本日、読売新聞の1面に広告(左半分です)が出ておりました。うちの親父がスキャンして送ってくれました。
最近、機関銃英語の人気が、英語という分野全般で出てきたので、どんな本と機関銃英語はしのぎを削っているのかな?とアマゾンのランキングを見てみました。おー、文法の本で大人気なのは、石黒先生(当時同志社)ではないか。ゼミ生ではなかったのだが、友人二人がゼミ生だったのだが、就職の情報を教えてもらったりしてお世話になりました。覚えてらっしゃらないだろうなあ。
語彙の本が強いですなあ。語彙を覚えることは大切だし、覚えられるのだったら、勉強スタイルでつめこむのはよいと思いますが、ネイティブは3歳でも英語が聞けて、しゃべれるのだ、、、という基本にもどってみましょう。
英語の音が聞けるためには、語彙は必要ではない、、、と。
まずが音が聞ける、、、そしてその聞き取れた単語をたまたま知っていれば、意味が理解できる、、、と。
ところで文法も言われているほど、意味の理解に関係ないように思うこのごろ。
受験のリーディングで言うのは、スラッシュリーディングだとかいうやつで、どの単語がどの単語とどういう関係になるのか、どこからこどまでが句かを意識せよ、、とかいうことだけど、そんなに言うほど大切かなあ????
いや、まじで、ある日、単語の順番を変えろという問題を見ていて思ったんだが、順番変えなくても、なんとなく意味が分かるように思ったぞ。
日本語ではそうですよね。
朝 学校へ 私は 行きます。
学校へ 私は 朝 行きます。
もっとやってみると、、、
へ 学校 は 朝 行ますき
絶対にわからんかというとそうでもない。
文法(語と語の関係)はそんなに関係ないよね。英語でも同じようなもんですよ。
I go to school in the morning
In the morning school I to go
school in morning the I go
確かに正しくはない、、、でも意味は分かるでしょうが。(I LOVE YOUとYOU LOVE Iとすると全然通じないというが、そうでもないとおもう。というか、そんな間違いなかなか、しようと思ってもできないのじゃないか。)
***
機関銃英語に書いてあった、最後の最後で使わなかった一文があるのだが、それはこういうものだった。
英語にしろ、日本語にしろ、理解するのは、道路標識を理解するのと同じ。
標識が見えて、その標識の意味を知っていたら、その標識をいちいち日本語訳しなくても、意味が分かる。
例えば、停まれのサイン。それをいちいち、頭のなかで日本語訳しないでしょう。
それと同じ。英語の聞き取りでも、音が聞き取れて、その音が聞き取れたおかげで単語が聞こえて、その単語の意味をもともと知っていたら、日本語にせんでも意味が分かると。
さて、何がいいたいのか。
語彙(や文法)というのは、単語帳的に覚える、、、という手も、もちろんあるが、普通は、使っているうちに、ダンダンと覚えてくるというもの。いや、覚えられるといったほうがいいか?なぜかというと、
我々(全員)の脳が非常にすぐれているから。吸収してしまう。
文法も同じ。英語を使っているうちに、聞いたことに基づいてパターンを勝手に脳が抽出しだす(はじめてホームステイをしたとき、そこの子供がBE動詞+SUPPOSED TO+動詞を連発していたが、そんなのは、文法書みなくても、なんとなく分かってきたし、自分でも使ってしまっていた)。
だから、大切なのは使うことである。使うためには、友達をつくることが大切だ。実際にしゃべれるとベストだが、そうでなければ、メールなどを英語で書くとか色々と手段はある。
一度、スペイン語で書き物をしようと努力したことがあるんだが、やりつめたあとに、会話が楽になった、、、という経験がある。あ、そうだ。メールだったか携帯の表示だったか、わざとスペイン語表示にしたら、なんとなくそれで語彙も増えたぞ。最初はちょっと恐かったが(全然何を押したらよいのか分からなくなるんじゃないかと思って)。
昨日紹介したカナダのラジオ番組だが、そのなかに、3つぐらい、喉革命以前は知らなかった単語がでてきたのだが、どれもこれも、テレビなどを見ていて何度も出てきたりするうちに、イメージ的に覚えてしまったものだ。
例えばMIDORIという名前が、BOOZですという場面が出てくるが、買い物をしているときに、よく、芸能雑誌みたいなのに、有名人の何々さんが、BOOZにおぼれているというようなことがよく書いてある。そんなのを見ているうちに自然と意味が分かる。いちいち、日本語で「酒」と覚えているわけではない。
我々の脳というのはとても機能がいいので、いちいち辞書をみて覚えなくても、使っているうちに出会うものは、使えるものとして脳の中に収納されるのだと思う。
語彙を覚えるためには、使うこと。使うためには、コミュニケーションの場をつくること。
生徒、学生の場合は、EXCUSEは通じないぞ。日本政府が、ものすごいお金を出して、海外から英語の先生を呼んでいるだから。(仕事をしている場合は、仕事から帰ってきて、それからというのは確かにタイギーことは確か。)
***
機関銃英語での勉強が楽しいとおっしゃった人がいるのだが、これはうれしい。こういうことではなかろうか。確かに音として聞き取れても、意味が分からん単語があるだろう。が、そうだったとしても、あ、でもこの単語の意味を知っていたら、意味が100%わかるんだろうなとか思うと、楽しいはずだ。じゃ、覚えてみようとか思うんじゃなかろうか。
大学のフランス語を勉強しているときに、絶対に聞き取れないと確信したために、勉強が全然、おもしろくなかった。この逆じゃろう。
***
ところで、文法が大切でないとか、文法はむちゃくちゃでいいといっているのではない。文法は、会話や読書から抽出して、自分のものにしよう!と言っているのだ。