今朝、早く起きて飛行機にのって、2時間ばかりでミネソタ州のミネアポリスに着きました。朝早くつきすぎましたが、学会会場はそれなりの熱気でした。去年、知り合った日本の大学の先生にもまた会えたので、ランチをしました。英語喉の話にもなりましたが、去年「教えてもらったときに、聞き取りがかなりできるようになったが、日本語ばっかり喋っているうちに、感度が落ちた」という感じの話でした。

学会はアメリカ評価学会といって、政策や公共投資の評価研究の学会です。日本からも、政府関連のかたもいらっしゃっているし、大学関係のかたもいらっしゃっていて、いかに科学プロジェクトなどの投資の結果を評価するのかという問題をテーマにされております。このセッションは日本における社会投資の最前線の話が聞けるので面白いです。明日は韓国、中国の社会投資、科学事業への投資のセッションもあるようです。

私は教育投資の問題のセッションを中心にみようと思っていますが、分野外のものも参考になると考えます。

私自身の発表は、ひとつは教育のテーマで、アメリカの高校生でドロップした人が、学校に帰ってきて卒業するか、そのままドロップアウトのままか、あるいは、GEDといって、高校卒業資格だけを得るか、、、に関してのデータ分析をしました。もう一つは、医学で使うサバイバル分析というのを、高校生がドロップアウトするまでの時間を使って応用しました。三つ目は、災害時メンタルヘルスのがテーマでポスタープレゼンテーションというのをします。

いつものパターンなのですが、学会会場で登録をすると、よく中国人の研究者と、話をします。知らないのに突然、話をはじめて、あっちもこっちも、まるで10年知っているようなかんじで、でっかい声で話をするのが毎年の行事です。

いきなり、右手を差し出して、ハーイ、、、で、話が始まる。

ところで、私の名前を聞くと、中国人が決まって歌を歌ってくれるんだが、、、一秋というんだ、、「一休さん」に似ているでしょ?

と、ここまで言うと、中国人の100%が、「好き好き好き好き好きっ好きっ」のメロディーを歌ってくれる。

今回の人は一方つっこんで、「私の調べでは一休さんは結婚していたどころが、ガールフレンドが何人もいたらしく、中国人にとっては、ショックだ」と、ディスカッションが始まってしまった。

「それは日本人にとっても同じですよ」と私。

そんな感じでうちとけたのだが、彼はたぶん40歳代後半ぐらいだが、在米20年で、いろんなコンピュータ言語を駆使して、データ収集、報告システムをウェブ上で作成し、それを州政府などに売っているとのこと。

HUMAN CAPITALの塊のような人だった。

大学院でPROGRAMMINGの基本的な発想法、思考法は学んだが、あとは、全部、仕事や経験から身につけたそうだ。

そんなもんだろうと思う。

彼いわく、結局、データプログラミングはIF THEN ELSEだけだよ、、、と豪快に笑った。

中国人、すごいなと思うことが多い。

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