January 2010
先日紹介した女性ギタリストのインタビュー、、、で聞き取りテスト
昨日、10ドルだったので、まあ安いと思いこの女性アーチストのCDを買った。ACCORDING TO YOUという歌はなかなかの優れもので、チャートを上昇中だ。 英語喉は低い声を出すだけ、、、と思っている人に彼女の声をきいてもらいたい。物好きで声変わり中のがまカエルのような声を出しているわけではない。 http://www.youtube.com/watch?v=1YGCQrdSSOc さて、聞き取りテストだ。ちょっとRの発音の仕方(など)がアメリカ標準でないので、ところどころ聞こえにくいところもあるが、(オーストラリア出身だそうだ、、、でもアメリカにしばらくいるので、丸出しではないと思う)、ちなみに、18秒あたりで出てくるのは、カルロスサンタナだ(私自身、最初、聞きにくかったのでヒント)。ボノ(U2)と、ポールマッカートニーという名前も出てくるけど(47秒あたり)、聞こえる? 1分24秒のとこで、HIREDと言っているのだと思うけど(オーディションに受かると思わなかった)、Rの発音が浅い感じがして、何回か聞かねばいかんかった。 ところで、アメリカで仕事をしていて、聞く英語はほとんどがこのような英語だ。女性の英語もこのように、がまがえるである。
声の出し方まで変えて英語をしゃべる必要があるの?
天満さんが、BLOGで以下の質問に答えてらっしゃる。素晴らしい回答だと思う。 http://processeigo.seesaa.net/article/138477544.html その質問をここに引用し、私なりの回答も加えてみたい。 15 :English learner:2010/01/10(日) 15:50:53 ID:t8nazzhE0 この前の名古屋のラジオ聞いて思ったのですが、喉英語にそこまでこだわる必要があるのでしょうか?声の出し方まで変えて英語をしゃべる必要があるのかに疑問が残りました。私が普段接しているアメリカの方は、日本人の英語でも抑揚をつけることさえをしっかりしてくれれば十分に伝わるといわれました。そちらの方に重点を置くべきではないでしょうか?それとも、喉からにこだわるのは英語を伝えるよりも、よりネイティブに近くを目指しているのでしょうか?我々日本人にとって、英語でコミュニケーションをとることとネイティブの発音に近くなることは、同じようで違うことに思うのですが。 皆さんの考えをお聞かせ下さい。 私の視点 声を変えてまで英語をしゃべる必要があるか、、、という点ですが、発想の転換をしていただきたい。声を変えているのは、実は日本人のほうなのである。哺乳類、人類の基本の発声方法は喉発音なのです。これは犬、牛、羊、ネイティブの声を聞き比べればわかることでしょう。日本語は、音を短めに出す必要があるということもあり、口発音が最も適しているということです。これは、女性のほうが分かりやすいかもしれない。すでに口発音であるけれども、社会的シチュエーションによっては、さらに平たく、口先を使うことで女性らしさ、謙虚さをかもし出すのが日常であるのだから(男性よりも顕著)。 おまけに、英語の音は体積的にひろーい喉の力を借りないと発音不可能。音色をつくっているのが喉だからです。外国人の声が根本的に違うのには理由があるのです。外国人は物好きで、響きのよい声(聞き方によってはがまカエル声)をしているのではないのです。
3人分ぐらい最もUPDATEされた音声を聞かせてもらった
ちょっと整理に時間がかかりそうだが、明日までにはコメントしたい(おくれたらすまん)。明日は、休みなのである。マーチンルーサーキングJRの日だから。ただ、引越ししたばかりで整理をしないといけない(マイクがどこにいたか分からん)。 とりあえず田地さんのUPについてコメントさせていただきたい。 http://surfingproduce2.seesaa.net/article/138464085.html 結論からいうと、 す、ば、ら、し、い!である。 いろいろという前に、一つ、私の心のなかで、田地さんが、気になっていたという点がある。それは、喉は完全にブレークスルーしていたものの、口発音が最後の段階ですこーしだけ混じっていたのだ。 それが、今回のUPでは、きれいにとりはずされていて(喉ブレーキが)、喉がうまいぐあいになっている。 いや、喉は前からうまくなっていたのだ。問題は口と喉の配分だった。 今は、口の度合いが5%ぐらい、いい感じの配分だ。THだけが、まだ舌が口の屋根にくっついて離れるようなメカニズムで発音されているために、ザに聞こえるが、それこそ、まさに些細な点である、、、が、今後、教える立場ととして抑えておいてほしいので、完璧にしていただきたい。 とくにTHというのは、日本人の弱点を総まとめしているのだ。 THだから、こうするとか、ああするということではないのだ。どの音も、英語では、あんまり「くっつけたものをはなすことで」音を出しているという要素は非常に少ないのである。 どの音も、あたかも、うんこを切らずに出すときのように、音・息を一つながりで出すのである。それを実践していれば、THも他の音と同じように、するっとだせるはずだ。 このメタファーは汚いかもしれないが、私にはものすごく効果があった。こんなもん、絶対かみたくないよなあ、、、というイメージで音・息を出すのである。 田地さん、その他の音では、ほとんど成功していますが、THだけがザになっています(ノーマルでの録音を参考にしました)。 なぜ、この田地さんにだけ、コメントをしたかというと、以前のUPのとき、口発音がちょっとまざりぎみだったのだ。喉は前から良く鳴っているのだが、音が口と喉の2箇所から鳴っているという感じだった。 この状態は、どうしても最初は起こってしまうことだろう。この段階では、確かに、聞き取りはできるようになっているだろうし、よく通じるであろう。 しかしだ、ネイティブは、口と喉の両方から音が出ている感じの英語を「意味不明」と理解してしまうのである。 実は、口100%の日本語英語だとそれなりに納得するのだ。あ、日本人だなと。そして、ネイティブは、英語が分からない人だからと、無意識のうちに、レッテルを貼って、それじゃあね、バイバイ、、、となるのである。あるいは、おとなしい人ですね、と理解して、バイバイとなるのだろう(もちろん、立場的に、日本人のほうが、ボスだったり、何かネイティブのほうに、つきあう上でのメリットがあるならば、日本語英語でも一生懸命聞いてくれるだろう)。 しかし、喉の価値を知り、聞き取りもできるようになった場合で、口の要素が残ってしまった場合、ネイティブとしては、言っていることは分かるし、この人は英語もできるようである、と理解するだろう、しかし、ネイティブにとっては、意味不明なその発声法に、とまどってしまうのである。 英語喉を学んでいく課程で、最も、困難なステージかもしれない。 口発音のままなら、「日本人には日本人の英語があってもよい」、「英語で議論できればよい」、「一生勉強だ」などと納得して、英語が聞けないまま一生を過ごすことになるが、それはそれなりに、一貫性をもって、納得できるのだ。 田地さんの口発音の要素が見事なほどに抜けている。一体、どのような工夫でそこまでいたったのだろうか。 また、逆に、ここまでできているのに、なぜTHがザになるのか、、、、というのも気になるが、そういえば、ヨーロッパの人などもそういう発音をしていることがあるので、ヨーロッパ人と同じになったということなのだろうか。 あ、それから、田地さんは、3種類の音程で喉発音を披露されている。これは、英語喉って低い音でしゃべるだけ?という疑問に答えるすばらしい企画である。