過去に、多くの人が、方言を忘れてもう喋れないよ~とおっしゃるのを聞いた。
ジョーク?
と思っていたのだが、本当に方言を忘れている人がいる、、、と言う事実に愕然とする。なぜかというと、広島弁は忘れようがないのである。
例えば、
じゃ*けん*のお~ は「だからね」
だが、両者があまりに違いすぎて、忘れようがない。
広島弁は中国語のようなシラブルになっている。だから、表現が全然違ってしまう。
だから、、、が標準で3シラブルなのだが、広島では、じゃ*けん、、で2シラブルになっている。
標準的な日本語はシラブル数が多い。
広島弁、あるいは多くの方言、、、特に西日本の方言???田舎の方言は、省エネ型だ。
皆さん、日本全国で、
だから
はどういいますか?
大阪とか京都では、せやから、、とか、せやし、、、でシラブル数は少なくなりません。
しない、、、は、せ~へんで、またしてもシラブル数は少なくなりません。
広島では、
じゃ*けん=だから
せん=しない
と、常にシラブル数が少なくなります。
以前、私となお君の広島弁会話をきいて、自分の方言じゃないのに、わかりやすいとコメントしてくれたかたがおられましたが、あれは面白いコメントでした。
つまり、広島弁は、省エネ型で、中国語型、また英語型に近いので、はいってきやすいのでしょうね。
シラブルの多い方言を喋っていて、その他のシラブルの多い方言にうつると(例 関西弁ー>関東弁)、ひとつひとつの平仮名が入れ替わる感じなので、本当に忘れやすい、、、のでは?
ところが、広島弁から関西弁、標準語になっても、それは、まったく違う言語をマスターするのに似ているので、混乱が起こらず、広島弁を忘れられないのではないでしょうか???
日本全国の方言で、「だから」「しない」はどういいますか?
3シラブル型
2シラブル型
と地図でみると、東と西にわかれないかな???
ここで音声学者だと、「しない」が「せん」になった、変わったなんて発想を持つでしょうね。
実は逆でしょう。「せん」が「しない」に改造されていったのでしょう。
栃木県小山市の場合(私個人の意見)
しない→やん ない です。
なるほど、これは私の仮説に合っていますね。
西日本 シラブルが減る
東日本 シラブルが同じ
いや、このケースはシラブルが増えたので、仮説を修正して、、、
西日本 シラブルが減る
東日本 シラブルが同じか、増える。
カズ先生、こんばんわ。
お久しぶりです。日本は現在、24日の午前1時前であります。既に、全国的に夏日です。
おっしゃる通りで、広島弁と同様、鹿児島弁や沖縄弁のように共通語・東京語と違いすぎる方言の方が、忘れようがないですね。埼玉県や千葉県の田舎の人達は、東京で長く生活や仕事をすると、いつの間にか子供の頃に発音を忘れる人が多いそうです。
発音の大きく異なる方言の方が、脳の言語中枢における離れた場所に記憶されているので、混同が生じないのでしょう。私も東京で20年以上も生活していますが、たまに田舎の親戚と電話で話すと、昔の鹿児島弁の発音に無意識に戻っています。ちなみに、鹿児島弁の発音は、私の知る限り、映画で観るアメリカ英語の特にニューヨーク辺りの不良の連中の発音と似ています。
鹿児島弁では、以下のようになります。
だから: じゃっで(2拍)
しかし: じゃっどん(2拍)
しない: せん(1拍。広島弁と同じか?)
ではまた。
お元気でお過ごしくださいませ。
アキさん、ご報告ありがとうございます。
鹿児島もやはりそうですか。
島根県の歌の専門家の永田先生が、YOUTUBEで島根県弁を披露されていましたが、ゆはり、印象としては、NYあたりの「不良」のイメージでした。実際は、不良じゃなくてもいいんですけどね。
沖縄は、読谷ラジオのチャブロックマックさんの放送を聞いていますが、彼らの喋る言葉は標準語に結構近いような、、、気がしています。
もしかして、標準語を喋ろうとしているからかな???
沖縄の言葉が違いすぎるので、標準語は標準語で分けておられるのかな?
イントネーションは違うんですが、、、。
やん ない(2拍)です。
よく考えるとこれは、やらないの短縮形ですね。
私の勘ですが、やんない、、、がやらないの短縮じゃなくて、
最初に「やんない」があって、やらないは、フォーマルに書くために生まれたのじゃないかなと。