先週からSKYPEでかなり教えたのだが、基本の基本に戻るようなコツの重要性を再認識した。

さて、先週から、KENJI N氏、Y氏、そして、K氏と教えさせてもらい(有料にて)、さらに日曜日は、沖縄琉球学園の3人、84氏、ナオキ屋氏、そしてタイチ氏を同時にボランティア指導させてもらったのである。

KENJI N氏はさっそくBLOGにてSKYPE指導について書いていただいている。音声UPもあり、私も音声UPでコメントをさせていただいた。

http://eigonodo.seesaa.net/article/203014855.html

氏は、「スカイプレッスンで私の顔を見てもらい口の動きなども指導していただき、さらに一皮むけた感じです。」とおっしゃってくれている。確かに、一皮向けた感じで、レッスン中の最後のほうは、録音して記念に残したい思ったほどでした。

早速音声で返事をしたのだが、そのなかで喉をあけておくというアドバイスをしているのだ。
www.nippondream.com/blog/kenji_n_05_22_2011.mp3

それから昨日は沖縄琉球学園さん3人組をボランティア指導。

http://twitcasting.tv/taiti/movie/1641919-mobile (後で、このような動画を発見!たいちさんが、授業の様子を録画されておられたのでした。)

たいちさんは、日本語も元々喉発音なので、何を発音しても喉発音になるのが面白い。しかし、英語はもともと使われておらないので、だからこそ、勉強になる点があった。

例えばDADと発音されたとき、DAまではネイティブ発音だけど、最後のDのところで、なぜかこもったような音に、、、。そこでアドバイスしたのが、喉を開けたままにしておいてください、、だ。すると最後のDもちゃんと出る。

喉を開けたままにしておいてください、、、で解決する問題がたくさ~~~~んあるのだ。

今日はそれがテーマなのである。

なおき屋さんは、日常から英語を仕事で使われているのだが、最初は口発音英語だったのに、最後のあたりでは喉発音英語になっていた!

実はRの発音で最初は苦労されたのである。実はこれは私が英語喉を直接指導しはじめて、2人め、、、Rが一発でできなかった人がこの4年で二人しかいないのである。

喉でごろごろ鳴らしてもRができないとはどういうことか!!!????

それはなぜかというと、喉の底がなっていても、喉から口への出口が閉じ気味だったら、せっかくのRがLみたいに聞こえるのだ。Lというと、完全にではないが、フタがしまっているような感じの音だ。

その場では、オートバイ音の真似をしてもらったあとで(普段はYだけに使う)Rを言ってもらうと、それ以降は、Rの発音ができたのです。

後になって考えると、もっとも適切なアドバイスは、喉を意識して(力まずに)開けたままにしておいてくださいね!だっただろう。

さて、84さんは、やや音声が悪い環境においてSKYPEに参加されたのであるが、最初は、押し殺したような声だったのだが、最後のほうで、うん、そんな声の外人さんおる、おる、、、というレベルまで上達して、私をびっくりさせた。

さすがに、元々、喉発音のたいちさんが、発音ではトップを走っていたのだけど、84さんも、ナオキ屋さんも、喉発音がうまくなった。あとは、喉を使いつづけることで、自分の声を見つけることだろう。一番自然な、、、そしてかっこいい。

さて、84さんからの音声は、とても小さい感じで、音が悪かったのだが、それでも、私が聞いて、英語の音色がちゃんとでているかどうか、、、は、充分な情報を保っていた。

これが、とても驚きというか、人間って何か?を思ったのだ。音声の質が悪くても、英語の音を区別する弁別的要素は保たれて伝わってくるのだ。

そういえば、会社で電話会議をよくするが、電話の音がかならずしもよくなくても、喉発音の要素は平気でつたわってくる。

逆に、音声学者がよく言っているような強弱アクセントなどは、そういう音声粗悪な状態では伝わってこない情報なのだ。つまり、強い弱いとかは、意志伝達の最低条件としてあまり重要ではないのである。

こういうことを経験すると、私は人間って何なんだ?人間のコミュニケーションって何なんだと思う。

ま、そんな感じで先週からたくさんの人を教えさせてもらってある基本的なコツの重要性をしみじみと思ったのだ。

それは喉を開けておくということだ。

喉を閉めるってどういうこと?と思われる人は、ガと日本語で言ってみて、喉の奥が閉まってしまうことを確認してほしい。英語ではそうならない。あるいは、歯医者に行って口をあけているときに、喉の奥で「つば」が喉に流れないように日本人は一生懸命喉の奥を閉じることを思い出して欲しい(西洋人は喉がそのときでも開いたままだ)。

COOLと発音したとき、なんとなくLが違うなあ、こもっているなあ、、、日本人っぽいなあ、、、とよく思っていたのだが、それは喉が閉じた状態で舌をLの形にするからだ。

KINDSと発音したとき(弁当BOXにある単語)、なんとなくKINZに聞こえる人がたくさんいる、、それは、Nあたりで完全に喉が閉まってしまうからである。

ARE SPEICALと言ったとき(弁当BOXにある)、AREのRが短すぎるという指摘はこれまでたくさんの人にした。それは次のSを言うためだと思うのだが、喉が完全にシャットしてしまうからだろう。

(MASAさんが例えば、DINNERという単語のRの発音のときにア~という具合に最初にアがついてしまっていると指摘したが、それも喉がそこで一旦絞まっているのが原因だとは考えられないだろうか??)

さて、喉を開けろ!というのは、結局、ゲロプッシュで解決されてしまうだろう。

ゲロをするときに、人間は、喉をクリアに大きく開ける。じゃないと、食べ物が出てこないからだ。いや、理屈ではない。ゲロをしているとき、人間は動物に「帰る」のである。

皆さんも満月の夜に、トイレの窓から月を見て、狼人間になってしまうことは、よくあることだと思うが、そのときのゲロ~~~って感じを思い出してほしい。

喉が完全に開いている。

そういう意味でゲロプッシュというのは、喉を英語喉化してくれるのだ。

今日は音声が大切なので、以下を聞いておいてください。

www.nippondream.com/blog/open_throat_05_23_2011.mp3

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