January 2008

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なぜ渡辺謙氏(の英語)が世界で通用するのか

渡辺謙氏はアメリカでも大人気の俳優だ。氏の英語は喉の結構深いところをアクセスしながら喋っておられる。その喉発音が、音の質だけでなく、全体的ななめらかさを生み出しており、3ビートもよくできている。すばらしいと思う。 渡辺謙氏のインタビュー(英語) http://www.youtube.com/watch?v=LFZK4OuhfXs&feature=related

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シラブル再考

日本において実践用の発音教本には、シラブルの練習がほとんどない。また西洋においてもあまりない・あまり考えない、、、のだが、これは、西洋においてはシラブルが空気のようにあまりに当たり前であるからだ。 例えばだが、SPRINGという単語はヨーロッパの何人が読んでも、1シラブル、つまり1拍で発音する。フランスでは2シラブル、ギリシャでは3シラブル、、、ということは普通起こらない。(例外はあるのだろう。例えばBARBARAという名前はアメリカでは2シラブルだが、スペルをどまじめに読む場合は、それ以上になりそうだ。) 当たり前すぎて語られないもの、、、なのである。 なんで日本にきているネイティブの先生は日本人の英語をきいて、「シラブルの数が違いますよ、、、、」と誰一人として指摘しなかったのだろうか。これも、どうもあまりに当たり前すぎて、まさか、シラブルの数が日本人に分からない、、、ということさえ分からかったからのようだ。共著者のJEANAさんが「発見」するまで、シラブルが分からないから、日本人の英語が通じにくい、、、と意識的に考えた人がいなかったようだ。 でも、前にYOUTUBEでタンバリンでリズムをとりながら、英語を教えているJETのアメリカ人を見たことがある。彼の場合は、なんとなく気づいていたのかもしれないが、それでもシラブルに関して意識はしていなかったと思われるふしがある。 中国語を勉強している人たちはどうだろう。例えば「図書館」という単語を発音練習するとき、シラブル3つでやっているだろうか?中国人の先生が教えるときに、漢字一個を一拍で発音してください、、、と指導しているだろうか。もしかしたら中国人の先生にとって漢字ごとが一拍だということは、あまりに当たり前のことなので、意識にない可能性もある。 私自身、のど革命後数年になるが、今、英語を聞くときに、バックに、ダンダンダンって感じのリズムが聞こえる。喉革命後すぐには、聞こえなかったように記憶している。でも、実験者のかたで、すぐにこのリズムを感じられたかたがいた。 皆さんはどうだろうか。 中国語だと、このことが*比較的*分かりやすいのだろう。シラブルとシラブルのあいだがはっきりと切れている感じがするから。英語だと、シラブルとシラブルがスムーズにつながっているから、最初は分かりにくいのだと思う。 3ビートを実際に実践してみることが大切だ。自分でやっていると、聞こえてくるものだ(中国語の場合、やってみなくても、一度知ってしまえば、あまりにも明らかだから分かるだろう)。 で、音楽を聴いたりすると、ますますシラブルの存在が、あまりに当たり前に思えてくる。なーんでこれが分からなかったのか、、、と。音符一個につきシラブル1個、、、じゃないか、、、と。 サウンドオブミュージック(映画)を見られたかたなら、ドレミの歌で、先生が歌を子供たちに教えるシーンを覚えてらっしゃるだろうか。音楽とシラブルのことを考えると私はいつもあの歌を思い出す。 歌詞はここ。 http://www.stlyrics.com/lyrics/thesoundofmusic/do-re-mi.htm 別にこの歌で実感する必要はないんだけど、シラブルごとに一つの音符がASSIGNされている。 実際の歌はここ(YOU TUBE) http://www.youtube.com/watch?v=Q8WVxoldo8U 最後に、英語喉以前の世界では、英語の発音のうまい人、、、というのは、結構、細かいことに気をとられず、聞いたとおりに繰り返す、、、という実践をしていた人だったと思う。従来、英語のうまい人というのは、ロックを昔から聞いていたとか、洋画が好きだったとかいうタイプの人ではないだろうか。とにかく聞いて、聞いて、雰囲気を使む、、、というやりかた。 そのやりかただと、すくなくともシラブルを雰囲気的に体得できたのではないだろうか。完璧とはならないが、半分ぐらいは3ビートを実践できるぐらいになるのだろう。 ところが、細かいことを勉強し始めると、実は個々の正確な発音よりも大切であるシラブルの区切りに関心が行かなくなってしまい、逆に、発音をマスターするのが難しくなる、、、という非常にアイロニックな結果を招いてしまっていたのではないだろうか。 3ビートを意識して学び、無意識でもできるようになると(これは可能なのである。日本語を使ってなら3ビートは結構簡単にできるのが証拠)、発話の大部分において正しいシラブルで英語が喋れるようにある。

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声が違うということ

天満さんも最近のBLOGでとりあげてらっしゃるが、やっぱり声が違いますよね。外国人、、、というか西洋人、、、というか東アジア言語以外の言語を喋っている人たち、、、は。 この声が違う、、、という点で、それってたんなる声の質の違いでしょ、、、と一瞬は思われるかもしれないけど、やっぱりどうきてもこの声の質は音の核をなすもの。例えばRとかWとか、、、というかどんな音でも、やっぱりあの深い響きを持った音じゃないと英語にならない。 実際、声が平らなネイティブっていないですよね。女性でも男性でも立体的な感じがします。それはやっぱり喉という長い楽器を経て出てくる音なので立体的なんでしょうね。なんか音程が2オクターブぶんぐらい混じっている感じですよね。 逆に日本人には、たまに声が響く人がいますよね。小林克也さんとか。 英語ネイティブには、平たい音を出す人はいないけど、日本語ネイティブには、響かす人が0ではない、、、というのが面白いですね。平たい音だと、英語の核となるゲップ音が出せないという理由ですが、そもそも、平たい音をだす必要性がない、、、というのがずばりでしょうね。 以前、日本で日本に30年住んでいるというアメリカ人にあったんだけど、この先生は、口発音っぽい英語を喋っていた!慣れてしまったのかなあ。 あとあるネイティブの同僚がいて、そのガールフレンドが日系人なんだけど、友人のネイティブが彼女をネイティブと知らずに英語で喋りかけてきたときの話。 ものすごいロボティックな英語で喋ってきたんだって。同僚は、「おいおい、彼女はネイティブだぞ。だから普通の英語でしゃべれよ」と介入したそうな。 ネイティブはネイティブなりに、こんな風に喋ったら、日本人に分かりやすいだろう、、、ってかんじの英語があるんだって。 そういえば、日本人もそういうような日本語を外国人に使うことがありますね。英語喉でも紹介してるけど、「おちゃ」の発音を教えるとき、なぜか歯をむき出して、「おーちゃ」って発音してあげる、、、。 実際は、お茶を、そうやって表情つきで発音しても、表情抜きで発音しても、音自体はそんなに変わらないんだけど。片方がより簡単ってことはないと思う。 学校の集会で、「きをつけ」、「休め」ってやるよね。ずーっと思ってたんだけど、休めって言われて、休めをしても、全然、楽じゃないんだよね。 でも、学校を7歳で始めて、ずーっと、休めって言われていると、なんか、休んでいるってかんじがする。 それと同じでしょう。

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