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発音できるとリスニングができるという言い方に3つめの意味があったとは
次回の英語喉ライブは 日本時間 10月15日(土)夜8:30~9:30 米国東部時間では同日 朝7:30~8:30 (その直後に用事があるので、さくっと終わります) テーマは、また決まり次第、お知らせします。 さて、これはさきほど、ニューヨークのKENJIさんとSKYPEでのインタビューです。KENJIさん、英語喉で留学生活は大成功だったようです! [audio:http://nippondream.com/file/rec_kj_13_Oct_2011_19_50_25.mp3|titles=rec_kj_13_Oct_2011_19_50_25] 直リンはここをクリック。 この土曜日に教えてあげる約束をしている日本人が、「いや、しかし、発音ができたらリスニングができるという理屈が分からない」とおっしゃったので、その人の感性がするどいと思った。 正確には、英語喉的には、「発音ができるとリスニングができる」というのは、天満さんもよく書いてらっしゃるように、自分で出せる音は、その音の特徴をよく自分でも分かるのだから、聞くときも当然分かりやすいだろうということだ。 しかし、私は、ロシア語だろうとフランス語だろうと、発音のことは勉強していなくても音としては聞き取れているので、厳密には、ちょっと違うのかもしれない。厳密には、音の音色の核が喉の奥の響き方で決定付けられているということを知って聞くと、これまで聞いていなかった部分が聞こえてくるということだろう。 そのときに、実際に言ってみると、納得がくるということだろう。 しかし発音できていても、自分のやっていることが頭で認識されていないと聞き取りはできるようにならない。 実は、英語喉以前のその言い方が、セールズのひとつの方法だとばかり私は思い込んでいた。 体育の先生が昔、速く走るためには手を速くふれと言ったのだが、それと一緒。 単なるうたい文句じゃないかと。 だって、発音ってのは人間は誰でも声が出せるので、練習している気分になれる。何か、暗記したり、繰り返したりすることに、かこつけないと、教材になりにくい。動的なもの、ダイナミックなものを、線的、字で表象可能なものに変えないと、本になりにくい。 だから、がんばれとか、繰り返しが大切だとか言っているのだと思い込んでいた。 しかし、もしかしたら、この見方は、違っていたのかもしれない。 私を含め、いわゆる英語が元々できたほうの人は、そもそも、最初に英単語を覚える時点で発音を覚えている。 しかし、そうでない人はカタカナで覚えている???? だから例えばLIKEという単語は、私は中学校のときからL-AI-Kとして暗記している。LA-I-KUじゃなくて。発音はネイティブと同じじゃなかったとしても、いちおうL-AI-Kだとして覚えている。 しかし、普通の人は、LIKEはライクと覚えているのではないか?そして、そのライクというのを実はL-AI-Kだよ、、、と覚えなおすのが、発音の勉強と認識しているということなのかな。 自分自身は、当たり前のようにLIKEはL-AI-Kと最初から勉強していたために(ラジオ英語会話の影響だろう)、そのようなプロセスがありえるとは想像もしていなかった。 私は、LIKEはL-AI-Kだというのをまず知っていて、そこから正しい音のLは何かとかを追求するのが発音を勉強することだと思っていたのである。 しかし、LIKEをライクと覚え、またあとでそれはL-AI-Kだと勉強し、そこからまた個々の音を勉強するとなると、時間がいくらあっても足りない。勉強量が気が遠くなるほど必要となる。やはり最初に勉強するときに、正しい発音を英語喉で身につけると早いだろう。 語彙を覚えばリスニングがよくなるというアプローチも気が遠くなるようなアプローチだ。英語喉ライブで喋っているネイティブの単語を調べれば分かるけど、簡単な単語しか使っていない。語彙がないからリスニングができないということはありえない。 まずは音として聞けること、そこがスタートポイントだろう。
圧倒的にネイティブな声を保つコツ、喉の奥に貯水池を感じてみよう
さっそく、英語喉ライブキャラのWILL氏がMASA RADIOに登場し、英語喉ライブの感想を述べてくれている。 http://nodo-journey.blog.so-net.ne.jp/2011-10-12 しかし、やはりネイティブの声は立体的でかっこいいですね。そこで、圧倒的にネイティブな声を保つコツを紹介します。以前、すでに紹介したものですが、もう一度、丁寧に。 喉の奥(首の根元)に水がたまっているようなイメージを持ってください。そして、その水をできるだけ静かに保ちます。 静かに保とうとすると、喉が自然に開いてきます。それは、おそらくゲロを出そうとするときの喉の動きだと思いますが、リラックスしたままで緊張感がゼロです。 英語喉では息をたっぷり使い、息と音を同じととらえ、たっぷり出すとしますが、日本人的にそれをやると、喉の力み、喉ブレーキがとれにくいのです。 そこで、息と音を水、液体としてイメージしてみてください。そして、その首、喉にたまった水を静かに保とうとしてください。とはいえ、たくさんの息・音・水を発生させますが、 重力の関係上、その水は、首の根元にたまります。 これこそが、げっぷエリアが定位置の感覚です。 うめぼしをイメージすると、口のなかで発生するつばが、首の根元の貯水池におちていく感じです。 それで、喉発音します。しゃべっていると、日本語の癖で喉ブレーキがかかってしまい、イメージした水がゆれそうになりますが、がまんして、リラックスしたまま、冷静を保ってください。 それでは音声で解説します。 [audio:http://nippondream.com/file/kaz_10_12_2011a.mp3|titles=kaz_10_12_2011a] 直リンならここをクリック。 この記事を読んで、ネイティブのように喋る必要はない、ネイティブのような声を出す必要はないと考えられるかたもおられるでしょうが、この声でないと、シラブルの数が正しくなりません。例えば、口発音だと、GROUPがどうしてもGU-RU-PUになってしまうし、英語が比較的うまい人なら、それに気づいて、GUとかPUを小さい声で発音してしまいがちになり、声が全体的に小さくなり、存在感が薄くなります。すると国際コミュニケーションが不可能になります。
発想の転換でリラックスを!アメリカでの剣道経験より語る
剣道を始めて2週間、これまで稽古に3回参加したのだが、日本と教え方が違う。アメリカの剣道は、リラックスせよと説明する。日曜日に参加したとき、いやになるほど「切り返し」の練習をさせられたのだが、リーダーいわく、その過程で体をリラックスさせるというのだ。 日本で6年間、剣道をやったが、リラックスさせるという発想は一度も聞いたことがないし、自分自身でも考えたことがない。しかし、そういえば、試合で1分、2分で、体がばててしまうことは経験していた。リラックスなんてしていたら、たるんでいる感じがして、逆に怒られてしまっただろう。 今思うと体に力がはいりすぎていたのだろう。 アメリカでジムに行って、ストレッチをするときに、体に力を入れるなと指導を受け、これもはじめてだった。そうか~。小学校のときなど、体が柔らかくて、体育の得意なクラスメートがいたが、あれは、体をリラックスさせていたのだな。 そのクラスメートは走るとき、ストレッチをするとき、跳び箱をするときなど、他の生徒とくらべてフォームが優雅だった。あれはリラックスしていたということなのだな。縄跳びだって、ずばぬけていた。あれも、リラックスして、エネルギーをセーブしながらやっていたのだろう。 しかし、なぜ体育の先生がそういうことを言ってくれたことはない。 いや、しかし、リラックスしてやっている運動が得意の人から見ると、他の人が力んでいることは分かるのじゃないか?それを黙っていたのかな~。リラックスするってのがコツだとばれると、自分の運動マンとしての地位があやうくなる?あるいは、自分では意識していないのかもしれない。 日本人は海外のロックシンガーが絶唱しているのをみて、シャウトスタイルと呼ぶが、応援団のように、りきんで発声しているとイメージしているのではないだろうか?あれは、リラックスしてあの声を出しているのだ。 ロックシンガーは、日本人の感覚で見ていると、苦しそうな顔をして歌っている。しかし、発想の転換をしよう。あれは、リラックスしようとしているのだ、、とイメージして、同じ様子を見ると、見えてくる。 リラックスしている、、というのが見えてくる。ジャニスジョプリンといえば、日本人の感覚では、絶叫スタイルの見本みたいだ。しかし、この動画をみて、実はリラックスしているんだ、苦しい顔をしているんじゃなくて、あれは、力みをなくしリラックスしている顔なのだと、洗脳するぐらいとなえて、この動画を見てみよう。 どうしてもそう見えないときのコツだが、この苦しそうな顔は、りきんでしまうのを一生懸命、防ごうとして、結果、こういう顔になっているのだと想像してみよう。そして、自分でカラオケをやるときなど、まねをしてみるのだ。 - YouTube http://www.youtube.com 思うのだが、日本のロックシンガーのアマチュアのあいだで、まず声をつぶすみたいな感覚があるのではないだろうか?結果、応援団のようながらがら声になってしまう。しかし、いまいち、外人のロッカーの声と違う、、、と悩む人がたくさんいるのではないだろうか?声をつぶしてはいけないのだ。大切なのは、リラックスすることである。 これは日本屈指のロックシンガー、スーパーフライだが、またしても、リラックスしているからこれだけの歌唱が可能となるのだ。 日本人の感覚で、横柄、ふてぶてしくみえる、いわゆる「外人さん」。あれは、リラックスしているのだ、、、と理解する。さらに、リラックスしていない日本人のほうが特殊であるのだと理解できれば(実際、動物は普段リラックスしている)、違って見えてくる。突然、普通の人に見えてくるのである。 この発想の転換が大切である。この発想の転換がないと、完全にリラックスできない。英語喉ライブのとき、私は、アメリカ人の声、そしてそのリラックス度を感じながら、その雰囲気を借りる形で、私自身もリラックスしようとする。 日本人同士だと、お互いの緊張感、テンションを借りてしまうので、硬くなってしまう。 この発想の転換があって、始めて、外国人を仲間とみなすことができるようになる。 さて、最後に、発想の転換のもうひとつの課題だ。 我々日本人は、アメリカ人、あるいは西洋人(あるいは韓国人以外の外国人)に親近感をいだきながらも、なにか、いまいち、近づきがたい印象を持っていないだろうか? 以下は、昭和の天皇陛下とマッカーサー氏の写真である。日本人にとっては、マッカーサー氏が、ものすごく威圧的に見える。この写真が戦後の日本とアメリカの関係を物語っているようだとするのが普通の日本人の解釈だ。 しかし、マッカーサーはただ単に普通にリラックスして立っているのだと洗脳するぐらい念じてから、それが見えるまでじっくりこの写真を観察してみよう。コツは、マッカーサーを単なるおっさんと思うことだ。 その感覚でもって、外国人と会話するのだ。そうすることで、完全なる平等な立場を得ることができる。それこそが、束縛からのLIBERATIONである。その感覚で英語を喋ろう。 今朝、ダッジ車で走行中、対面から来たダッジ車の白人のおっさんが、指でサインを送ってきた(クール!という感じで)。ダッジ車同士の間のコミュニケーションで、TOYOTAに乗っていたときは経験しなかった。こういうこと何回も経験するうちに、以前、アメリカ人が冷たいとか、日本人を差別していると思っていた自分を恥じる瞬間である。 さて、最後に、応用編だ。以下は日本人より日本人らしいと言われているダニエルカール氏の動画だ。これを見ることで一体、日本人のように見えるとは何なのかを考察しよう。 金曜日に、近所でベトナムラーメンのPHOを食べに行ったら、10人ぐらい日本人のサラリーマンがスーツ姿で登場したのだが、現場に緊張感が走ったかのようだった。ベトナム人や中国人も客にまじっているが、なんとなく、ローカルのアメリカ人と同じオーラを発している。しかし、我々日本人は、この上のダニエルカール氏がはっするオーラを持っているので、外国に出るとかなり目立つ。 アジア人のもつ緊張感をパロディーとして笑おうということなのか?GQマガジン(ファッション雑誌)の写真に、以下のようなアジア人が登場する。 このイメージを払拭するには、我々日本人がリラックスし、クールになるしかないと思うのでした。 がんばるぞ~~~。