本日はMONOというバンドを紹介します。日本人のバンドなのですが、海外でも人気のようです(そういうことがありえるんですね!)。公式サイトは
http://www.mono-jpn.com/j/index.html
私の友人がこのバンドのマネージャーをしているのです。このかたなしに、私達が三修社さんと出会えたかというと「?」というエピソードがありますが、その話はまた今度。
数年前のMONOの全米ツアーのときに、この友人からCDをもらいまして、最近、聞きなおしていますが、MONOの魅力について書かねばと思いました。
歌詞がない曲で、ギター、ベース、ドラムなどなどで盛り上げていくスタイルです。オーケストラと一緒に演奏したりもするみたいです(上のHP見てみてください)。
一言、いや二言でいうとこんな感じです。
1.宇宙の果てに音楽が流れているとしたら、きっとそれはMONOの音楽だという感じ。聞いてもらえば分かる。
2.聞いているうちに、聞いている自分が主人公になってしまう感じがする。時間を忘れ、自分自身のことを考えこんでしまう感じ。不思議です。
2について。うーん、逆(?)があるとすると、アメリカのTAYLOR SWIFTさんかな。彼女の音楽は彼女の体験を通じて、人類普遍なテーマが語られて、そして、うーん分かる分かるという感じで、聞いている自分も一緒に主人公になるかんじ。MONOの場合は、聞いているうちに、彼らの世界にのめりこんでいって、それが不思議と自分の世界なんです。
思うに、本能に訴える音楽って感じなのです。すーっと頭の本能のなかに入り込んでいて、いつのまにか、自分がそのなかに入っていってしまう。そして、自分自身の昔のこととかが不思議の頭にわいてきます。
私の場合は、自動車の運転をしながら聞いているのだけど、あれ?っと思ううちに、目的地に付いてしまっている感じです。
非常に不思議なのは、私はどっちかというと歌詞がある音楽のほうが好きだし、ギターもハヤ弾きスタイルが好きなのです。でも、ぼーっとしているうちに、CDが終わってしまっていて、え?もうついた?って感じになっている。そして、ものすごい思索にふけったって感じがします。
自分のなかに、自分は歌詞のない音楽はあんまり聴かないという反抗があるはずなのに(退屈だったら曲を飛ばしてやるぞ、、と思って聴き始めるのだが、、、)、一旦始まると、CDが終わるまで、回しきってしまっていて、あれ、終わった?って感じ。
ものすごい魅力的な音楽です。さらに、外国でかなりの観衆を集めているみたいです。そんなバンドがあったとは!一体、何事なんでしょうか。
昔(90年代の最初ごろ?)、大阪の少年ナイフが日本を知っている外国人のあいだではやったことがありますが(日本でコンサートしたら、外国人のほうが多かったと聞きます)、あれは、ヘタウマと、カタカナ英語で歌うギャグ的に面白さが受けたということだったと思いますが、MONOは違いますね。
聞く際の注意ですが、YOUTUBEなどでてっとりばやく聞くのと、じっくり聞くのでは印象が違う感じがしますから、じっくり聞くのをお勧めします。