July 2010
腹式呼吸
現在、アメリカ人の親戚がうちに滞在していて、プロの音楽家なので、歌唱指導をしてもらった。さて、まずさっそく指導を受けたのが、腹式呼吸だ。寝転がって、腹を浮き沈みさせる練習方法を教えてもらった。 さて、英語は腹式呼吸だと言う人がいるが、もしそうであれば、このような練習法は存在しないはずである。 ネイティブだって、プロとして歌を歌うときは、胸式から腹式に意識して変えるのである。だから、ネイティブ英語を喋るのに、腹式呼吸にせよというのは、全くの勘違いである。 英語喉に書いたように、ネイティブも胸式呼吸であるが、日本人と比べて大目に空気を使うというのは確かである。そして、そのためには、西洋人の標準姿勢を保つとうまくいく。 英語を喋るには腹式呼吸を、、、という間違った考え方が、これまでなぜ否定されず、語りつがれているのだろうか? それは、日本人が英語が聞けない、言えない、から、上のような会話さえしなかったということではないだろうか?ちなみに、上の場面で、いちおう、英語は腹式呼吸じゃないのか、もともと?と聞いたら、言っていることの意味が相手はよく分からないのである。 は? ネイティブは2本の足で歩くのか?といきなり聞いているようなものである。質問が、あまりにも、唐突で分かりづらいのである。 それほど、英語は腹式呼吸だという言い方は、ネイティブが聞いたときわけが分からないのだ。 英語が腹式呼吸だと言う言い方をするならば、それが本当なのかと聞くべきだと思う。ところが、それを聞くためには、英語が聞けないといえないし、通じなければいけない。英語力なしに、英語を分析することは不可能だ。ところが、専門家は、英文法が大切だと言う。でも、それは、本に書いてある英文法のことだろう。本当の英語を聞いて、そこに存在する文法を分析するべきである。 本当の英語が分かるには、喉発音と3ビートを徹底する以外に方法がない。 日本人が英語を勉強しはじめて300年ぐらいたつが、この300年間、誰もネイティブに聞かなかったのだ。日本人は、音が聞けず、言えず、他の人が本に書いたことを参考に本を書いてきた。だから、知識が使い物にならなかった。 私は、ぜひ、英語喉をまだやっていない人に正気に戻って欲しいと思う。
英文法を人質にとりました
さて、最近、仕事で文書を書いていて、細かい文法のことが分かるようになり、自信がついた。アメリカで働いている日本人だと分かると思うが、文書を書くときに、文法に自信がないと、なんでもかんでも、人に頼らないといけない。私はジーナに英文法の秘密を教えてもらったので、それを駆使しているが、これが非常に便利である。 ところが、この秘密の知識を今、皆さんに明かすことができない。なぜならば、工夫に時間がかかりそうだからである。本というのは、あ、読みたいなと思えるような内容を提示するものだが、「英文法の秘密です」で、受け入れられるとは思えない。そして、全然、受け入れられないまま、ぱくられて、誰が最初に報告したのが、わけがわからなくなるだろう。 だから、私はこの秘密の知識を人質にとることになった(笑)。 喉実践者の皆さん 英語喉と機関銃英語を広めるのに協力してください。 そうすることで、「あの英語喉の人達が書いた文法の秘密なら本当に秘密だろう」ということで、すんなりと受け入れられると思うからだ。 そんな、バカな?と思われるかもしれない。 しかし、仮に考えてほしい(ここからは喉が本物だと分かっている人だけに意味が分かるだろう)。 英語喉が本当に喉発音だけだったとする。3ビートの部分は、まだ未発表だったとする。つまり英語喉の半分がまだ出版されていなかったとする。機関銃英語の前半がまだ発表されていなかったとする。 そして、皆さんは、喉発音の部分だけで、感動を味わっていたとする。 そんなとき、私が、「実は、聞き取りにとてもよく効くものがあるんですが、喉発音が広まるまで発表できない、人質にとります。まずは喉発音が広まるのに協力してください」と言ったとしたら、皆さんどうでしょう。 そんなことは信じられないと思われるかもしれない。私自身、聞き取りだけは、個人の練習の量の問題だと思い込んでいたことは前にも書いた。発音は、指導法があるだろうか、聞き取りは主観の問題だろうと。まさか、シラブルにフォーカスすると聴き取れるなんて、夢にも思わなかった。 しかし、そこで3ビートが出たとすると、皆さん(今、効果を感じている人のこと)は、永久に英語どころか、フランス語でさえ、以前、どのように音を聞いていたのかが分からないほどの効果を経験することだろう(もちろん、これは英語喉が信じられない人には信じられないのだが)。 それと同じである。 英語喉が広まってはじめて、現在のところ日本人で私ともうお一方、先日、お話をさせてもらったかただけが、英文法の秘密を知っているのである。 そしてその知識を私は人質にとらざるをえなくなった。 ぜひ英語喉の普及に協力してください!!!! アドリブ英語で喋りました。音声ファイルは www.estat.us/blog/hitojichi.mp3
アクセント問題が存在するのは日本だけ?本当?
今日、ふと思うところがあって、ギリシャ人の同僚に聞いてみた。 あなたの国の英語の試験には、アクセント問題が出るのか? と。 意味が通じるのにしばらくかかった。アクセント問題ということの意味が分かりにくかったらしい。大学試験では、リーディングと文法、それから口頭での会話の試験があるが、アクセントというのは、口頭のときに、判断材料になるかも?というようなことだった。 そうだ!というより、私が聞くものだから、多分そうだという感じの返事だ。アメリカ英語とイギリス英語だとまた違うから、、、とわけの分からないことを言っていた(アクセントにこだわる理由が分からないの、質問の意味がよく分からないのだろう、、、でも例をだしてきちんと説明した)。 ま、とにかく、 ギリシャには、日本の高校入試や大学入試に存在するアクセント問題はないのである。 アクセント問題とは、日本のセンター試験において、例えばNETWORKという単語を示されて、その単語のどこに強勢が置かれるかと問われる、日本特有?の問題である。強勢といっても、音程なのか、音の強さなのかは、曖昧にされている。そこまで指定すると、そんなことは存在しないと、音程や音量を機器で計測されて、誰かに証明されてしまうので、「強勢」とあいまいにしているのだろう(音声学者が、IPAの舌の図の意味を曖昧にしているのと同じだ。あの位置は、舌先の位置なのか?響かす位置なのか?曖昧なままにすることで、あの図が存続できているのである)。 さて、次に中国人の同僚に聞いてみた。今回は、言っていることの意味はすぐ通じたが、試験問題にはないという答えだった。授業のときに、ちょこっと先生が口頭で言うことがあるらしいが、それが試験において問われるということはないそうだ。 そりゃそうだ。中国人にとって、シラブルが大切なのは明らかだ。中国語でもそうだからだ。だから、強勢というのは、暗記をして試験をされるほど、大切なものではないということがすぐわかる。 韓国はどうなのだろうか? 韓国人もシラブルの存在を知っているのだから、きっと強勢の位置を問う問題はないのではないかと私は想像している。 いちおう、もう少し聞きまわってみるが、思うに、日本人だけが、自分たちの英語が通じなくて、音が聞けない状態の切り札として、 アクセントが大切だと 思い込んでいるのではないだろうか? 私が上でしたような会話を外国人とすれば、すぐに分かることなのだが、その会話ができないほど英語が通じないのが普通であるから、アクセントの位置が大切なのかどうかも、この300年、日本人には分からなかったのだ。 そして、いばるわけではない。私が、英語が100%聞けて、英語が100%喋れますと宣言し、音声にしても、読むだけでなく、アドリブによるものをUPしたうえで、 アクセントの位置が大切ではないよ と言っても、信じにくい状態が日本にはある。 私は大学のときから、外国人の友人がたくさんいた。それはアメリカ人だけでなく、韓国や中国、台湾の学生の知り合いもたくさんいて、よく話をした。 しかし、悩みは、だからなんなの?ということだ。 外国の文化、事情を知ることが、何か役に立つの? そういうことがよく分からなかったが、ここにきていえることがある。 アクセント問題が存在するのは、日本だけ。 その外国との違いを理解することは非常に大切である。それで、自分たちのしている実践の評価ができるからだ。 外国人が無視しているアクセントの位置。日本人も無視してよい。いや、英語喉をやり、ゲップエリアとアクビエリアを使っていれば、自然と音が自然にあるのである。 さて、KAZYさんが中国語まで始められたらしい。私は、大学1年のときに、中国の学生に、コーヒーのみませんか?という表現を教えてもらった。 イーちーちゅーふーこーふぃー、はおま? だ。 これを英語喉以前、10年ぐらい中国人に言っても、全然通じなかった。しかし、通じないことを、私は、ギャグにしていたし、きっと四声の問題だろうと思い込んでいた。 つまり中国語には、音程が色々あって、同じマーでも、音程で意味が変わるというやつだ。 ところが、同じ表現を今、中国人に喉で、シラブルを正しく(1漢字=1シラブル)で発音して言うと、完全に通じるのである。 私は、正しい音程なんて知らない。でもつうじるのだ。 たぶん、シラブルさえ正しく読んでいたら、ある程度、音程を間違っても通じるのではないだろうか? さて、皆さんのお陰で、BLOGランキング6位ぐらいになりました。もう少し上昇したので、応援クリックのほう御願いします。 アドリブ英語で喋ってみました。音声ファイルはここ。 www.estat.us/blog/akusento.mp3