November 2008
人づきあいのパターンが変わる 喉革命
最近、韓国人の話がよく出る。韓国、韓国というが、もちろん北朝鮮の人たちも口発音という点では同じなわけだから、朝鮮語話者と呼ぶと一番よいかもしれない。 やはり朝鮮語話者も、英語学習に関しては日本語話者と同じ運命をたどっているように思う。DCでは、会社とかのカフェテリアはきまって韓国系の1世がやっているように思う。どこに行ってもそうだ。特に年配のかたがたと英語を喋っていると、その苦労が分かる。 これは完全に通じていないなあ、と話していて分かる。はいはい、と返事をされるけれども、話が通じていないことがところどころで分かる。 これは日本人と同じで、ところどころ聞けた部分をつなげて理解しようとされているのだと感じる。で、話が通じていないのは分かるのだが、私としては聞き返すのが失礼に思えるので、うん、うんと話を合わせることにしている。 実践者でも複数のかたが、韓国人に英語喉的アドバイスをされたと報告していただいた。このブログのコメントでもテッチャンがそう報告してくれている。 あ、中国人の場合だが、これもあるかたが知り合いの中国人に英語喉をプレゼントされたのだが、音節の読み方は読まずとも、最初からあった読み方をされていたそうだ(とはいえ、音の流動性にはかけているだろうが、音節の数としては中国人は分かるのだろう。勉強しなくても。) アメリカに留学している人、したことのある人は分かるが、アメリカでの日本人と韓い国人の学生の連帯は強い。ズバリ、なかがよい。私も大学院自体には多くの韓国人の友人がいた。底辺にはやはり口発音言語を喋る話者ということがあるのだと思う。口発音が原因なのか、姿勢などもよく似ている。だから親近感が沸くのである。 で、私は、喉以前は、友人といえば、韓国人、中国人、そして日本に行ったことのあるアメリカ人が多かった。仕事はどこにいっても、JETで日本に行っていましたというアメリカ人がかならずいた。 ところが、喉以降、国籍とか日本に行ったことがあるとかないとか、関係なくなってしまった。別に、そういうことに関係なく知り合いや友人ができるようになった。 例えば今の仕事では10メートル歩いたところに、JETで日本に行っていた人がいる。以前であれば、日本の話をしたりしたのだろうが、今はそうでもない。あるいは、日本に興味のある人とランチをしたりする必要性もあまりない。 つまり、アメリカで話をするときに、相手が日本のことに興味があるかないかは、どうでもよくなったのである。まあ、ある意味で、いいことだと思う。周りの人を単なる人として見ているということだと思う。これも喉革命の一部だろう。 喉をネイティブ信仰だとか勘違いするが、ある意味で逆だ。喉で言えて、通じて、聞けるようになると、周りのネイティブが単なる普通の人になるわけで、ネイティブ信仰する必要が全くなくなるのである。 この記事が面白いと思われたらクリックしてください。ブログ人気ランキングです。 http://blog.with2.net/link.php?709532
仁和寺の法師を経験した 英語がネイティブ化しすぎて失敗した話
喉発音と3ビートで、逆に困ったという経験をした。以前、書いたのは、昔の韓国人の知り合いに電話しても、誰ですか?と気づいてくれないこと。声が変わったからだろう。KAZだというと、え、誰?分からない、、、え?ああ、カツか?分からなかったよ、、、と。 先日も非常に困った思いをした。黒人の料理というのがある。ルイジアナあたりで有名な料理で、伝統的にアメリカの黒人が大切にしてきた食文化だ。で、黒人の友人とそれを食べにいったのだが、それが黒人の料理だと分かったのは、後の話。知らずに行ったら、めちゃくちゃ値段が高い。ブランチ(朝ごはんと昼の中間)のバフェが40ドル、4千円だ。 特別な料理だと分からなかったのは、私の英語があまりにもネイティブ化しているために、アメリカ人が誰も私にそれを説明してくれなかった。そんなん言ってくれないと分からない。なんでこんなもんに40ドルも払うんだと思いながら、私は自分の見慣れたオムレツとか、ベーコンを皿にもった。 そう言われれば、なんかフライドチキンみたいなものとか、野菜を煮たようなものとかがあって、黒人の友人はそれを、ものすごくありがたそうに食べていたのだ。私は、なんで、ブランチにフライドチキンを食うの?とは思ったが、あまり気にとめなかった。あ、ボストンマーケット(という店がある)に売ってそうな食べ物だなあと思っただけだ。 そういえば、周りは全員がお金持ちっぽい黒人だけだったが、私は、それは、その場所(ユニオンステーション)に黒人の住民が多いからだろうと、勝手に解釈してしまった。 でも、そう言われれば、黒人の友人が、ものすごく感動した様子で、この場所は、昔、黒人の兵士が電車を待つのに使われていたんだと説明した。が、それが何を意味するか、あまり考えなかった。 つまりこういうことだ。その日は、黒人大統領が誕生(就任はまだだけど)して、最初の週末だった。そして、その場所は歴史的にものすごく意義のある場所で、昔、黒人と白人が隔離されているときに、その場所で黒人兵士が家族との別れをした場所。 だから、そういう歴史的雰囲気のなかで、黒人特有の食べ物を食べよう、、、というのがそのブランチの目的だったのである。 しかし、私の英語があまりにもネイティブ化していたために、そんなことは言わなくても分かると判断され(特にマイノリティなのだから)、私はその情報を知らされず、たった一人がその値段の高さに圧倒されていたのである。 なんたるぶざまな、、、。 え、そんなことはカズは分かっていると思っていたが、、、とあとでなぐさめられても、もう遅い。 昔、古典の授業で仁和寺の法師という話があったが、まさに私はそれだった。せっかく遠くから訪れた寺院の門のあたりだけを見て、それがご本尊だと勝手に理解して、帰郷したという法師の話だ。 喉の旅には、このような失敗がつきまとうが、今度は失敗しないぞ。むちゃ、高いブランチだったが、もう一回行かねばと思う。 カズさん、私がカズさんの立場だったとしても失敗したと思いますと思われたかたはクリックお願いします。ブログ人気ランキングです。 http://blog.with2.net/link.php?709532
土曜1時クラス終了しました
色々あったので、別々のエントリーにして書いたほうがよいだろう。 まずは、土曜1時クラスの喉セミナーが終了したこと。1ヶ月半ぐらい、週1で教えさせてもらった。3時組は来週が最後。うれしかったのは、やはり革命的な経験を受講生の皆さんから聞けたことだ。1ヶ月半までの間に1.仕事で英語を楽に使えるようになった。2.親戚(ネイティブ)と話をして、聞き取れた、3.野球放送が聴けるようになった、4.あるスピーチがだいたい聞き取れた、5.会社でネイティブに不平が言えるようになった、6.ホームステイ先の子供の会話がスムーズになった、、、、などなど。 一番面白かった感想は、韓国人と喋るときは、逆に喉発音でやると通じないので、口発音で英語を喋らないといけない、、、というやつだった。非常に興味深い考察だと思う。世界の歴史で初めて、口発音と喉発音を使い分けた日本人ですね、コメントした。 日本に長く住んでいるネイティブは、ちょっと似たことをしているようだ。3ビートの流動性をやや削ってちょと2ビートっぽく喋るんだって。友人(オーストラリア人)の彼女が日系アメリカ人なんだけど、あるとき、日本でネイティブが彼女に、そういう2ビート英語みたいなので話しかけてきたので、注意した、、、みたいな話を聞いた(おい、彼女はネイティブだぞと、、、その日本人用英語を喋るのはやめいと)。 アドバンストクラスをお願いしますという声もあったので、喉と3ビートをいかに会話で生かすかというテーマで続けて行こうと思う。 口発音と喉発音の使い分けの話が面白いと思われたかた、クリックしてください。ブログ人気ランキングです。 http://blog.with2.net/link.php?709532