
    私の場合は添削後ノートに書き込んでいましたね
    そして復習する
    昨年の四月から英語を勉強し直して英語の苦手意識はやっと撮れました。
    話すために8月からskypeレッスンを初めて、少しずつnativeの言い回しなどを勉強中です
    仕事の都合もあり、週に1回から月に1回なのでそこまで顕著な上達はしませんが、継続は力なりでしています。
    英語喉もそうです。ノートに注意点を書きこんで復習意識しています
    これからも宜しくお願いします。

  2. 上川一秋 says:

    MITCHYさん、コメントありがとうございます。

    そういう方法が現実的でもあります。というのは、覚えてから使う、、、となっても、なかなか使う機会が回ってこないので、使われているものを学ぶというのがよいと思います。

    私はプログラミングをやりますが、やりながら学びました。学習書を手にやるというのは苦手です。そもそも、マニュアルなども、殆ど読まず、例のポログラムをちょこっと眺めて使うって感じです。

    これからもよろしく。

  3. Michy says:

    かずさん、お返事有難うございます。
    私も同じです。経験から学ぶタイプです。
    経験はなかなか忘れません。試行錯誤したことまでよく覚えています。
    こう言って間違ったなぁなど(笑)
    それが記憶のメカニズム的にもとても効果的なので理にかなっています。
    携帯なども同じです。あの分厚いマニュアルを隅から隅まで読むのは無意味だと思いますので、殆ど読んだことはありません(笑)
    使いながら学んでいます。
    それと、Yumiさんのブログの真田さんの音声コメント聞かせて頂きました。
    とても分かりやすかったです。口発音が分かりますね。声が小さいイメージも顕著ですね。
    私も人のことは言えませんが、意識するのとしないのとでも違いはあると思うので、これからも頑張りたいとおもいます。

  4. 田地 悠平 says:

    かずさん

    ご無沙汰しています。いつも楽しく拝見させていただいております。

    最近洋楽に歌詞があるのを認識できるようになりました。

    入試がらみで思いだしたのですが、最近単語のスペリングを良く間違います。以前はものすごく得意だった分野です。ですが、最近本当に良く間違います。

    音を100%とれるようになってからじゃないかという気がしてならんのです。

    英語の文章を書くとき、音が頭の中でなってるんです。そのままキーボードを叩くととんでもないスペルになるんです。

    何かあるのではと思っています。

    かずさん
    何か思い当たることないですか。

  5. 上川一秋 says:

    田地さん、お元気ですか?私の考えでは、それは田地さんの英語がまさにネイティブ化しているということだと思います。だって、ネイティブは、とてもスペルが弱いです。音に影響されてスペルをする人がたくさんいます。日本人はスペルから入るけど、ネイティブは、音から入るのです。

    言語の長い歴史の99%は書き言葉がまだ発見されていない時期、、、長い歴史で最近になって、書き言葉が発生したのですよね。

  6. 田地 悠平 says:

    かずさん

    早速のご回答ありがとうございます。
    なるほどそういういことですね。

    喜ばないといけないですね。
    そう言われれば
    以前は書く前に
    スペルが文字の映像として
    浮かんでいたような気がします。

    今は音が鳴ってそれを
    そのまま書いています。

    ネットワークが変わってきたのか?
    ショートカットですかね。

    なんかいい感じです。
    ひき続き喉を追い求めます。

    ありがとうございました。

  7. 上川一秋 says:

    田地さん

    言われて思い出しました。私も以前、英語を言うときに、頭のなかで横1列に英文が並ぶ感覚があり、それを読んでいる感覚がありました。今は、全然ない!ただ、ぽつん、ぽつんと英語を言っている感じ。

  8. 田地 悠平 says:

    なるほど

    まだそのレベルにないですね。
    はやくそうなりたいです。

  9. 上川一秋 says:

    田地さん、さっき仕事の書き物でMANUALと書こうとしたら、MANUWALとスペルしそうになりました、、、。そんな感じですかね、田地さんが経験されているのは?

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