しばらく前に、よく電話で子供と間違われる、、、とおっしゃった人がいたので(英語で、アメリカでの話し)、何人かに聞いてみたらやっぱりそうらしい。で、それは女性なので声が高めなのだが、その声の高さで子供と間違われると思われているようだったが、実はそうでもないらしい。
アメリカ人の女性はだいたい声が低めではあるが(日本人に比べて)、高い人もいる。だからといって子供に間違われることはない。
厳密に、根本的には、なぜ日本人女性の英語で、(電話で)相手が「子供?」と思ってしまうかというと、どうもイントネーションにあるようだ。喉発音と3ビートに気づいていない場合、英語らしさをイントネーションで表してしまう。特に英語教材などでは、音の上下とか強さを練習させてしまうというのも理由だが、英語らしさをそれなりに表現しようとした結果、音の上がり下がりを強調してしまうのだろう。音の上がり下がりならば喉を使わないでもできる、、、ということもある。
え、子供はイントネーションが激しいの?だから間違われるの?と思われたかもしれないが、厳密なる理由は、子供のみる漫画で、イントネーションが激しいからのようだ。漫画だから大げさなのだ。
だから、イントネーションの激しい英語(日本人でもある程度英語ができる人の英語)をネイティブが電話で聞くと、え、子供?お父さんかお母さんに代わってくれる?となるのである。さすがに、男性だと子供と間違われにくいので、特に女性に起こる現象である。
先日、NHKで子供を対象とした英語番組を見ていたら、そのホストであるネイティブ女性が、天につきぬけるような、むちゃくちゃハイパーな、ありえないような英語を喋っていた。子供に向かって。
子供は日本人でも、小さいころは喉発音だから、その音の上下にまどわされず英語を正しく発音することができる。が、大人がその英語を聞いて繰り返すと、イントネーションだけを真似てしまう、、、のだ。
ところで、私の姪(メイ)は3歳ぐらいなのだが、まだ喉発音で日本語を喋っているから、きんきんしたような日本語を喋っている。大人の日本語にはある明瞭さ、喉で切ったような「はきはき度」が低い。
で、聞いたのだが、ラ行がまだうまく言えず、ヤ行になってしまうそうだ。例えば「広い」が「ひよい」になるんだって。これは喉発音だから、口発音を駆使しないといけないラ行が言いにくいということがひとつ。あと、喉発音でも言いやすい(英語的になるだろうが)ゲップエリア発音のYを代わりとして使っているということだろう。
これを直そうとする必要はないだろう。口発音に移行すれば、自然とラ行が言えるようになるだろう。
あるは、ラ行などを直される過程において、日本人は口発音に移行していくのだろうか???
鶏が先か、卵が先か?というような話だ。
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かずさん、今日は。聴覚障害者の人たちの声が、健常人と違うのは、幼少期のまま来ているせいなのかなとふと思いました。だとしたら「日本語口」なる訓練法がいるのかなあ。
ネイティブメソッド(いちおう名前がついております)の応用が各分野で激しく起こることを待っております。
全く同感です。日本人女性が悪いのではなく、日本人の英語学習者に対する英語ネイティブ達の教え方が変なのでしょう。少し英語の話せる日本人女性が喋るのを聞くと、アメリカのテレビ漫画の派手なアクセントとイントネーションとそっくりな人が多いです。
数ヶ月前に気づいたのですが、英和辞典の発音記号には必ずアクセント記号が添付されていますが、有名な英英辞典には、そんなものは無いですね。これは、英語ネイティブ達は、単語のアクセント・ストレスの位置なんか気にしていないからでしょうかね?
最近気づいたのですが、英語ネイティブ達がお互いに喋っているのを聞くと、単語のアクセントの位置なんか結構、無茶苦茶ではないでしょうか? カズ先生は、どう思われますか?
それでもコミュニケーションがとれているのだから、十分ではないでしょうか?
ひょっとして過去の日本人は、自分たちの英語がネイティブに正確に通じない原因が、喉発音と3ビートから外れていることであるのが分からなかったために、その原因を単語のアクセントと文のイントネーションであると妄想し続けていたのでしょうか?
もしそうだとしたら、人間の集団妄想とは恐ろしいものですね。