結局のところ、発音って「ものまね」だと思う。

犬の鳴きまねと英語ネイティブ発音の練習って、同一だと思う。結局のところ、口で発音すると、どうしてもカタカナになってしまう。犬の鳴き声もワンワンになってしまう。ところが喉発音(厳密には口10%、喉90%ぐらい)でやれば、喉をフルに使えるわけだから、まね能力がものすごくUPするのだ。

天満さんにしても、RONさんにしても、あるいは小林克也氏にしても(どこかで氏は有名ディスクジョッキーの真似をしていたと聞いた)、まねがうまいのだが、これは発音練習の原点じゃないかと思う。

喉革命以前から、天満さんもRONさんも、そして私自身も喉発音をしていた(とはいえ、私が使っていたのはせいぜいアクビエリアまで、、、天満さんやRONさん、そして小林克也さんはゲップエリアまでつかっていたんじゃない?)。だからネイティブまねが成功したのではないだろうか。

普通の人は、真似ようとしても、二つのことに気をとられてしまう。音の上がり下がりと、強勢(音の強さ)だ。この二つのことは実は誰でもできること、、、なのだが(くやしいけれども)、誰でもできるからこそ、この二つの要素に気をとられてしまい、肝心の音の音色、、、というか核心となる喉音に注意を払うことができなかった、、、のではないだろうか。でも喉だ、、、そうだそうだ、、、ネイティブの声って逆立ちして聞いても喉音だ、、、ということが分かって、自分でもできるようになると、英語の音の聞こえ方が180度変わってくる

喉(と3ビート)が発見された現在となっても、音の上がりさがりと強勢を重要視する従来のアプローチはしばらくは続くと思うけど、このアプローチは、姿を変えた「暗記問題」だということに早く気づいてほしいです(ああ、またこのテーマを書いてしまう、、、2段落だけつきあってください)。

だって、繰り返すけど、音を下げたり、上げたりすること(ピッチ)、あるいは強く読んだり弱く読んだりすること(強勢)は、誰でもできるんだけど、要は、英語でよく使われる単語、まあ5千語から1万語ぐらいかな、において、音程と強勢を暗記するということ、、、ですよね。

文にいたっては、読み手の感情によって色々変わるんだから、どのイントネーションのパターンが正しいといえない。何億と、無限大に存在する文のそれぞれに、なんらかのイントネーションのパターンを覚えよう、、、というあまりに不可能なものになってしまう。で、英語って平らによんでも通じる、、、という性格を持っているわけだから、何億ものパターンを覚えよう、なれよう、、、という試み自体が、、、、やや無理というか無駄というか(ああ、また書いてしまった。受験生の皆さん、ごめんなさい。)

ところで、、、

皆さんのなかに犬を飼っている人がいたら、ぜひ天満さんの犬真似の音声をきかせてみてほしい。ぐーたら寝ていても、一瞬にして、天満さの犬声に反応すると思う。同時に、口発音でワンワンというのを聞かせても、ちっとも反応しないだろう。

喉は喉を呼ぶのである。

あ、ちなみに、ネイティブは他の種類の英語のものまねがうまい。ものすごく面白いコメディアンDave Chapelleがいる。黒人のコメディアンだが、顔を白くぬって、白人のニュースキャスターのものまね?をするのだが、標準英語をまねる、、、ことをネタとして笑わせる。

前からおもっていたんだが、この人だけじゃなくて、ネイティブは英語の他の変種のまねがうまい。アメリカ人がイギリス人の真似をすると、めちゃくちゃ似てる、、、と思う。喉をフルに使うからだろう。

PS

この記事を書いて思い出したことがある。高校生のころに、田原俊彦(当時の人気歌手)のものまねをしていたことがある。そのとき、今思えば、喉でやっていた!喉のほうに重心をかけるかんじで、としちゃんの真似をしていた、、、ことを思い出した。日本では、ものまね歌合戦というのがあって、とてもうまい人がいるが、あの人たちは喉発音がうまいのではなかろうか。

ちなみにアメリカにはものまね歌合戦はない。なんとなく、誰でもできるから、、、じゃないかなあ、、、という気がしている。

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