さて、昨日、親日家の同僚のDさん(アメリカ人)が、見せたいものがあるという。Dさんのご両親は戦後すぐに日本に住んでらっっしゃったそうだ。で、それが1947年だったそうなのだけど、そのときに、有田焼(だと思う)のコーヒーのカップセットを買われたらしい。そのときの領収書を見せてくれた。うわ~、古い、古い。佐賀県の「香蘭社」さんの領収書だ。電話番号が書いてあるのだけど、なんと4桁か、5桁だ!ネットで探したら、その会社はまだ存在していて、なんと130周年ということらしい。
Dさんの家には、日本の骨董品などがものすごいあるんだって。日本の芸術、伝統が親日家を作り出している一例。Dさんのご両親(もうなくなっていると思う)は日本が大好きで大好きで、何回も、日本に結婚記念旅行へ行ったそうです。1947年というと戦後すぐですが、アメリカ人が旅行をしても大丈夫だったんですね。アメリカに住んでいても、大の日本ファンで、ちゃぶ台でご飯を食べていたという。
で、Dさんの息子さんは今、軍で日本に駐留されているそうです。
その領収書は今目の前にないんですけど(うろ覚え)、
陶?紅花草(漢字の順番違うかも) 散点 コーヒーセット 2200 と書いてありました。当時の2200円?っていくらだろう。散点って、3点のこと?領収書自体が、外国人用につくってあって、RECEIPTとか書いてある。外国人の需要があったんですね。たぶん、130年の歴史のある会社だから、戦後、外国人を相手にしだしたということではないんでしょうね。
Dさんと、これは香蘭社さんが見たら、興味ぶかいかも?と話した。歴史の1ページみたいで。
さて、昨日、シラブルが聞こえないということの原因、ボンボンが聞こえないのは、英語にも「伸ばす音」や、小さいツがあると思いこんでいて、それを期待して英語を聞いてしまうのではないかと書きました。
これは結構正しいのではないかと思います。
思うに、これが比較的楽に聞こえる日本人と、聞こえない日本人がいて、聞こえる私とか、例えばですが、英語革命さんから見ると、え?なんでこれが聞こえないの?と思ってしまう。
でも、聞こえないと聞こえない。
と、上では、私が聞こえる側の日本人と言ってしまったけど、実は、私も聞こえなかったというのが笑える。3ビートを教えてもらった段階で、すでに英語がかなりできていたために、よく意味が分からなかった。英語喉の出版前に苅谷先生に実験台になってもらったのだけど、苅谷先生のほうが私よりも3ビートの飲み込みが早かったので、正直あせりました。
<私は勘違いして、3ビートとは、スウィングとフォロースルーと、確実に聞き取ることかと思っていました。例えば、SUMMERという単語を聞いて、Mが二つあるかどうかが、分かることが大切だと勘違い。本当に大切なのは、ボンボンボンという感じのリズムを聴き取れること。その一つ一つの単位が英語のヒラガナなわけです。>
しかし、今は、当たり前のように聞こえる。え?なんでこれが聞こえないのと思ってしまう。
カタカナの影響をとりはらうための一つの方法は、まず伸ばす音がないんだということを自覚すること。別に伸びたら伸びたでいいんですが、それはあまり気にかけないこと(日本語と違い、伸ばすからといって意味が影響を受けない。英語では)。
まずはRからはじめよう。
CARのアーは伸ばす音じゃない。あればK-A-Rであり、RのところはRの音なのです。その練習に、
CARとRAC(CARを逆に言っただけ)のRは同じRだということを理解してください。
これまで出る場所で音が違うとか言われていましたが、Rを首の底で響かしてみるとRはどこに出てこようが同じ音です。
さて音声で確認してみましょう。明日は、小さいツが英語にはないんだということを自覚する練習です。
音声でCARとRACのRが両方とも同じ音だということを確認する練習をしましょう。音声ファイルはここ。
www.estat.us/blog/shiraburu2.mp3
<セミナー受講者さんが、「ボンボンボンが何のことかさえ分からない」とおっしゃったおかげで、このテーマが発展したので、本当に感謝です。>
Kazさん、それから、英語喉革命さん(ブログでコメントを受け付けられていないので、こちらで失礼します)、「ぼんぼんぼん」の説明をありがとうございます。
「吃音と長音は英語にはない」というKazさんの説明、あっと思いました。
昨日、「seif-taught」という単語が聞き取れず(taughtがどうしてもトーッツに聞こえた)、「ッ」は英語にないんだから・・・と自分に言い聞かせて再度聞いたところ、「taught」がするりと入ってきました。
重要なヒントを得た瞬間でした。
それから、英語喉革命さん、ブログでぼんぼんぼんを聞き取る工夫について説明をありがとうございます。
ラップ、あまりに分からな過ぎて避けてきましたが、YouTubeでおっしゃるように耳を傾けたところ、知らない単語以外はほぼ聞き取れました。
勢いに乗って、マイケル・ジャクソンの「Beat it」に挑戦しましたが、こちらは完全に白旗です・・・
まだ、自分の中では、「子音」に未練が残っていて「母音」に意識が集中できない感じです。
英語喉初心者で迷っていたところ、おふたりのエントリーを読んで、道が拓けたように思います。
ありがとうございました。
英語喉初心者さん、このご報告、とてもうれしいです。
というのは、この吃音と長音を気をつけるという点が、本当に効くかどうか、気になっていました。
ボンボンボンというのが私には聞けるのに、なぜ聞けない人がいるのか、、、が概念的には分かっていても、実際に、真剣に「ボンボンボンの意味すら分からない」という指摘のおかげで、このアドバイスに気づきました。ただし、英語喉や機関銃英語を見ると、すでに書いてある、、、ジーナに言ったら、「じゃあ、それをはっきりと伝えないと」と言っていました。
しかし、例えばですが、目の前で、JAPANがJAP-PANですよ、ひとつが、ボンでもう一つがボンでしょ?だから、ボンボンボンみたいな感じです、、、と2時間の授業で説明したあとで、
「ボンボンの意味さえも分かりません」
と、教えていただいたとき、これは何かあるに違いないと思いました。インテリジェントな人に、
PIC-NICでボンボンですよ、、、
と目の前で教えさせてもらい、、、
「ボンボンの意味さえも分かりません」
となるならば、
そこには、よっぽどの障害物が横たわっているはずです。
それが突き止められたのかな???
Kazさん
再度失礼します。
コメントを残したあと、また、ぼんぼんが分かりかけたのがうれしくなって、YouTubeを見ていました。
When he announced ・・・
という英語が最初、分かりませんでした。
#?$ ナウンス・・・?
もう一回、木魚でポクポクを連想しながら、聞きなおしたところ
(ぇ)ん (ぃ) (ぁ)な(ぅん)す・・・
と聞こえました。
以降は、苦手としていたwhenが楽に耳に入ってきました。
そこで初めて、自分は普段、
フェン/ヒー/アナウンスドゥ/
(それも1単語をかなり強く切りながら)
と発音していることに気がつきました。
うまく文章に表せませんが、「ボンボン」「ぽくぽく」の威力は絶大です。
ちょっと感動しています。