多くの人が英語の音がかっこよいと感じて、勉強にも熱が入る人がいる。日本語の音がかっこ悪いというわけでは、もちろんないが、西洋人は声優でなくても、声が渋い、深い、立体的だ。結局のところ、首の根元から口までのながーい楽器を、リラックスさせて使っていることが原因である。
日本語の音がかっこ悪いわけでは絶対にないが、英語を喋るときに、声が平たいと、なにか、イメージが違ってくるのかもしれない。アメリカでテレビを見ていると、日本人はふつう、「調子者」という感じのキャラクターとして出てくることがおおい。NBCのドラマに出てくるヒロ君もそんなキャラクターだ。
あ、日本人、というよりは日本人男性である。機関銃英語のエッセイで書いたが、やはり日本人男性が英語を喋るときに声が高めになる場合、海外の人は、その*意味*が分からないのだろう。我々としては、丁寧になるときに、やはり声を高めにするのがどうしても普通に思えるのだが。
意味が分からないから、お調子者の役が多いのだろうか?
最も当たらしいケンタッキーフライドチキンのCMでは(アメリカでです)、日本人の男性二人が意味なく、侍?みたいな格好をして、ちきん!と日本語英語で叫び、体をくねくねさせて踊るのだが、なんか馬鹿にされているようでいやだ。
そういうことを逆手にとって、あえて日本語英語でカナダのラジオ局に出演した人がいるそうだ。以下のものを紹介してもらいました(MIXIで)。
カタカナとか発音とか言う前に声の質自体が決定的に違うという点を考慮にいれて聞いてみて。そしてその違いが口と喉の違いだと思ってきいてみて。ちなみに、ネイティブの人はDJだからこういう声ということではない。
http://emedia.edge.ca/podcasts/dbs_podcast_2008_09_66.mp3
これ聞いておもったんだが、イントネーションをがんばりすぎると、声が高くなるのかなあと思った。