ダイアモンドプリンセス号でスタッフとのかたがたとの交流について書いてみました。
新学年セールのほうも見ておいてくださいね。
マイアミ(米国の大西洋側)から、パナマ運河を通じてカリフォルニア(米国の太平洋側)に行った時は、Norwegian Joyという船でした。その船の宝石売り場に、マケドニアの青年がいまして、ジーナが指輪を買う時に、色々とアドバイスをしてくれました。その青年は、日本の演歌が好きだというのです。
演歌?
私が日本人だから、わざと、そういう話に持っていってる?
と疑ってしまったのですが、
特に
「細雪」
という歌がいいというのです。
最近は、外国人の若い人でも、日本の80年代の歌手をネットで見つけて、好きになっている人もいるというのは聞いたことがありました。
私自身、ネットで調べてみると、細雪は五木ひろしさんの歌だと思うのですが、間違って、
その人の息子さんは、ワンオクのタカさんっていうんだけど、知っている?
と、間違った事を言ってしまいました(森進一さんと間違ってしまった)。
すると、マケドニアの青年は、細雪を歌っているのは女性だと言いました。
カバーしている人がいたのかもしれません。
この会話の後、この宝石、アクセサリー店の前を通るたびに、その青年が、ぼそっと
さーさーめえーゆうーきー (=ささめゆき)
と言うのです。それを受けて、私は
クスッとしてしまいました。
クスッとしてしまう感覚、、、国籍が違っても、なにか、ユーモアで、楽しめると、心が通じたような気持ちになります。
さて、ダイアモンドプリンセス号に乗ったのは、カリフォルニアのサンディエゴで、そこから、ハワイ、そしてグアム、そして神戸、鳥羽、横浜と来ました。
その船の中で、またアクセサリー売り場とか服売り場がありまして、ジーナと一緒に見ていますと、たまたま店員さん達が暇だったと思うのですけど、
私たちが日本へ住むために行っているんだ、、みたいな話をしました。
すると、一人のブラジル人のかたが、日系人らしく、私に自分が日系人だということをアピールしようとしたのか、、、
本当は、直球で「私は日系人です。祖父母が日本人です」といえばいいのに、
おばさんが、よくすき焼きを作る
と遠回しに言ってくるんです。
その遠回しに言っているのが、自分は面白いと思いました。
それから、マケドニアの青年が、以前、私が前を通るたびに、「さーさーめーゆーきー」と、ぼそっと呟いたことを思い出しまして、
このブラジル出身の店員さん(女性)に、「すきやき」とぼそっといったら、どうなるか?
と考えたのです。
ところが、船旅は長くて、たまたま、その方の店に、次に行ったのが10日後ぐらいです。
そのかたが、前から歩いてきたので、通り過ぎる瞬間に
すきやき
と言ってみたら
がははははは
と笑いました。面白かったみたいです。
それから5日後ぐらいに、神戸に上陸するための説明会がレストランのスペースを借りてありました。そこに、パスポートをもっていって、専門家に見てもらい、上陸するのに、問題がないかを見てもらうのです。
その時、あるかたが横を通り過ぎたと思ったら、「すきやき」と私につぶやいたのです。
ダイアモンドプリンセス号では、スタッフもお客さんも、マスクをしているので、その声を聞くまで、ブラジルのかたであることが分かりませんでした。
ちょっとマスクがずれているだけで、別人に見えます。
スタッフの皆さんは、普段は、お店を担当していたとしても、他の仕事で人でが足りない時などに、駆り出されていくのだと思いますが、そのかたは、神戸上陸のための説明会の世話をしていたのです。
「すきやき」と言われて、私は思わず
「がはははは」と笑ってしまいました。
さて、私が言いたいことですが、よく英語を勉強するとか、国際関係とかで、大切なのは、内容だ、言う内容がレベルが高ければ、英語になまりがあろうと関係ない、、、という言い方をしますが、
もっと、単純なレベルで、国籍やバックグランドが違ったとしても、心が通じるようなコミュニケーションができるのではないでしょうか?
そういう意味で、この上のエピソードを紹介させていただきました。
相手にくすっとしてもらう、がははと笑ってもらうようなコミュニケーションで
同じ人間なんだ
ということがよく分かります。
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