January 2010

夜明けは近いのか

英語喉が日本社会に与える今後の影響ということで、ときどきコメントをいただいてきたのだが、よしかわさんが、副島さんの掲示板にて、英語喉について語っていただき、また元気がでた。  http://www.snsi-j.jp/boards/pt.cgi?room=tomaya (掲示板自体に直リンだが、この掲示板自体は副島さんのサイトの一部であるので、ぜひVISITを(こちらhttp://www.soejima.to/) 英語喉を理解されているかたがたに、言いたい。 言説というものとは何かを、ゆっくりと観察いたしましょうと。言説というのは、言われることとか、実践されることの総称と理解している。物事を理解するためのパラダイムなども言説だろう。試験制度も言説だろう。 あ、マトリックスという映画を見るとよいかもしれない。その映画のなかでは、コンピュータ・機械が人間の世界を支配しているのだが、人間たちは、支配されていることを知らないのだ。支配されていると知っている人が一部、立ち上がり、世界を人類に取り戻そうとする闘争が繰り広げられる。 我々の社会もマトリックスの社会に似ているところがある。英語喉が出るまで、ここまで我々は言説というものに支配されているとは想像もしなかった。 コメントをいただいたよしむらさんが、「夢」を語られている。 引用「これから英検1級を目指し・通訳等の資格試験をめざしていこうと思います。そしていつの日か海外にわたりボランティア活動などしたいと夢をふく らませております。」 これこそ、NIPPONDREAMが目指したものだ。これは、英語喉の出版のときに書いた、NIPPONDREAMのミッションステートメントである。ぜひ、読み返していただきたい! http://www.nippondream.com/mission.htm    

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英語が分かるとはどういう感じなのか?という問い

本日は、よいコメントをよしかわさんと、よしむらさんにいただき、感動しました。ジーナにも伝えておきます。 さて、ふと、NITROさんのBLOGを見ると、英語が分かるとはどういうことなのか?という問いをされている。ちょっとこれをまじめに答えてみたい。 私は、英語喉暦はもう4年?ぐらいになるので、発音と聞き取りでネイティブレベル100%に来ているのだけど、書いたり読んだりすることは、おそらく普通一般のネイティブを超えているのだと思います。仕事で文を書くのは毎日だし、読むのも、日本語みたいに読める。新聞を読むとすると、英語のほうが楽です。書き方がストレートフォワードに思えるので。 <、、というと、傲慢に聞こえるかもしれないが、アメリカで働いていて、英語で苦労しているノンネイティブの同僚にはあったことがない。例えば中国人とかが、会議中に英語が分からず困っているなんてことはありえない。ある程度やっていても、できないのは日本人と韓国人だけである。シラブルの構造と発声の仕組みがあまりに違うのだ。> こういうレベルに達する人でさえ、今後は増えてくるはずですから、このレベルで、英語をどう感じるのか、一体英語が分かるとは何なのか、、、を書いてみます。 いろいろあると思いますが、1つ思うに、言語を取り扱うさいの最小単位が単語レベルであるということがいえるかもしれません。 おそらく、まだ、みなさんは、文などを単位として考えてらっしゃるかもしれない。例えばですが、私は広島出身です、、、という文がイメージとしてあって、それを訳す感じ。 私の感じでは、単語ごとに、しゃべっているという感じです。例えば、上のことを言おうとするとき、まず Iという言葉を言いますが、その後にAMぐらいはなんとなく来ているかもしれないけど、FROM とかHIROSHIMAはまだ頭にありません。 日本語ではこれは普通のことです。 この文章を2秒前に書いたとき、 日本語では、、、と 打ちましたが、その後に何を続けるかはまだ考えていませんでした。 それと同じです。 英語を単語単語しゃべっていて、文法があたかも存在しないような感じです。 文の構造が読むときに大切だといって、スラッシュリーディングとかいうのをやるけど、私のレベルでは(これは日本語と同じだと思うのだけど)、新聞を手にとって、えいやっと、目が合った場所から読んでも意味がわかります。 例えば上の文では、「えいやっと」という、表現をとりましたが、そのことの意味は、別に前とか後ろを読まなくてもわかるでしょう。 それと同じです。(ところが従来は文脈がどうの、とよく言いますよね。そんなもんイランと思いますが。文脈が大切だ、論理が大切だというのは、英語が聞こえていないから、出てくる発想だと思います。) その単語が動詞だとか名詞だとか、全く、大切ではないです。 I HAVE A PENとあったとする。 HAVEだけ見る、、、するとそれはなんとなく、持っている、抱いている、という感じのイメージです。 だから、それを理解するのに、文全体とか、文脈を理解する必要がありません。ましてや、そのHAVEが動詞であると確認する理由がありません。HAVEはHAVEです(よく受験英語でITの用法なんていいかたをしますが、ITはITでしかありえません。実際ITはITと理解しておいて、ぜんぜん、問題なしです)。 いや、名詞にみえて、動詞のときがあるというかもしれない。COPY ME、例えば。でも、COPYが名詞か動詞か分からなくても、別にCOPYはCOPY。もちろん、受験で日本語訳しなさいと言われれば、その区別をしないといけないが、COPYはCOPYで別によいではないか。 英語が分かるという状態は、日本語が分かるのと同じで、道路標識を理解するのととても似ています。 道路を運転していて、なにか、2つの標識がでてくるとします。例えば、 鹿の絵 20マイルという数字 すると、それを頭のなかで、鹿が飛び出すので20マイルで徐行してください、、、と直訳しなくても、記号が意味として頭にとびこんできます。 私が行った同志社大学には帰国子女がいて、私はよく思っていました。一体、ネイティブが英語を理解するとはどういうことなのか?とクラスメートの帰国子女に、「例えばNO SMOKING」とあると、一体どのようにプロセスされるのか?と聞いた覚えがあります。答えはわすれました。 最近、テレビを見ていて、一体、難しい単語がでてくるだろうかとじっと聞き込むことがあります。たいてい、中学高校レベルだし、難しい言葉があったとしても、すでに日本語になっている場合も多いなあと思いながらみています。 言語の習得には臨界期があるとした言語学の考え方が、何らかの修正がいるのではないのかな。 人の才能というのは、ものすごいパワーがあり、年齢に関係なく、いろいろなことを習得できる、、、というのが真実ではなかろうか。 もちろん、社会に存在するさまざまな言説は、これを徹底的につぶそうとしてかかってきますが。

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アンチネイティブ信仰をやめよ

「ネイティブ信仰」をするものを批判する動きがある。ネイティブの英語がすべてではない、日本人には日本人の英語があってよい、、、という立場である。 実際には、ネイティブ信仰をしている人なんていないのではないだろうか。 というと、数々の英会話学校や英語の教則本があるではないかというかもしれないが、英語は英語ネイティブによってしゃべられているのだから、ネイティブの英語をモデルとして勉強するのは当たり前のことだ。そうでなければ、カタカナで英語をしゃべっておれということになる。そんな英会話学校に誰が行きたいだろうか。 あるいは、ネイティブ信仰というと、スラングを使い、ぺらぺらとしゃべる若者が想定されている。しかし、ネイティブ信仰と心配するほど、ぺらぺらしゃべっている若者、いや人はあまりいないのだから、心配する必要はない。 英語発音の本類をさして、ネイティブ信仰だと批判するのは、的外れである。カタカナで英語を読んで、英語を教えろというのであろうか。 実際は、誰もネイティブ信仰なんてしていないのである。 それでも、「ネイティブ信仰」を批判する人たちは、世界にはいろんな英語があるんだ!という言い方をする。例えば、こないだ、英語でしゃべらないと、というので、いろんななまりを聞くコーナーがあったとか。 英語が聞けないがゆえに、日本人が知らない事実がある。いろんななまりがあっても、その人たちの間でお互いを理解しているということである。例えばインド人の英語をアフリカの人が聞いても、アフリカの人は理解できているのである(ある程度英語を勉強している人たちのことだ)。 まだ英語喉をやっていない日本人としては、「ね、世界にはいろいろな英語があるんだから、日本語英語もあっていいよね」と思いたいことであろう。 しかし、事実は、日本人と韓国人以外のノンネイティブ英語話者はお互いを理解しているのである。 それは、シラブルの数をまちがわないことと、喉で発音している、、、ということが理由である。 中国人の英語も世界で通じる。だから、中国の教育を受けたリーダーたちが、英語がしゃべれるというのも理解できる。口発音かもしれないが、シラブルの数が正しいのである。 もちろん、ネイティブに聞けば、「うん、インド英語分からないことがある」などと言うだろう。それは、聞いている日本人の意図を察して答えることがひとつ(元気と聞かれて、病気でもおもわず元気と答えるようなもの)、もうひとつは、極端なケースを想定して答えてしまうことも原因だ。さらに、日本人と韓国人の気分を害したくないだろう。 日本の国際空港では、英語のアナウンスがゆっくりと流れる。ものすごいゆっくりさだ。 それは、英語が必ずしもネイティブでない人への思いやりだろう。 しかし、日本人と韓国人以外で、英語をやってきている人は、ゆっくり読まなくてもすべて音が聞けている、、、ということは知っておいてほしい。 当然、韓国人の観光客にとってはありがたいことであろうが、空港ではすでに韓国語の放送がされているように思う。 英語喉で聞き取りができだすと、逆にゆっくり言われると、気が散って意味がわかりにくくなる。ボンボンボンどころか、ボン      ボン      ボン  ぐらいのスピードだ。  

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