>ただ「機関銃」でsとth(無声音)、zとth(有声音)の聞き分けが難しいです。
確かに自分でも発音の言い分けが出来ません。(あきひろさんのこめんと)

色々コメントありがとうございます。とりあえず、これをコメントさせてください。

SとTHですが、I WAS THINKINGとネイティブが言うときに、あれ、あのTHって、自分の口発音時代の感覚だと、THがものすごくSに近く聞こえるなあと思うことがあります。おそらく、THの直前の音であるZや、その直後のNのハザマで、そういう風に聞こえるのでしょう。ところが喉発音をしている自分にとっては、やはりSと全然違う。絶対にI WAS SINKINGと間違えることはない。

口発音時代は、SとTHの違いは、口のなかの違い、それも口先のほうの違いと思い込んでいたのだけど、その感覚で聞くとTHもSも同じように聞こえることがあるということだと思います。

おそらく、あきひろさんは、まだその感覚が抜けないのかもしれない。

このあいだの録音のとき、Vの発音のお手本を私自身がやりました。機関銃の74ページ、CDのトラック34です。日本人がやりがちなVとネイティブのVを連続して録音したものです。

ところが、ネイティブのVをやったら、監督していたジーナからのOKが出ないんです。Vじゃなくて、Fに近くなっている、、、と。ブルブル凧音をもっと意識してやってOKがでました。

そもそも、アルファベットの個々の音(アルファベットの名称じゃなくて、、、例えばRをアールって感じじゃなくて、うーーーと読む事を指す)を言うことってあんまりないですよね。特にその音だけを録音するとなると、自分の感覚で、これがVの核だと思う音を出すわけです。で、たまたま、口発音時代の感覚で、Fの有声音みたいに認知していたから、なぜか、(1)空気をおもいっきり出すこと+有声音で対応していたみたいです。ところが、(1)の部分が強調されて、意図しなかったんだけど、F的な音になっていた。

ネイティブは、Vの音の書くとして、ブルブル凧音を期待するようです。風の摩擦ではなくて。

ちょっと、録音してみました。

最初のほうは、口発音時代の感覚のせいか、吹き抜ける風がVの核に違いない、それが有声音ぽかったらいいんだ、、、という(無意識ではあるけれども)感覚で、発音したV

そのあとは、本物のV。ネイティブがこれこそVだ!と思うVです。

www.estat.us/blog/v_kaku.wav

違いわかりますか?

そういえば、口発音の感覚でVを聞いていると、確かにVとBの違いが微妙なことがあります。私自身が、動画をとって、HELLO EVERYBODYとよく言いますが、そのEVERYのVのときに、あとで見てみて「あ、これ口発音の感覚で聞いていたらBに聞こえるなあ、、、勘違いして、Vが発音できていない!とか思われないかなあ、、、、でもこれは確実にVの発音なのだが、、、、と心配することがあります。

それぞれの音の核になる音色がわかって、はじめて、その音が聴き取れるんでしょう。だから、私はI WAS THINKINGと聞いても、THの核とは何かが聞き取れているからSと間違えない。その核の音色が何かのか、、、という視点で、もう一度、英語喉のSとTHのセクションを復習してみてください!

おもうに、従来の教材は、日本人が思うところの違いというのを強調して練習させます。するどさとか、そういうところを練習させるわけですが、そういう練習をすること自体は、英語に触れる時間が長くなるという意味で、副産物的に、英語力が向上するとは思いますが、ますます、聞き取りが違う方向に向かってしまい、逆効果となる部分も大きいと思います。

音の本当の音色の違いは何なのか?

そういうことを考えながら英語喉を復習してみてください。

 

 

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4 thoughts on “sとth(無声音)、zとth(有声音)の聞き分け

  1. アキ says:

    カズ先生、いつもお世話になります。

    確認したいのですが、結局、vを発音する際は、下唇を前歯で弾いたりする必要はほとんどないのではないでしょうか? 勢いよく弾くと、単にfを言いながら喉中の声帯を鳴らしているだけであり、bと同じになるように感じます。
    唇先にてブルブル凧の音を出すことが基本であり、それと同時に喉のアクビエリアを自然に軽く鳴らすだけと思ってよろしいでしょうか?

    また、thとsやzとの違いは、口先の音を聞いているだけではほとんど同じだが、喉のアクビエリアの音を聞くと違うものだ、と思うのですがどうでしょうか? thの方が、乾いた音であるように感じるのですが。

    よろしければ、ご教示ください。

  2. NipponDream says:

    アキさん

    以上の点、正しいと思います。

    その他の点、またご返事します。

  3. あきひろ says:

    ありがとうございます。

    「英語喉」でsとthを復習中です。

    本当に混乱を極め、一時はwebで色々と書かれてある「thは前歯の先に舌を出して引っ込めながら…」の幻想の世界に戻りかけました。

    確かに「それらしく」は聴こえるんですが(笑)

    語彙…
    そうですよね、単語に対する「イメージ」みたいなモノですよね?
    でも、まずは聴けない事にはどうしようもない訳で

    発音時の声…
    ラジオやテレビで外人さんのDJとかが日本語で喋っていて英語に切り替える瞬間、グンと声が低くなりますもんね。

    英語ver…
    とりあえず英語に触れるべく携帯の表示(会社用、個人用)、PCでのブラウザfirefoxの表示、Gmailの表示を英語にしています。
    会社でのPCのトップページもJapanTimesにしています。(中身を読んでるかは別として(笑))
    語彙が増えるまでは至りませんが、「あぁこういう表現になるのか」という事は多々あります。
    着信、リダイアルの表現が携帯会社によって異なってたり、番号非通知の表現も異なってたり

    sとth…がんばります!

  4. NipponDream says:

    >また、thとsやzとの違いは、口先の音を聞いているだけではほとんど同じだが、喉のアクビエリアの音を聞くと違うものだ、と思うのですがどうでしょうか? thの方が、乾いた音であるように感じるのですが。

    感覚的なので、表現が難しいのですが、私の感覚(というか、無理に考えたら)では、THは首のほうから歯のあたり(口先の先)までの非常に長い空洞が使われている感じでします。Sのほうは、それほど口先(の先)のほうが関わっているという感じがないといえば、ないです。

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