March 2010

烏丸重工業さんUP2回目

烏丸重工業さん、貴重なデータです。特にVの発音の間違いかたが、日本の音声学の教科書のとおりの発音になっているので、参考になります。日本の音声学の教科書には、Vでは摩擦を強くと書いてありますが、そのやり方で発音されているので、非常にそれが参考になります。それをブルブル凧音に変えると、ネイティブと同じVになります。 http://nananaiku.blogspot.com/2010/03/blog-post_17.html コメントは、このBLOGポストのコメント欄にも書きましたが、以下の二つのファイルにあります。 http://www.estat.us/blog/karasuma1b.wav http://www.estat.us/blog/karasuma2b.wav

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KAZのガンバレ大学 開校しました

色々と書いていたものを集めて、ガンバレ大学として開校しましたので報告します。以下のURLからどうぞ。 http://www.estat.us/kaz/ ガンバレの綴りはGANBAREであって、GAMBAREではありません。普通に喋っているとき、ンはMにならず、Nのままである、、、という私の観察が正しいと思うからです。教科書音声学者は、日本語のンが色々あって、Mになったりする、、、と主張することで、「ね、日本語でも音が化けるするでしょ?だから英語でも音が化けるんですよ」という言語相対化戦略を展開しています。その結果、日本人には日本語らしい英語があってもよいとか、わけのわからんイデオロギーが蔓延しています。 普通のスピードで喋っているときは、ガンバレのンはあくまでのNです。唇が絶対に調音点にはなっていません(たまたま唇が閉じていたとしても、やはりNは喉の奥のほうが調音点のままで発音されています)。Mになると感じられるのは、それは大げさにこのことを主張しようとしているからです。 これが分かるかどうかが、最近、フルートの専門家のかたがおっしゃったことで、 日本語がウクレレ的で 英語がクラシックギター的だ、、、 ということが分かる人と分からない人がいるという点です。 ガンバレのンがMではないことが分かる人こそが、英語喉を征服できる人です。 逆に、学者の先生がンがMになるといっているのだから、Nは「化ける」と思ってしまうと、困ります。脱洗脳をお願いします。  

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日本人の英語

前回のNITROさんの報告にもあったが、やはり日本人の英語はかなりいけていない。これは語彙とか文法の問題ではなく、完全に、シラブル構造の問題だ。 社会学や教育研究の学会でも、言うことを全部、スライドにして写して、それを読んでいる日本人をこれまでに二人見た。お二人ともアメリカが長い方だ(だから留学したから、PHDをとったからといっても英語には苦労しているはずだ。経験で、仕事のことならば、想像力がたくましくなっているから理解できるのだろう)。そして、観客がそれを聞きながら、言っていることをスライドで読んでいるのである(これでは字幕つきの映画である)。これはこのかたがたの能力の問題ではない。 喉の音を出していないのとシラブルの問題だ。 理論的、そして現実にも、英語のシラブルがボンボンボン的であることを知らずに、聞き取りをすることはほとんど不可能だ。大切なところだけを聞き取る、強く聞こえるところだけを理解する、、、子供だましのような方法が、よく紹介されているが、そんなことで通用するわけがない。 例えば、引用をする前に書いた1段落の文。この文が読まれているとすると、一体どこが大切なのか?どこが強く読まれるのか?その一部の情報を知ったとこで、何が理解できるのか?自分で書いたのだから、大切だと思われるところだけを書く。 XXX、XXX、シラブルがボンボンボン的であるXXX、聞き取りをすることはXXXX不可能だ。大切なところだけを聞き取る、強く聞こえるところだけを理解する、、、という子供だましの方法が、よく紹介されているが、そんなことで通用するわけがない。 XXXで大切でないところを伏字にしていこうとしたが、1文めでやめた。そんなことをしていたら、意味が分からない。 そもそも、強く読まれたかどうかは、文が終わってから、後で振り返って分かるものだ。そんな悠長な理解方法は不可能だ。あとで振り返って、強かったところがわかったところで、その強い単語が聞き取れていなかったどうする? そもそも、大切なところを強調するというやりかたは、なぜ存在するかというと、発音教科書の存在価値を強めるという、非常に、自己中心的なことが目的なのである。 学習者に強く読ませたり、弱く読ませておけば、納得するからである。我々日本人は、小さいときから、気合をいれろとか、ラジオ体操だとかで、そういうことに反応することに慣れてしまっていると思う。声を出して読む日本語とか、そういうのが好きである。 少人数で大人数をコントロール、指導するための苦肉の策である。 私はこのことに、NHKラジオ講座を聴きながら中学生のレベルで気がついていた。GOODとか、ラジオを通じて言われても、絶対に、聞こえていないじゃん、、とつっこみを入れていた。よく考えれば子供でも分かることだ。 日本人の英語をなんとかするには、英語ができる日本人が活躍する必要がある。現在のところ 英語のできない日本人が企画、予算配分して、英語のできない日本人が教え、これまた英語ができない日本人がそれを批判する、、、。 というわけのわからない混沌とした状況に、現在の日本の英語教育はなってきている。当然、英語のできない日本人の再生産だ。 我が国に必要なのは 英語ができる日本人が企画し、英語ができる日本人が教え、英語ができる日本人が批判する、、、 というカラクリをもった制度である。 とにかく英語ができる日本人が必要なので、皆さん、とにかく英語を使って使いまくって、 YES, I CAN! と胸を張れるようになっていただきたい。 そのためには、英語を*使う*ことだと思う。例えば、今週、実際に喋ることがあっただろうか? 勉強の量を、どれだけ使ったか?で計るのが良いと思う。 私は大学生のときに、「あ、今日は英語喋ったなあ」とか思って、それなりに計っていた。ある日、あれ、今日喋ってないぞと思ったことがあったのだが、ちょうど用事があったので英語で電話して、「あ、今日も喋ったな」と納得したことがある。 高校生のときは、社会の授業のノートを英語でとっていた。どうせ、教科書を暗記すれば、定期テストでは点がとれるのだから、ノートの正確さはどうでもよかった。だから、うまく書けていたかどうかとかは問題じゃない。使う機会を増やすのが大切だと思う。 使わないと学ばない、、、という点、これが分かりにくい点かもしれないが、とにかく使っていると、分かってくるのである。 単語や熟語を覚えるというのをちょっと保留してみて、で、とにかく喋って見る、使ってみる。そして分からなかった単語や、これが言いたかったのになあという単語を覚えておいてから、覚えたらどうか。 使っているうちに、あれ I AMから始める文でも色々と言えるなあと気づいてくる(これは例)。 もちろん、喉発音と3ビートを知らずに使っても、どうせ聞こえないから意味ないです。   *** キーワード 英語発音 聞き取り 音声学 批判 英語喉 機関銃英語 ***

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