February 2009

音程を気にするなゆーとるじゃろ

喉的に面白いことがあった。 任天堂DSって知っとる?それをもっとる人がおったんじゃ。そのソフトで発音を点数化してくれるのがあるんじゃけど、その英語会話は初心者の人がやったら、80点ぐらいじゃった。 英語が読まれて、それを繰り返したら、画面の横のほうにXXみたいなんがでてきて(特定なソフトを特定できないように伏字)、XXXなセリフとともに点数を出すんよ。 で、わしにもやらせてくれーゆーってやったら72点とかじゃったからがっくりきた。で、共著者もチャレンジしたんじゃけど、もっと悪くて62点ぐらいじゃった。ネイティブがよ。ネイティブが。 つまり、その英語会話初心者の人が高得点で、わしが次で、ネイティブがドベじゃった。 で、もう一回やろういうてねえ、今度は音程を合わせてやったんじゃ。そしたら全員が満点じゃった。 結局、音の高さを測ってやっとるんじゃろうねえ(スピードもかねえ)。これは製作しとる人も、知っとるはずじゃろうねえ。ネイティブがやったらどうなるじゃろうか、というのは自然な考えかたじゃろ。 音程合わせて、英語発音がうまくなる、、、というのは、まあ音声学の伝統では百点満点の考えじゃけど、それがほんまじゃったら、英語の歌は理解できんなるゆーことになるよねえ。 この不景気なときに、特定のソフトを批判したらいかんとは思うんじゃが、この批判は、このソフトだけじゃなくて、事実上、英語喉以外、全部になるよね。思うんじゃけど、確かに効果のないものが市場にまわって、一瞬は、短期的な意味での利益は作られるとはおもうけど、その売ったもの自体が学習者の中に価値(人的資本)を作りださんと、非常にこまる状態になると思うんよ。経済理論的にも。 例えば食べ物じゃったら、カロリーとなって、食べた人のエネルギーとなり、さらなる経済活動に価値がでるよねえ(2次的な価値と呼ぼう)。英語喉も同じで、効果がでたら、その人の経済活動を助ける。効果のないやり方の場合、特に精神論をともなって、何回も練習せーゆーんじゃけん、2次的な価値がないどころか、その学習者の時間をも浪費するよねえ。とはいえ、普通の人は、そういうのは飽きるからすぐやめるけどね(ある意味で正しい)。 まあ、最近、色々仕事に役立っとるというレポートをもらうけん、うれしいわあ。それでこそ喉の価値、そして二次的価値があったゆーもんよ。 本だけじゃなくて、自分がやっとる仕事なんかでも、二次的な価値がでるような仕事をしたいのおとおもーとります。 従来の音声学の指導というのは、学習者のメソッドじゃなくて、指導する側のメソッドじゃね。指導を成り立たせるためのね。音程とスピードじゃったら、誰でもできるから、できているような気になるしね。本当のメソッドというのは、学習者が実際にできるようになるメソッドじゃろう。そして、そのメソッドは教える側も同じメソッドをつかっとらんといけんと思う。 最近、MIXIのコミュニティーでギター指導をはじめたんじゃが、自分自身がやっとることしか教えんよ。でも時々、教える側に都合のいいことを教えたい願望にとらわれるんじゃ。カタを決めて、それをくりかえしとけ!みたいなね。そしたら、楽じゃけんねえ。でも、効果がないと意味なしじゃけんね。 また従来の発音指導の人らみたいに、自分のやってないことを教えたくなる願望も時々あるんじゃ。たとえば、ギターは歌を作るための道具にすぎん、お前ら歌つくれ、、、みたいにね。わしが最近つくっとらんのじゃけん、そういうことは指導しちゃーいけんと思うとるんよ。自分で作り出したら、もっといおうとおもうとるけどね。 自分でできんこと、やっとらんことを教えるんは禁物じゃ。 でも教える立場に立つと、自然とえらそーにしたくなるのが人間ゆーもんじゃ、、、そういう自分を節するということこそ、真の頑張りじゃと思うんじゃがどー思う。 ブログの人気投票です。 http://blog.with2.net/link.php?709532       

Read more
面白い

宿題を出していながら、コメントをしきれておりませんが、もうひとつ面白いのを見つけた。 英語は口発音、日本語は喉発音(逆だ!)の主張です。10年前に書かれているようです。 http://www2.tokai.or.jp/mamoru/MJ1.htm

Read more
週末の宿題どう?

ピーターバラカンさんの発音本で、以下のサイトで2章分読めるんだが、 これを読んでディスカッションってのどうでしょうか? 猿はマンキお金はマニ―日本人のための英語発音ルール http://www.nhk-book.co.jp/gogaku/monkey/ モンキーをマンキーと読めばよいということではないのだが、、、。 あるいは、発音記号を正しく?書き、音を聞かせて 繰り返してもらえば、解決する問題でもない。 いつまでこのパターンで本が書きつづけられるのかな、、。

Read more