反英語イデオロギー論 + 兵庫県の人

私は大学生のときに、以下の論文を書いた。 https://drive.google.com/file/d/1XlhiOcS5rI_LUwjGOTf7ghSdHGnIcr9M/view?usp=sharing 英語がイデオロギーだという学者を批判した論文である。アメリカ人のように英語を喋る必要はないというような、昔からある変な論調を批判したものである。いつの世になっても、この論調は顔を出してくる。三羽さんが、紹介されていたが(http://ahalfyear.blogspot.com/2011/02/blog-post.html)、茂木さんと斉藤さんが、またしてもそのような論調で盛り上がっておられるようである。 昨日も、吉田氏が、「アメリカ人のように喋る必要はないのだ」とおっしゃっている動画を紹介した。 私はあえて言うが、ある一つの英語の変種をとらえて、それをマスターするのが無難であり、アメリカ英語の標準版(英語喉が説明しているもの)が無難だ。 なぜなら、アメリカ標準英語にはヘンな癖がないからだ。アクビエリアとゲップエリアを適当に使いわける練習をしたあとで、今度は、気持ち的には全部、ゲップエリアで喋っている感じにすると、アメリカ標準英語になってしまうからである。これは色んな移民が混ざり合わさって、一番、無難な英語が誕生したと考えると自然だろう。特的の民族に固執したような要素が、アメリカの標準英語にはない。 別にイギリス英語でもよいが、イギリスの標準的英語は、日本人が思っているほどアメリカ英語とは変わらない。しかし、イギリス英語には、なにか癖がある。BBCを見ていると、しゃくっているような感じの癖がある。 日本語と英語が全然違う発声に基づくからこそ、英語喉をやると、日本人が一番アメリカ英語に近くなる。フランス人や、スペイン人は、それほど母国語の発音をいじらなくても通じるので、いつまでもフランス語的でありスペイン語的であり、またそれらを直す必要が本当にない。英語をある程度勉強した人はまた聞き取りには問題がない。音としては、勉強しなくても聞こえている。 DERWENT氏(高校3年生)が、喉をやっていて、例えばすでに吉田研作氏よりも英語の発音がすでによくなっている。SINさんもDERWENTさんより3歳上だが、同じく、発音でいえば、国産ネイティブレベルである(今後は聞き取りをがんばるとのメッセージをいただいた)。二人とも、微妙に固めのところがあるので、スムーズさを大切に。しかし、それはぜひ外人の友達をつくったり、ガールフレンドをつくったりするなかで、つまり社会関係のなかでぜひ改良していくとよいと思う。文化なども一緒に吸収できるからだ。 発音だけじゃだめだとか、そういう言説が発生するのだろう。これからは、発音と聞き取りに関しては、誰でもできるようになるだろう。すると、ますます、「英語がぺらぺら喋れるより、中身が大切だ」という雰囲気が強くなると思う。 AKIさんが、私たちが生きているうちはたぶん喉パラダイムは広がらないとおっしゃっていたが、それは正しいかもしれない。喉でやると英語が学びやすい=水で自動車が走る、、と言っているようなものだ。 さて、そんな中私が注目しているのは兵庫県の人だ。前に英語喉は西日本の人に受けがよいと言ったが、正確には、大阪、京都ですでにかなり硬い感じのように思う。ところが、兵庫県あたりから、硬さが抜けてくる。 知っている、、、を神戸ではシットーという。やっているは、ヤットーである。なにやらこのあたりから、西日本では、言葉が軟化してくるように思える。 大学時代、電車で京都からヒロシマに帰ると、兵庫県の真ん中あたりから、いわゆる関西弁がヒロシマ弁的になっていったのを覚えている。おそらく兵庫は、どちらからというと固めの関西弁(東京弁ほどではないかも)から、中国語的なヒロシマ・岡山・中国弁に変わる地点なのだろう。 つまり、二つの言語文化圏のハザマにあるからこそ、言語に対してセンシティブであると言えるのではないだろうか??? 私はヒロシマだが、ヒロシマ弁が中国語に近いなんて思ってもみなかったが、本当だ。なにしているの?がナン*ショーンと2シラブルで言えてしまう。 これに気づいたのは、沖縄の放送番組、沖縄琉球学園さん(http://crm.ti-da.net/)が、地名の一部の谷をタンと呼んでいることに気づいたことだ。本土において、谷をタンと読む可能性はゼロである。そこで、沖縄の言葉は中国語に近いのか?と思った瞬間、私自身の母国語(?)であるヒロシマ弁も、かなり中国語に近いことに気がついたのだ。 ここで仮説。 オーで終わる方言は、中国語的であり、英語喉に抵抗がない。 例 兵庫県 知っている=>しっとおー 広島県 だからね=>じゃけんのおー アーで終わる方言は、硬い。英語喉になりにくい。 例 東京 だからさ~ 大阪 せやからな~ オ~は、脱力でも言えるように思える(発声がやわらかいことの状況証拠か?)。ア~はある一定の努力がいる(これも仮説)。 どうでしょうか? 東日本は東日本で東京から北に行くにつれて、また発声がやわらなくなっていくのでは??

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英語は英語でしかありえない。一種類しかない

文部科学省にて、英語に関するコミティーの座長をつとめておられる吉田研作氏のインタビューがあり、引用したい。 http://www.eltnews.com/features/interviews/2001/06/interview_with_kensaku_yoshida.html Our committee, however, made a distinction between two types of Englishes -- one at the level of everyday conversation and transactions (what in Cummins' terms might be called BICS), and the other, at the level required to conduct cognitively demanding interactions (in Cummins' terms, CALP). The former level of English is something that […]

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C-V-Cで最初のCVが日本語みたいにくっつきすぎないように 音声つきアドバイス

さて、最初は雑談から。以下は文部科学省で行われている取り組みで「外国語能力の向上に関する検討会」に関するものだ。すでに何回も会合が行われている。 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/082/maibo/1299778.htm しかし、何回、会合が行われようと、少なくともシラブル構造の違いを理解しないと、どんなに、税金をかけても、無駄であることは、英語喉革命をすでに経験している皆さんにはお分かりなはずだ。一体、一人の個人として、日本国民として、どうしたら、この文部科学省さんたちのプロセスに参加できるのだろうか? シラブルと喉発音を理解しないと、すぐに、中身が大切だとか、ディベートをさせろとかいう方向になる(これは提案されているようだ)。あるいは、韓国とか中国との習得語彙の数を比べてうんぬんという話になる。 英語喉というアプローチが、喉発音と3ビート(シラブルの読み方)を解明しましたよ、、、と叫んでも、声は届きそうにない。キムチをKI-MU-CHIと3拍で発音するのは日本人だけで、日本人以外は、KIM-CHIと2拍で発音します、、、と言ってもピンと来ない場合、私は絶望を感じてしまう、、、。てか、もう仕事があって、生活がちゃんとできている人にとって、国民が英語ができるようになろうが、なるまいがどうでもよいことなのだろうと思う。  さて、今日は具体的なアドバイスをする。C-VーCが英語のシラブルの基本である。日本語はC-Vが基本だ。かなり喉発音が定着していても、C-V-CがCV-Cみたいになっていないかチェックしてほしい。最初のCとVが日本語でそうであるように、密着しすぎているのである。すると、特にVが前のCにつられてしまう可能性大である。例えば、HAWAIIのHAのAはu_だが、HとAが密着すると、喉の深みが出し切れずに、u_が消えたような感じになる。 これを克服し、どんな音でも独立して出せるようになり、かつ音がつながれば、どんな状況でもネイティブ発音になる。ネイティブ発音は、日本語的発音よりも楽だ。喉でやってりゃあいい、、、という感じだ。 さて、コツとしては、ゆっくり発音して練習することだ。従来のやり方はまずゆっくりやって、次に速くやるということにとらわれすぎだ。英語はそもそも速くない。アメリカ人は、日本語を勉強するときに、まずゆっくりやって、後で速くやるなんて練習をしていない。日本人だけだ。言語のスピードになんらかの意味を見つけているのは。 さて、今日のポイントは、音声での指導が一番やりやすいので、そうすることにする。例としてHAWAIIを使う。日本語の「かわいい」を日本語初心者のアメリカ人が発音したときの音も例とする。 www.estat.us/blog/hawaii_cvc.mp3  

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