August 2010
難しい、というイデオロギー
さて、東京ではYUMIさん、兵庫(というか関西地域?)では天満さんが、英語喉を活用してくださっている。もしかしたら、その他でも活用してくださっているかたがいるかもしれない。大学の教科書で使われている?といううわさも聞いたことがある。 私自身が、ジーナと一緒に直接教えたときは、喉発音ができなかった人は皆無だ。ただし日常会話で使うときの定着というのは苦労されていただろう。しかし、私達の目の前で繰り返してもらっている環境では、全員が発音を比較的簡単にマスターされた。それをもちろん定着するのが難しい。 いや、お一人、もともと日本語でSを言うときに、舌足らず的になられるかたがおり、そのかたは苦労されていた。教えるほうとしても、ぜひまた来ていただいて1対1で指導させてもらいたい。 練習中はなんとかできるところまで言っても、実際に使うとどうしても緊張されるかたはおられた。 たぶん30人ぐらいは直接教えさせてもらったが、初日にLとRで苦労されたのは、お一人だけだったが、そのかたは、2回目のレッスンのときに、驚異的に上達して、私とジーナをびっくりさせた。これは、不思議だ。日本人が1番難しいと思っていたLとRが一番簡単な感じがする。喉を意識して、緊張させなければ、誰でもRが言える。犬のうなり声が出せない人はいない。だからできるのだろう。 お一人だけ、スカイプで教えさせていただいたかが、どうしてもできなかった(失礼、、、おそらく読んでくださっているのでは?)。そのかたでさえ、LとRだけは、できていたと思う。しかし、そのかたがいつかできるようになるならば、すばらしいことだ。できたときに、なぜできなかったのかを聞いてみたい。 本を読んだだけで、ピンときてできる人もいる。が、やはり手ほどきがあったほうが、分かりやすい。だから、天満さんや、YUMIさんのところに行くのが良いのだと思う。 多くの人が、「できているかどうかわかりにくい」と思われると思うが、おそらくそれは出来ていないのだと思う。というのは、喉発音は、できていたら、喉における響きかたが全然違うので、分かるのだ。だから、できているかどうか微妙だったら、きっとできていないだろう。 従来の教則本はこの点は非常に甘い。できているかどうかわかるどころか、とにかく口を動かすということなので、その口を動かすこと自体はできるだろう。だけど、だからといって正しい発音ができるわけではない。そもそも、例えば、口を大きく開けてと指導している先生自体ができていないだろう。だって、本当に英語ができる人ならば、口を開けたら正しい音になるかどうかなどは自分で分かるからだ。 分かりやすい、実践しやすい、、、という方法はあっても、だからそれで正しい英語ができるようになるか、、、ということは違う。しかし、日本人は一生勉強だとか、一生、英語を鍛えるという考えがあるので、その点が分かりにくいだろう。 これまで聞こえず、発音できずで日本人は英語を勉強してきたからこそ、英語が難しく感じるのだと思う。これが聞けて発音できたら、実際、外国語はそれほど難しくない。 英語喉が難しいとおっしゃる気持ちが分かるが、それはしかし、正確に言うと、「難しくて、すぐに出来ない」ということではないだろうか?説明が難しいというよりは。実際の実践が、これまで何十年もやったことのないことだから実践がややこしいということではないだろうか。それはありえる。 信じていただきたいことがある。それは英語のどは、本当にステップのそれぞれが大切なのだ。だから、例えば、息を吸いながら喋るというヘンなことをできない人は、その後のステップに進んでも無駄だと思う。息をすいながら喋ることは、例えば、西洋人なら誰でもできることだ。それが出来ない場合、次のステップに進んでも、できないだろう。 だから、できるまでやることをお勧めする。そのときに、難しいと感じるとすると、それは、実践がややこしいということであり、テキストが難解だということではないと思うがどうだろう。 ただし、あるレッスンの内容ができなくても、次のレッスンで気づくということがありえる。だから、それは英語喉に明記してある。例えば、i_ ができなくてもa_でピンときて、またi_に帰ることも可能だろう。 ただし、3ビートのほうが即効性があるという話はよく聞く。だから機関銃英語が聴き取れる!をやってから英語喉をやるというのもありえる。だって、英語がよく聞こえるようになれば、喉の音もよく聞こえてくるだろう。 勘のいい人は、英語喉って結局、喉でできたら後はまねるだけでしょう?とおっしゃる。これは正しい。個々の音を練習してもらうわけだが、結局、喉の深みを到達できたら、全部が直る。これは2年以上前、空さんにアドバイスしたら、え?そんな???と疑われながらも、練習をつづけ、非常にうまくなられていた。 あと、英語喉ができていたら、起こることがある。それは、きっとKATSUさんも経験されたと思うが、あ!あれはこういうことだったのか?!というのが、色々と頭に浮かんでくる。三修社さんに最初に紹介したときも、そういう会話があった。私は、最初のころ実践につきあってもらったかたがたとそういう話を始めると、話がとまらなくて困る思いをした。 今、実際、書いていて、とまらない。 1ヶ月に一人ぐらい、キャラの強い人が登場してくれるテンポになっていて面白い。今回は、YUMIさんが登場してくれた。次は誰かな??? きっと、今、どこかにいらっしゃるのでしょう。 まだ英語喉をことを知らないかもしれないですね。 タイで日本語を教えてらっしゃるかたも、英語喉の存在は知っていたけど、1年ほどほっておいたと書いてらっしゃった。 私のたくさんの友人達も、英語喉は知っていて、持っていたりするけど、本気にしていないと思う。ふーん、って感じだろう。そもそも、英語を毎日NHKラジオで聞いている母、あるいは、英文科だった二人の妹でさえ、きっと本気にしていないし、また親戚で英語のできるオジサン、オバサン、それから帰国子女の従兄弟だって、きっと、その効果を信じていないだろう。 父は効果を知っているが、実践はしていない。そうだ、父を相手に英語喉を教え、それを動画中継するというのはいけるかもしれないな。これはいいアイデアだ。
日本時間で土曜日正午、ラジオ聞いてね 天満さんとトークします
放送日:2010年8月7日(土) 正午~午後2時 URL:http://www.ustream.tv/channel/copying 詳しくはこちら。 http://processeigo.seesaa.net/article/157916634.html
人的資本と社会資本
私が行っていたシカゴ大学では、社会資本の研究とか、人的資本の研究とか、二つをあわせたような研究とかが盛んだった。社会学のコールマン先生がまだ生きてらっしゃって、授業を受けたが、そういうのを講義されていた。クラスメートも、経済学のような社会学のような研究をしていた。ネットワーク分析というのもさかんだった。 英語喉は、英語力を上げるので、人的資本を増やすことになる。けど、社会資本っていうのも増強すると思う。コネみたいなものだ。人間のつながりがリソースになるだろう。 先日、会社で、一人やめて大学院に行くというので、その送迎会でハッピーアワーに行ってきた。その人は、昔、高知県でJETをやっていた人。会った当時は、私に日本人が喜びそうな話題を振ってきていた。例えば、日本のケーキはあまり甘くないですねとか。でも、私が喉で喋っているうちに、そういう話題もなくなっていって、普通の会話をしていた。そんなものだ。 以前だと、ハッピーアワーに行くと、そういう親日派と喋るぐらいだったけど、喉をはじめてから、そういうのがなくなり、ただ単に、そこに居合わせた同僚と喋っているという感じだ。 喉で喋ると、普通に人になったという感じだ。 で、喋っていると、同僚が後ろから、おいと声をかけてきた。こんなことは前は起こらなかった。相手から話しかけてくるなんて。 そこで、私は、こら~わしは今しゃべっとるんじゃ、、と冗談を言ったら、とてもよろこんでいた。 つぎに、まだ他の同僚が喋りかけてきて、喋ってしゃべってしゃべくりまくってきた。これも以前は起こらなかったことだ。 前は、ぽつんとして、透明人間だったので、こちらが努力しないと会話に入れなかった。 口発音というのはそういうものだ。ネイティブが聞いたとき、口発音の人の英語は聞きにくいし、また怒っているように、また相手に興味がありませんという感じに聞こえる。 そのあと、また他の同僚と話をしていたのだが、日本の100歳を超えた老人が行方不明になっているという話をしたら、ものすごい盛り上がりを見せていた。非常に、これは変だ。前は、日本の話をしても、盛り上がらないかった。相手が日本に興味がないからだと思い込んでいた。 ハッピーアワーに行ったのは行ったのだが、最近、あまり行かない。口発音時代は、こちらが、アメリカ人の友人をつくりたいというのがあったので、積極的に行ったのかもしれない。でも、ぽつんと取り残されてしまい、嫌な気分になったものだ。 以前、何回も書いたが、前の会社で6,7人ぐらいでランチに行ったとき、私のところから右側に会話のグループができ、私の左にも会話のグループができ、20、30分ぐらい、誰も私を見ないで、話を続けるものだから、もし私が今いなくなっても、誰も気づかないだろうと思ったほどである。 まさに透明人間である。 ところが、喉発音になって、全く状況が変わった。逆に、いつでも友達がつくれるという気になったので、ハッピーアワーにあまり行かなくなった。 私は、透明人間を脱して4、5年ぐらいになるのだろうか。英語喉をやりだして4、5年ぐらいだからだ。 これから留学をしたり、国際交流をしたりする人達には、絶対的に透明人間の経験を味わってほしくない。 しかし、そういう経験なしに、すっと国際交流できる今後の人達をうらやましく思うこともあるが、まあよい。 先日、去年、直接教えさせてもらったかたからメールがきて、英語喉のおかげで、アメリカ人が親しく接してくれるということを教えてくれたので、このことをもう一度書きたかったのです。 長崎の雨さん、ヨーロッパ出張でなにか喉効果ありましたか?ZENさん、パーティーなどでの効果などぜひ教えてください。 あ、そうだ、ハッピーアワーで、会社を辞める人が最後にハッグをしてきていたが、英語喉をやっているとハッグ攻撃にあうことがある。