喉
英語喉の沈黙
まずはお二人へのコメントから。 MITCHさんとMITCHYさん。名前が似ているけど、偶然です。 MITCHさん 私の音声アドバイス www.estat.us/blog/mitch.mp3 (天満さんもアドバイスされていましたね) MITCHYさん 私の音声アドバイス http://www.estat.us/blog/mitchy.mp3 言語学者のソシュールが、何年か、まったくの沈黙の時期があったということで、ソシュールの沈黙という感じの本があったと思う。 英語喉の著者の一人である私も先週から沈黙していたが、それは、引越しをしていたので、ネットのコネクションがなかったからだ。今朝、つながった。アフリカ出身のテクニシャンが来て、「あなたの名前を見て、アフリカの人だとばかり思っていたよ」とのこと。彼の苗字も、日本人の名前に似ていた。 コンゴ出身でフランス語を喋るので、私もフランス語で応酬した。 外国語のポイントは、語彙を増やしながらも、その点で知っている語彙、表現を使いながら会話することだ。少ない語彙でも、知っているものを使ってとにかく多様なる世界を説明するのが大切。I LIKE~~だけでも、ものすごく多様なことが表現できる。 今週末、日曜日に3人のかたを直接教えることが決定した。去年の経験から、2時間ぐらいでいけるという自信を得たので、楽しみだ。 一つ楽しみなのは、今回は、「同級生みたいな感じでリラックスしてください」という説明をしなくてもよいかもしれないということだ。ゲロをする感じで声を大きくしてください、、、と言うことで、いけそうな気がしている。 なんと教えるという行為は、さまざまなる改良を教え方に加えないといけないことだろうか?教えることが職業のかた、説明でも色々ある、、、そして説明AよりBのほうが効果的、、、とか色々ある。しかし、学校教育においては、生徒数が40人ぐらいいたりして、事実上、この説明だったら分かってもらえたとか、そういうレスポンスがないのがツライところである。 ジーナはダンスを長くやっていたので、このことは当たり前のように知っている。私は英語喉を教え始めてやっと強く意識しはじめたことだ。 ロザリンというDCに近いところに引越したので、今後は日本人コミュニティーと近くなった。前はフェアファックスということだったのだが、アジア系が25%で殆どが韓国人であった。 やはりポイントは、喉発音を体験して、体感してみる+英語が遅いのだということをシラブルに合わせて手を叩いたりして、これまた体感すること。とくに後者だ。そして、この効果は、瞬間的である。 ちなみに、そのかたがたが、知り合いのかたが喉セミナーに参加されて(誰だったかまだ聞いていない)、そのかたの英語が、自分たちの喋っている英語と違うということで、英語喉の存在を知るにいたったということだ。 これはとても理想的なる喉つながりだと思う。 結果が大切だということだ。 さて、昨晩、犬の散歩をしていると、日本人笑いをしている二人の若い女性が近づいてきた。夜なのでよく見えないが、笑いが日本人なのである。で、近くになって、分かったのだが、二人は中国語を喋っていた。 なるほど、口発音ぎみなる言語、中国語、韓国語、日本語は、笑いも口発音なのだな。
BとVの発音の違い 言える?聞ける?
そもそも、日本人はBのほうがVよりも、簡単だと思っているかもしれない。でも日本人の幼児は、口があまり安定していないので、Vのほうが簡単っぽい、、、ということは以前報告した。 THの発音(THEのTH)は、舌きりスズメメソッドというのを紹介したが、同じやり方でVも発音できるのではないだろうか?上の前歯を包丁とかカッターの刃だと想像してみよう。それをおそるおそる下唇に当てる、、、しかし当てるときに、当てるぞ!と思ってあてるというより、そもそもボケーとしているときに、当たっている感じで当てるのだ。 口を閉じたときに、そもそも、上の前歯と下唇は触っている。その感じだ。 さて、やはり言えれば、聞きやすいだろう。本当の音が言える人は、その音の特徴をよく理解できるだろう。体感できているだろう。だから聞いたときも聞きやすいのではないかな。 Vを聞く時に、その唇あたりに発生する摩擦的な音ではなく(おおげさにやっているとそうなる)、唇、口、舌、喉などが全体的に振動している感じの音を聞いてみよう。特に喉の音を聞く感じがよいのじゃないかな? BかVかのテスト 音声で www.estat.us/blog/VB.mp3
摩擦VS振動 空気VS身体(肉) とても重要なので必ず読んでください(音声も聞いてください)。
今日は、とても大切なことを書く。以前、よし川さんが、英語喉は、比喩の宝庫となりえるというような表現をされていた。 昨日から今日にかけて、私は口VS喉に相当するような、二項対立的なる概念を発見するにいたった。昨日、THの発音方法の動画を取り直していて気がついたものである(これが動画 これは後で見てください。)。 その二項対立とは、 摩擦VS振動 空気VS身体 というものだ。従来の音声学とか、あるいは日本人が思い込んでいる英語の発音方法は、摩擦で音を出すという感覚であり、それは空気のふるえである。例えば、Sを発音するときに、口の中でするどく音を出せと、従来の発音指導者は(自分の発音は隠したままで)指導するが、それは、するどく息を吹くことで、口の中の空気を摩擦させるという考えだ。THの発音であれば、上の前歯と舌の間に、するどい摩擦を生じさせるといい、、、という考えである。しかし、これらは正しい発音ではない。 英語喉においては、震えるもの、響くものは、肉体自身であり、身体であり、まあ首・喉である。肉であるところの、首であり、喉である。もちろん、首の中の空気道にある気体自体も振動するであろうが、気持ち的に、響かせるのは、おのれの身体の一部である。 空気 VS 肉体=身体 は、全く異なる発音・発声方法である。 そして、空気を振るわせることは、摩擦、とくに擦という感じで表される現象を指す。 肉体を振るわせる、響かせることは、「振動」という言葉が適している。英語でいうなら、 従来のアプローチが目指すものは、空気のFRICTIONであり、英語喉のアプローチは、肉体のVIBRATIONである(そのさいに、空気は絶対に震えないということを主張するものではない)。 これは、音声で違いを聞いてもらうと分かりやすいので、このあとにお聞かせする。 ところで、イキナリだが、英語喉1号さんが、以前から、喉発音はできている感じなのに、それが正しい発音につながっていないという指摘をさせてもらっている。 それは、ずばり、喉1号さんが、首の空気を振動させることはしていても、肉体、とくに、首の底付近の肉を振動させる、響かせる、VIBRRATEさせるということができていないことから来るのではないかと思う。 しかし、喉1号さんが、肉を振るわせるのが喉発音である、、、というイメージを持って、再チャレンジされると違いが出てくるのではないかという予感だ。 さて、皆さんの中に、管楽器を演奏される人がいるだろうか?例えば、トランペット。あれって、管楽器の中の空気が震えているの?あるいは、楽器自体が震えているの?もちろん、両方だとは思うが、実は、管楽器自体、メタル・鉄?の部分がかなり震えているのではないか? ギターは、弦とギターの木自体がかなり響いて音色を作っている。結構、弦の役割は大きい。 これと同じだ。英語発音は(そして日本語発音も同じような気がするのだけど)、肉体が、喉が、VIBRATEしているのではないだろうか? 音声学者は根本的に、観察を間違ってしまい、空気が擦れることが音色発声のメカニズムだと思いこんでいるのではないか?そして、舌の筋肉を鍛えると、その擦り方がネイティブに近づくと思い込んでいるのではないだろうか? それでは音声で説明。 www.estat.us/blog/nikutai.mp3