アマゾンレビューで辛口の批評がありました。喉で発音なんてできるはずがない、、、ということがあるわけですが、まずはやってみていただければと思います。そもそも音を出す声帯は喉にあるわけです。口で響いているように思えるのは、実際10%ぐらいは口を使うということもありますが(本書を参照願います)、もう一つには、日本人は英語を喋るときに、口や喉を強烈に緊張させてしまう、、、ということも原因です。音は喉から出ていても、喉自体が緊張していると、確かに口で音が発生しているような感触がします。でも、音を出しながら、徐々に喉の力を抜いていってみてください。なーんだ音は喉でやっぱり響くものだということが実感できます。
ところで、辛口レビューをされた杉田さんが、「アメリカ人は歯の治療中に喋れるなんて信じられない」とおっしゃっています。正確に引用すると、
「本書に関するウェブサイトで筆者は、日本人は歯の治療中はしゃべることができないがアメリカ人はできると述べており、英語は喉で発音するという主張の根拠としている。これが正しいと思う人は本書を買って試してみても良いかもしれない。ほとんどの人は信じられないだろう。 」
西洋人が歯科の治療中でも喋れるというのは、本当の話です。日本人は歯科での治療中は完全に喉を舌でふさぎます。唾液を完全にシャットアウトしてしまいます。ところが西洋人の場合、喉は開いたままです。唾液は、舌の奥の奥あたり(アクビエリア付近)をカップのようにしてためます(説明しにくいので、いつか絵で示します)。
喉はあいたままなのですから、喉話者の西洋人は喋ることができます。もちろん口が使いにくいのではっきりとは喋ることはできませんが、歯医者さんとコミュニケーションをするには十分の喋り方ができます。
がくしんがんばれマニュアル、喉といつもお世話になっております。
とりあえず息を吸いながらオハヨーゴザイマスはできるようになりましたw
日本の歯医者でお馴染みの(?)状況、
歯医者さん(以下歯)「痛かったら手を挙げてくださいね~」
患者さん(以下患)「・・・」(痛いので手を挙げる~)
歯「もうちょっとで終わるので我慢してくださ~い」
患「・・・!」じゃあ挙げさすなや!(怒)
が、ないのですか。「センセ、メッチャイタイデス~」とか言うわけですか。
ぜひ聞いてみたいですね。
(喉発音ができない^^;)日本人が英語圏で歯医者さんにかかる時は、要注意ですね。
口に水を貯めて喋るようにすれば、喉発音のトレーニングにも使えるかもしれませんね。
Kazさんが反論するのは、いつもこういう「頭ごなしに否定派」だけですよね。
でも、アマゾンのコメントや他の掲示板(某スレ…)に多いのは、むしろ「一定の価値があるのはわかるけど、テキストがわかりにくい」「画期的だけど、いかんせん教え方がわるい」という批判ではないでしょうか。
私はむしろ、そういう学習者目線ででてきた批判のほうに真摯に耳をかたむけて、テキストや教授法のどこに改善の余地があるのかを、じっくりと考えてほしいと思います。
Kazさんの本を読んで、できる人はできる。
でもできない人や、できているかどうか確認のしようがなく不安な人、発音記号を見てうんざりする人もいる。
できるだけ多くの人をネイティブ発音ができるようにと本気で考えているなら、Kazさんが真剣に相手にすべきは、このテキストをやってもできなかった人やまだできていない人のほうではないかと私は思うんです。
学習者の経験をちゃんと共有しようとしてほしい。
反論や論駁ではなく、改良・改善に力をいれてほしい。
その辺に、Kazさんの「本気度」が問われるのではないでしょうか。
このままでは、教え方がわるいくせに、「やればわかるはずだから、おまえのやる気の問題だ、とにかくやってみろ」と生徒をしかる教師を想起してしまいます。