May 2009
機関銃英語が聞き取れる プロモ用動画?
動画をとってみました。まだ挑戦されていない人にどうやったらイメージをつかんでもらえるかな?というのが動機です。 http://www.nippondream.com/blog/kikanjueigo.wmv 特徴として 練習方法=実際の会話で使う方法、、、であるということ 実際に、私自身がしゃべるとき、聞きとき、ボンボンボンをどのように使っているか をやってみました。イメージがつかめるかな。 もう理解して、実践されている人には、いつものことかもしれませんが、まだ喉に対して懐疑的な人たちに、ぜひオープンマインドで挑戦していただきたい! また、初めて喉に接した人達にも、イメージ的に、あー、こんな練習なんだ、自分でもできるかも、と思っていただきたいです。 シラブルとビートの説明は、編集者さんにも、分かりやすいと前に言ってもらいました。13ページの野球の絵は分かりやすいと思います。あ、絵は、三羽四郎二郎さんの動画の最後のほうに出てきます。三羽四郎二郎さん、ありがとう! http://ahalfyear.blogspot.com/2009/05/blog-post_17.html
豆腐? 布団?
国家の品格の藤原さんが、本の中で、TOFUはTOにアクセントを置いて発音するとネイティブに通じると言っている。またFUTONはFUにアクセントを置くべしと言っている。 これは厳密にいえば違う。ネイティブはTOFUのTOもFUもだいたい同じ強勢で発音しているというのが真実だ。またFUTONにしてもそうである。 ただし、実際問題として、確かに日本人が日本語英語でもって、藤原さんのいうような感じで発音すると、そうしないよりは通じるのは確かである。 ところがそれは、藤原さんや、あるいは従来の発音指導者のいうような理由からではない。 実はシラブルとビートの問題なのである。 TOFUを日本語風に発音するなら、微妙に3音節となる。 とおふ という感じである。 ところが、日本人がトを強調して読めと言われると トーフ という感じで、2シラブルに近くなるのである。 結果、ネイティブが発音するTOFUとたまたまシラブル数が同じに(近くに)なるのだ。 だから、ネイティブがカロウジテ、理解してくれるのである。 FUTONもそうだ。FUを強くいうとたまたまTONに意識がいかないためか、2シラブルになる。日本語のままだと、ふとんでンが微妙に1シラブルを構成するので、3シラブル(というか2、5シラブルというかんじ)となる。 それほどシラブル数は深刻な問題なのだ。 巷には、多くのトンデモ発音本が存在するが(英語喉もそう誤解されるが、、苦笑)、よくカタカナでOKというアプローチがある。例えば、 How's it going? ハウズゴン? といえば通じるとか、 GET UP を ゲラ と言えば通じるというアプローチである。 これは、音が似るから、ネイティブが分かりやすくなるというのではない。 たまたま、そういう言い方をするならば、シラブル数が同じになる。だから、オリジナルのカタカナこてこて発音よりも、シラブル数に限っていえば、似てくるということである。 それほどシラブルの数は大切な問題なのである。 WATERをワラといえば通じるというが、それは決して個々の音が、ネイティブ音に近づいたわけではない。 シラブル数が同じになったというだけである。 WATER->2シラブル ワラーー>2シラブル ね? というわけで、機関銃英語が聞き取れる!は、そのシラブルを徹底的に練習してもらうということなのだ。 さて、トンデモ発音本という言葉を使ったが、このワラだなんだというアプローチは、まだまだ良心的である。少なくとも、実体験に基づいており、WATERをワラといえば通じるとか、WHAT TIME IS IT NOWを「掘った芋いじるな」といえば通じるという、非常にユニークな実体験に基づいているからだ。実際に、実践者が、ワラといえば、通じるのである。 逆に、イントネーションの位置とかアクセントの位置を押すアプローチは、そういう実体験がないのに、推進され、学校で教えられ、試験にも出されているという問題がある。 確かに、実体験といっても、海外のレストランに行き、何かを注文し、一生に一度ぐらいは、アクセントの位置を変えたら通じたということがあるかもしれないが、実際の日常会話でアクセントを変えたら、がんがん通じたとかいうことは起こらない。また強いところを待って、真剣に聞いたら、聞き取りがうまくできた(あるいは少しはよくなった)などという経験をした人は、まだ存在しないだろう。 ちなみに、昨日、じゃあやってやろうと思って、人の話を聞くときに、強く発音する単語にフォーカスしたら、逆に気が散って、相手が何を言っているのかがわからなくなってしまった。 それには理由がある。 会話というと、結構、五月雨(さみだれ)式に、いくつかの文?みたいのが投げつけられてくるのだが、2,3秒のうちに、それが投げつけられてくると、どの単語が強かったかなんて、考えている暇がないのだ。 そもそも、考えてほしい。皆さんはこの私の文を読みながら理解している。この文字にいちいちアクセント記号をつけていない。でも理解できている。それは、読んだときの、音の上下とか、音の強さなどは、理解にあまり関係しないということなのだ。 英語でも同じだ。 THIS IS A PEN と書いて、 上川さん、ちょっと、アクセントの位置の記号を書いてもらわないと書いてあることがわかりません、、、 などという人はいない。 「あ、わかりました、私の一番いいたいのはPENのところですから、こう直しましょう。」 THIS IS […]
まず聞けるようになるのを優先してみた
機関銃英語が聞ける!という企画はまず聞けるようになるというのを目標としている。というのは、英語喉の最初でつまづく人がやはりいるからだ。 全然、躓かない人もいる。例えば、私が実家に電話して、「おかーちゃん、ちょっと喉からこれ言ってみて」と言うと、本を読んでいないのにもかかわらず、簡単にできる。また友人といとこの二人も簡単にできた。こないだ帰ったときに、やってもらったら。 ところが、なかなか喉、、、というか体というか、しぐさがものすごく硬めの人が、2割ぐらいはいるような気がする。いや、この2割というのは私の今までの経験だから、正確に測ったわけではない。 思うに、日本語というのは、剣道などと同じで、ある意味で芸術なのだと思う。もともと人類にとって自然な喉発音と比較すると、訓練して到達するというものだ。したがって、口発音の日本語には、口発音の完成度が高い人と低い人がいるのではないだろうか。 たまたま口発音の完成度が低かった人は、喉発音にピンと来るのが早いのではなかろうか? 逆に、口発音の完成度が高い人は、なかなか、喉発音をしようとしても難しいのかもしれない。 これまでの経験でいうと、特に、大学院レベルの高等教育を受けている人(例 大学院に行った人)は、最初の段階で、口発音の度合いが非常に高い。もちろん、訓練とともに、喉発音に慣れていくのであるが。 (私はDCに住んでいるためか、まわりに、大学院に行った日本人が多いので、このことに気づくのはたやすかった、、といえる。) 大学院まで行っていない人の場合は、簡単にできる人と困難を覚える人の両方が存在する。ところが大学院に行った人は、普通、困難を覚える人が多いような気がする(さらに英語以前の問題で印象的に、コミュニケーションのときに体が硬くなる感じがする、、体が硬くなると喉も硬くなり、喉発音が困難となる)。 困難を覚える人達が、いきなり英語喉に挑戦したとすると、最初の5つぐらいのレッスンを克服するのが難しい。そこで、まず聞けるのを優先するとすると、「機関銃英語で聞き取れる」で聞けるようになるのがよいのかもしれない。 聞けるようになることで、個々の音もよく聞けるわけだから、喉発音の要領も分かってくるだろう。 いや、喉発音は単なる声質の違いですよ、、、などと思わなくなるだろう。だって、聞けるのが楽になれば、やはり音の音色というのがよく分かるからだ。そしてその音色を頼りにネイティブは理解するのだなということが身にしみるだろう。 例えば、機関銃英語のLとRのレッスンを終えたら、やはりLとRの違いは確実に音色であると分かると思う。その音色と喉の響き方には密接な関係がある。 単に声の違いだとは思わなくなると思う。