喉
試験とは
専門で試験というかテストにまつわる統計学をやっているので、テストに関しては考えることがおおいが、一つには、テストスコアが本当に計りたいものをはかっているか、、、という問題がある。これをEXTERNAL VALIDITYという専門用語で呼んでいるがそんなことはどうでもよい。 大学入試について私が問題だと思うのは、入試自体が大学のビジネスになっている点である。お金をすいあげられてしまう。私も高校教師をしていたが、当時生徒一人30万円ぐらいは私立大学の入試料として払っていたと思う。私にしても、関西大学に15万円か10万円か、行かないのに入学金として納めた記憶がある。ちょうど同志社の合格発表の数日前かなにかに、その入学金納付のしめきり日が設定していたからだ。 そこまでやるか、、、、。 といきどっていたら、高校教師をやっていたときに、同僚の先生が、「先生、高校入試でも同じようなもんですよ」と言っていて、はっとした。あ、そうか、入試の採点のお手当てとして金一封もらったりできるのは(もらう立場としては、うれしかったけど)、あれは受験生の親のふところからきているのか、、、と。 なんとかならんものか。
だから赤ちゃんが言葉を喋れるようになるのである
喉実践者さんのKさんの音声を昨日聞かせてもらった。うーん、よくなっている。喉革命をされて、それから実践で使われていたので、洗練されてきている。 氏がおっしゃったことで皆さんにも役に立ちそうなことがある。それは、最初のころに氏は、英語発音を直す=個々の音を直す、、、というイメージがあったが、私たちの指導では、個々の音がどうのこうのというアドバイスの前にまずは全体的に深くしてくれ、、、というアドバイスだったわけで、それを実行したら、全体的によくなった、、、ということだった。 まさにそのとおりで、最初の最初に送ってもらう音声(喉の練習素材である弁当パッセージ)というのは例えばだが、PICKLESのKのところにいらない母音がついていたりする。PICKULESみたいに。 喉発音が全体的にまだ浅いときに、そのことを指摘しても無駄なのだ。まずは深いところで発音できないと、そのいらない母音を捨てろと指導しても無理。子音のKを独立して発音するためには、喉で発音しないと無理だからだ。 従来のやりかたは個々の音がそれぞれものすごく違うというイメージがある。だから、個々の音をいちいち指摘して、直そうとする。ちょっとづつうまくなるというイメージがあるからだ。 例えばPだと、スイカの種を遠くにとばすようなイメージだとか、はちゃめちゃなことが書いてあるわけだ。日本語を強く激しく言えば、英語になるというものすごく単純な発想だが、これは明治以来、富国強兵のなかで、発生したラジオ体操とか、ナギナタの練習とか、そういうものの名残ではないだろうか。我々の学習文化は無意識のうちに、そういうやり方を真ととらえてしまうのである。 そういう文化は常に権力を持つもの、弱いものという構図があり、またその構図は「就職」という制度でバックアップされているため、簡単には突き崩せない。私が、このことを書けるのは日本で就職する必要がないからである。 従来の真とされていることにいちゃもんをつけると就職ができないのである。 逆に喉のパラダイムではどの音も単に喉深くから出せば出る、、、という非常にシンプルなものだ。それどころか英語以外のヨーロッパ言語も同じやりかたでできるのである。 従来のパラダイムでは、個々の音がものすごく違う、、、とういイメージだ。喉のパラダイムでは音は単なる音で、喉でまねりゃいいんでしょ、、、となる。だから赤ちゃんが言葉を喋れるようになるのである。 最後に、先日、今日本で英語(そして自然に話されている英語)を100%聞けて理解できているのは私だけではないか、、、という素朴な疑問を発したのだが、いろいろとメールをいただいた結果、もしかしてそれは本当ではないか、、、という気がしてきている。だとするとセンター試験などで聞き取り試験をするのは反則ではないだろうか。だって、誰も聞き取りができないのに、試験をするとは、、、やはり反則ではないだろうか。 まずはメソッドがあり、それが国全体で指導されてから、そういう試験は可能になるのではないだろうか。 私だけができるというと傲慢のようだが、実際、アメリカに住んでいて、日本人以外のほとんどの外国人は、少し住めば、誰でも聞き取りが100%できているのである(もちろん、生活が大変で英語どころで無い人はいるが、それは例外とされてもらう、、、ただそういう人でも、音自体は聞こえているようだ。)。 ロシアから移住してきてたった数年という人でも英語で映画をみて大笑いをしているのである。それは喉と3ビートを母国語でもやっているから、聞こえるのだ。住んでいるうちに意味もわかってくるのである。
英語の100%聞き取りができる人がいるの?
ちょっとアホなことを書くかもしれませんが、、、 在米生活の長いいろいろな友人(日本人でノンネイティブに限る)に聞き取りが100%できるか?と聞いているのだが、できないという。10年、15年住んでいる人たちだ。そういえば30年すんでいる人も映画がわからないといっていた。最近、また、ものすごく英語ができる人(在米)に聞いたら(英語喉はまだ読んでいない人)、やはり100%は無理だということだったので、改めてびっくりした。だいたい、みんなが言うのは仕事関係ならば、なんとなく想像しながらだいたい理解するということだった。 もしかして、100%聞き取りって誰でもできていないの?もしかして、日本人で俺だけ?って本気で思った、、、。(喉実践者は、音としては全部入ってくるといっている人が多いが、時間がたてば、意味も100%分かってくることでしょう)。 100%聞き取り(音と意味)のできるかたご一報を。天満さん、RON氏、雨氏とかなら、できそうだけど、どう? もし、喉以前に英語の100%聞き取りができていたのが私だけだったとすると、センターテストや受験でリスニングの問題を出すのって、いけないこと、、ですよねえ。だって、自分もできないのに、人にその課題を課すなんて反則でしょう? 私自身はなぜか喉なしで米語なら聞き取り100%に1994年ぐらいになっていたのだけど、イギリス英語とかに変わると理解度が低下してた。いや、まじで。 喉+3ビートで、どんな種類の英語でも音が聞けるようになりますよ。でやっているうちに意味も分かってきます。 日本人以外の世界のほとんどの人にとって、「喋る」より「聞く」ほうが楽なんです。英語を聞くのは、ロックを聴いたりするのと同じなんです。 でも日本人って逆の感覚ですよね。喋るより聞くほうが難しい、、、って感覚がありますよね。 喉をやると、世界の人々と同じになります。聞くことは聞けるんです。だって、クラシック音楽が誰でも聴けるように、英語も音なんだから、なんでも聞けるはずでしょう? だから、聞くより喋るほうが難しくなる。 喉を終えた人から、聞けるけど、喋るのに苦労してます、、、というメールをいただくことがあります。 じつは、それが普通なんです。以前はそのレベルにも達さなかったわけです。土俵の上に上がっていなかった、、、、という比喩がよいと思います。 なんでこんな話をしたかというと、まだ喉をせずにとにかく英語を聞きまくっている学習者の皆さん、、、、皆さんは、そのタイプの特訓を以前に実践した先輩がたは、少なくとも5年、いや10年やれば、聞き取りができるようになっている、、、という仮定に基づいて、自分もがんばっていると思うのです。実際は、聞き取りができる人ってものすごく少ないんですよ、、、ということが言いたかったんです。聞き取りができているというより、なんとか聞けた部分をつなぎあわせて想像している、、、というのが多いのではないかということです。 ぜひ喉と3ビートで早く楽になってください。応援しますので。