April 2009
山口大学における講演の音声公開 (プラス中国語、朝鮮語の話)
山口大学における講演を音声化していただき、公開していただきました。私自身は、恐くて聞けていないのですが(シャイな性格なため)、リンクを紹介させていただきます。(先生、ありがとうございました!) http://ds.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~pmt99/eigonodo_at_yamadai.htm 455さん、この週末に質問をいただきました。承認制で許可したのに、コメントがみつかりませんね。私が消してしまったのか、、、。ごめんなさい。ご質問は、中国語、朝鮮語はどうかということでしたね。日本語と違って、中国語と朝鮮語は、たまに、英語のシラブルに似たシラブルを多く含むのです。例えばキムチですが、KIMCHIですかね。KIMという部分が英語のシラブルに似ています。中国語だともっとたくさんありますね。 名前で考えるとよく分かります。 中国人と朝鮮人の名前 (漢字の一つ一つが一拍) VS 日本人の名前(ンを含まないシラブルは全部が全部2ビート)。分かりやすくいうと。 中国人と朝鮮人の名前 ボンボンとかボンボンボンと言う感じ(3ビートに似ている) 日本人の名前 ダダダダ と言う感じ(完全なる2ビートだ) 日本語だと、英語喉でも指摘していますが、ンのときだけです。盆とか、本とかね。ちょっとだけ英語のシラブルに似ている。そういうわけで、中国語話者は、英語の聞き取りに問題ありません。朝鮮語話者は、シラブルがちょっとだけ似ていることが、日本語より多いので、日本人よりかすかに、英語になじみやすいでしょう。 日本人は、ンのときだけですから、英語が基本的に全然聞けないという状態になります。だから、英語の神様と言われる人たちでも、聞き取りは難しいとおっしゃったりする。英語喉で解決していただきたいところ。 だから、空耳みたいな遊びができるのは日本人だけでしょう。韓国にもあるかな?あと、しりとり遊びができるのも日本語ぐらいでしょう。 アメリカに留学してきた中国人は、ほとんどがアメリカに残って就職するんです。これは長い間、経済レベルの違いだと思っていたんですが(アメリカのほうが、中国で就職するよりもうかる)、実は、アメリカで留学してトレーニングを受けた中国人にとって、英語の問題がほとんどないので、まあ、学校が終わったから、とりあえずその場で就職しよか、、、ということもあるようです。そういえば、韓国の留学生も、残るほうが多いような気がします。
姪の話(2) V発音の説明する動画も加えました
昨日、姪の話をした。HIGH FIVEと発音してといって、言ってもらったら、全体的に完璧なだけでなく、Vの発音のとき、そうしろと指導してもいないのに、歯と唇の当たり方がネイティブと同じだったことに驚いた、、、と言った。 魔法のようだ、、、と。 さらに、これがMだったら、それほど驚いたかどうかわからんと言った。例えばSUMMERでMのところで両方の唇を合わせていたからといって、それは日本人にとって当たり前だから、、、驚かなかっただろう、、、と。 ところが、昨日、上を書きながら同時に思っていたことがある。 逆にMよりもVのほうが3歳児にとっては簡単なのではなかろうか?と。というのは、口にしまりがないので、唇をしっかり閉めてMを発音しているかどうかわからん。 日本語も英語もMって、結構、両唇にしなくても発音できるからだ。前歯と舌の歯でM(やB)を発音しているネイティブや日本人は万といる。 というか、スマイルしながら喋っていると、結構、そういう適当な発音をしているのだ。 つまり、そもそも人類としておぎゃーとうまれたとき、どんな発音でも簡単なのだが、Vだって、実はものすごく簡単なのだ。 口にしまりがないからだ。だらーんとしているからだ。 コタツにはいって姪の顔を見ていると、発音だけではない、、、呼吸だって、ネイティブと同じなのだ。 口をだらーんと(日本の感覚でいうと、ぼけーとした顔)して、口で(いやおそらく鼻と口の両方で息をしている)。その息は聞こえるほどである。 その息づかいは前にも紹介したが、お母さんがアメリカ人でお父さんが日本人のアンジェラ アキさんが喋るときの、息づかいと同じだ。 あるいは、私の周りになんぼでもいるアメリカ人の息づかいと同じだった。 日本人の感覚で考えると*ぼけー*とした顔、なんとなく荒い感じのする息づかい、、、 これこそが、人類、いや動物共通の息づかいであり、発声法である。 3歳といったが、私の姪は4歳に近づいている。一体いつ、日本人としてAUTHENTICな呼吸法、発声法になっていくであろうか。 いつ?何時、何分、何秒?何がきっかけ? 学校の指導?家の指導?結構、学校っぽい。 さて、呼吸法というと、英語は腹式呼吸と真顔で言う人がいるが、これはナンセンスだなあと思う。 深めの呼吸というのは確かだろう。が、それが腹式とかいうことではない。 この日本人の感覚での「ボケーとした顔」についての論考は、五月末に出版される第2弾の本のコーヒーブレークにエッセイを書きました。 さて、上でMを日本人もネイティブも適当に発音していると言った。実は、Mをいつも適当、、、というか、両唇で発音して*イナイ*人に会ったことがある。その人は、ほんの少しだけ、歯が大きめ?なので、唇がぴたっと閉めるのが、やや面倒なようだった。同じ状況にあるネイティブにあったこともある。その人いわく、、 いつもスマイルがよいですね? と人に言われるんだって。怒っていても、スマイルしていると思われるそうだ。 そういういことも起こりうるんですね。 まあ、口のほうの形は結構アバウトでいけるということですね。 (あ、このかたの話には、もうひとつオチがある。英語発音が非常に最初から上手だったということだ。もともと口に力をいれずに喋っていたのではないか?喉初心者のなかで全然直さなくてもうまいひとがいる。そういう人の3分の1は、もともと、昔から日本語で滑舌(かつぜつ)が悪いと言われてきた人みたいだ。もともと口にあまりたよらず日本語で喋っていたので、英語への応用も楽ということか? 口って適当でいいということですね。 実際、わざと変にやろうとしても子音って発音できますよねえ。例えば日本語でDを言うとき、わざと舌の位置をずらして、変にやってやろうとしても、DがPになったりしない。DはDのまま。 そういう発想ってあった? さて、以下は幼児になったつもりでVを発音するとよくできるという動画です。 http://app.sightspeed.com/vm/r944sig2h9qrileuetplkzfbsvlm2ke1/vp9i/ja_JP/1/
3歳の姪の英語発音 完璧だった
天満さんを通じて、TOEIC関係の先生がた、また学習者の皆さんが喉を試してくださっている様子が分かり、感謝しております。どうもありがとう。 さて、どなただったか、インターネットラジオで英語喉をとりあげていただいたときの、議論をロードマップで示していただいているかたがいまして(今URLが手元にない)、その資料を見ていたら、母音は喉だけど、子音はやっぱり口が大切でしょ?という議論があった?ちょっと読みにくかったので、まちがっていたらすみません。 口が大切じゃない、、、ということを言うと語弊がありますが、まあ、日本語に全くなくて、ちょっと工夫がいる音といえば、英語ではTHぐらいしかないんです。そのTHでさえ、厳密には、舌の位置の問題というより、いかに舌から力を抜いて、ブルブル振動が起こるようにするかという問題であり、それは、喋っているときに、それTHを発音するぞ、、、という意識の問題ではなくて、最初から最後まで全てをリラックスさせておればよいという問題なのです。全てというのは、喉、口、頭全体、、、というか、まあ筋肉系統全部です。 え、Rはとおっしゃるかもしれませんが、舌は意識する必要はなく、どてっとさせておけばよい。 え、Lは?とおっしゃるかもしれませんが、舌を口の屋根につけるってのは、誰でもできるし、またつける、つけると言っても、もうついてるじゃんってこともいえる。このエッセイを今読んでる今って、口閉じてます?舌、すでに屋根についてませんか? だからオモタイ舌をつけに行くと言う感じでもない。 そういう意味で口の中の役割は非常にMINIMUMなのです。何かを新しく舌にやらせるというより、やらせない、意識しない、という問題。 がんばるんじゃなくて、がんばらないということです。がんばってがんばらないということです。 母音だろうが子音だろうが同じ。がんばってがんばらない。 えー、そんなあ?と思うかもしれませんが、今回、日本滞在中に、3歳の姪に英語をちょっと言ってもらったんだけど、恐ろしいほど完璧でした。 3歳なので、そもそも口にしまりがない。喉でわめくかんじで喋り笑っている。 でHIGH FIVEって言ってみて?とゆうと、完璧にHIGH FIVEという。 恐ろしいことにFとVの発音が、教えなくても、完璧になっている。下唇と前歯の当たり方が完璧だった。 これって、一瞬信じられなかった。 これがMだったら、驚きは少なかっただろう。例えば、SUMMERって言ってみてっていって、教えなくても、幼児が、唇と唇を合わせていても、大人は当たり前と思って見過ごす。 でも、自分自身が不得意とおもいがちなFとかV、いや特にVだな、日本語にないVが幼児で、教えなくても、正しい唇と歯の当て方をしていると、 うわー、すごい、魔法を見たみたい、、、 と感じるのだ。 実は、幼児にとっては、FだろうがVだろうがMだろうが、原始的な音であり、別に難しいわけでもなんでもない。 自然とできるのだ。喉で発音しており、口は、だらーんとしている。だから聞いたとおり言えば、口のほうは勝手に正しくなる。 これってすごいねえ。 山口大学の講演のときに、一人のかたがSILVERはどう発音するかと質問された。で、喉発音の方法をお教えしたら、自然とVの発音が正しくなっていった。快いブルブル音をともなっていた。で、以前はどう発音されていましたか、と質問すると、SIL*B*ERみたいに発音されていた。 つまり口をだらーんとさせるだけでBがVになっていたのだ。 ご本人の関心としては、SILのところあたりを直したいという感覚だったのではないか。それが、あまりご本人が意識されていたとは思えない(私の勝手な解釈ですが)Vのところまで自然と直ってしまった。 そんなもんなんです。 勝手に、全てが直ってしまう。 さて、英語喉を実践されているかたでさえ、まだ世界の言語には、難しい発音が存在すると思われているのでは?フランス語とかね。 喉でやっていれば、難しい発音は存在しないのです。 3歳の姪にとって、その音が英語だろうと、フランス語だろうと、ロシア語だろうと、あるいはヤギの声だろうと、自動車のエンジン音だろうと、関係ないのです。聞いたとおり、喉で繰り返すだけ。 あとね、その姪の笑い方が原始的なのです。日本人の大人の笑い方って、喉から前でハハハと笑いますよね。姪は、首の根元から、喉から口の出口あたりで笑うんです。 ちょっと音声でやってみました。 www.nippondream.com/blog/warai2.wav