October 2010

80年代から2010年までの間に、英語音声学は日本人男子のピッチを高くした?

昨日は、茂木さんの英語を聞いてみた。同じYOUTUBEの場所に、もうお一方の動画もあり、興味を持って聞いてみた。ドクター ヒロシ タサカさんの英語による講演である。哲学者のかただ。 この動画を見て思ったことがある。この20年間の間に、日本男児は英語を喋る上で、音程が上がったように思う。以下の動画では、タサカ氏が、非常に高い声で英語を喋っておられる。 http://www.youtube.com/watch?v=YBW2b6r9ryo&feature=channel これは、おそらく、日本人の感覚で英語を聞いたときに、摩擦が多い、周波数が高い言語だという感じがするために、その部分をマネしようとすると、声が高くなるのではないだろうか? これはこの20年間、英語音声学が摩擦音を激しく発音してくださいとか、舌を強く打ち付けてくださいとか、そういう指導をしているために、まじめに発音を勉強しようとすると、声が上ずってしまう、、、ということではないだろうか。 結果、日本人男性が高いピッチで英語を喋ることになる。 しかし、もっとも面白い点は、高いピッチで喋っても、あるいは少し口のなかの摩擦の度合いを増やしても、ヒラガナ英語はヒラガナ英語のままなのである。 そういう意味でも、ヒラガナのまま、そのまま読んでおられる茂木氏の英語のほうが、効率が良いだろう。 今、NHKでCHARO2が始まったのだが、CHAROって、なんか喉発音が浅くて、微妙に日本語英語なのはなぜ?

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茂木健一郎氏の英語

さて、今朝、ジーナに、ハイチでコレラが発生したんだってと言ったら、どうも、ハイチはアルプスの少女ハイジに聞こえる。コレラのほうは、トヨタ車カローラに聞こえると指摘を受けた。 コレラは、シャツの襟に当たりするカラー+ラだそうだ。英語喉発音記号で書くとK-A-l/l-E_r_/r_-u_ ハイチはH-eI-T/d-I だそうです。 発音ができないということではなく、違う音で読んでいたということですね。自分としては、綴りをそれなりに読んだだけなのだけど、、、。難しげな発音のなかに、知っている単語が音として含まれているのを発見するのは楽しいです(襟に値するタンゴがコレラの中にあるとか)。 ちなみに、昨日、中華料理屋に行ったら、アメリカ人のウェイターが、ビールの名前で、カリンがあるという?ジーナが、カリンにしたら?というのだが、なんのことやらわからない。 実は日本のビールのキリンがカリンと発音されている。正確にはK-E_r_/r_-i_-Nだろうか。 さて、本日のテーマの茂木氏だが、以下の場所で英語の達人として紹介されていた。 http://ee.asahipress.com/interview/index.html そこで、どんな英語を喋られるのかなあと思ってYOUTUBEを見たら、以下があった。 http://www.youtube.com/watch?v=7HU05V9HDHo&feature=channel ありゃ、全然、努力していない日本語英語だなあと思った。カタカナをそのまま読んでいるようだなあと思ったのだが、非常に不思議なことがある。英語の達人とされている茂木氏なのに、なぜ全く努力をしていない、完全なるひらなが英語で喋ってらっしゃるのだろうか? これは、外国人の英語に慣れていないネイティブは、茂木氏の英語を理解するのに苦労するだろう。  これだけ長く喋れば、例えば、1秒ぐらいは、ちょっとネイティブ英語に近いところがあってもよいだろう。あるいは、長い間、英語を勉強されていれば、1秒ぐらいは、そういう部分があってもよいのではないかと私は思った。 しかし、もしかして、ご本人としては、それなりに努力をされているところがあるのかもしれないが、それらは、全く弁別的要素ではないのである。 例えばREALLYと言うとき、おそらく口の中を詳しくみていけば、舌の形が違っているのかもしれないが、喉が緊張していて、口発音になっている場合、舌を曲げようが、まっすぐしようが、音に弁別的要素として現れないのだ。 もしかしたら、アクセントの位置だけ見ると100%といってぐらい正しいのかもしれない。しかし、アクセントの位置は、ネイティブが英語を理解する上で、全然、弁別的要素でないのである。 だから、聞いていて、全然、全く、ネイティブの英語を真似る努力をしていない英語だという感想を私は得た。 これは決して、馬鹿にしているわけではない。日本人には2種類の英語がある。 一つは英語喉英語だ。これはネイティブに近い。世界の人達が理解できる。 二つめは日本語英語で、これは少なくとも、日本人と日本に住んでいる外国人には通じるだろう。 ある意味で、両方とも、意味体系であり、片方が、より片方よりも優れているとは言えないかもしれない。 <ただし三つめの英語がある。それは従来のアプローチを本気にして、口をくちゃくちゃやりすぎて、日本人にもネイティブにも通じくなってしまった英語だろう。ただし、それも喋るのが難しすぎて使っている人は皆無だと思うが。> ただ、私は思ったのだが、茂木氏は、おそらく英語の音が聞き取れていないだろうということだ。語彙の力とか文法の力を駆使して英語を理解しようとしてらっしゃるのではないかと思う。 これは主観の世界の話なので本当だとは思うのだが、どうなのだろう。ボンボンボンという感じの英語をダダダダと喋っている人には、ボンボンボンという感じの英語が聞き取れないと思うのだ。 私は5年ほど前に英語喉に出会い、これで日本は変わると思った。3年前に出版されて、変わると思った。しかし忘れていたことがある。 それは80年代のころから勉強をしていて、英語があまりうまくならないなりにも、近似値的アプローチで、それなりに、英語が達人だと思われるレベルに達した人が日本には、何千人もいる。 その何千人の人達の英語勉強に関する考えが、今、日本中を席巻しているし、今後50年ぐらいは根強く残るだろう。 私自身、英語喉以前、アメリカ英語ならば、100%理解できるほどに達し、そして英語喉でもって、どんな英語でも聞けるようになり、また発音のほうもできるようになったわけだが、私と、そして、英語喉の実践者の数をもってしたとき、上に述べた、それなりに英語ができるようになった人達の人口と比べたときに、映画300のスパルタ軍(=喉派)に近いものがあるのかもしれないと思った。 しかし、私は思う。英語の達人と思われている人達は、自分たちでは達人と思っていないのではないだろうか?ただ、自分たちが今までやってきた勉強方法を紹介したいと思ってらっしゃるだけではないだろうか。 例えば、上のURLに達人として紹介されているぐーグルのかたなどは、きっとご自分では英語ができると思っていないのではないか?というようなことを強く思った。インタビューを読んでいて。

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Vの発音 加山雄三*前歯*メソッドで 土曜日セミナーでの収穫 (なんと久々の動画あり)

先日、土曜日セミナーで2時間、3人のかたを教えさせてもらい、全員、最後のテレビを見てもらうところで、聞き取りが向上されたので、大成功であった。全回もそうだけど、今回も、女性の参加者のかたが、口に出して、「聞き取れている!」とか、「あれ、ゆっくりに聞こえる」いう感動を言葉にはっきり出して言ってくださるのでうれしい。 さて、今回、THの発音を(例THE)、まずDを発音し、次に、舌を口の屋根につけづにDを発音し、THに限りなく近い音が出ることを体験したあとで、今度は舌をどてっとしたままで歯に若干、近づけるという方法を試したが、結構、うまくいったと思う。ちょっとまだ気にかかることがあるので、今度の土曜日にもう少し工夫して、結果を報告したい。 さて、Vの発音で収穫があった。これまで気づいていたことなのだが、Vでは上の唇が下の唇についていたらいけません、VがBになりますよ、と説明していたのだけど、そう説明しても、なぜか、その説明に沿わずに、VがBになる人がいた。 従来は、前歯で下唇を噛むと説明されているvだが、正確には、上唇を使わない、、、という説明のほうが正しい。そうして喉を鳴らす。 頼んでも、してくれない、、、とはどういうことか?土下座で頼んでもダメという感じなのだ。しかし、そういう反逆?事件が起こるたびに、学ぶことがある。 それは、なぜ上唇が下唇についてしまうかということだ(=口が閉じるということ)。これは、究極的にはリラックス口と同じなのだが、リラックス顔が必要ということだ。 西洋人は口が開いているとき、いつも前歯が見えている。これは例外がない。今日、渋滞の通りで、自動車で対面から来るアメリカ人の顔を見ていたら、口が開いている人は、全員が前歯が見えている。ジーナだって、口が開いているときは、確実に大きな前歯が見えている。ジーナだけではない。私が一緒に働いているアメリカ人もそうだし、テレビに出てるアメリカ人もそうだ。 あ、これ見たらよく分かるかも。 http://www.nippondream.com/authors.htm つまり、普通に口が開いているときは、常に上の唇が微妙に上に上がるのだ(写真でスマイルするときなどは、確実に前歯が見える。日本人の場合、スマイルしていても、そうならない場合が多い)。 ところが日本人は、前歯が見えない人がたくさんいる。つまり、上唇が下がり気味で、下唇とくっついてしまう。だからVの発音がBになりがちだ。 日本人の顔は、どちらかというと、口先がとがった感じになるように思う。ドラエモンのすねおのイメージだろうか?ジャイアンもそうだったかな? もちろん、それはそういう顔なのではなくて、わざと唇を突き出す感じで構えているということだと思う(だから寝ているときは口先がとがっていないはずだ)。 だからVの発音をするときに、上の唇を下の唇につけないでくれと、大げさに頼んでも、ついてしまう。大げさにというのは、前に動画で示したけど、わざと手とかセロハンテープで上唇をブロックして、正しいVの発音を出すように説明したことがあるが、そういうことだ。 英語顔があるとすると、それは口をあけているとき(喋っているとき)、前歯が微妙に見えている顔だ。それは、口が完全にリラックスしているとそうなるように思える。 さて、それを実践されているのが、加山雄三氏である。以下は、加山雄三氏の「キミといつまでも」だが、前歯が常に見えているし、だいたいにおいてポーカーフェースだ。口を大げさに動かしていない。中間のセリフのところでも同じだ。 http://www.youtube.com/watch?v=3jXlyIkFXm4 加山雄三*前歯*メソッド、この顔でvを発音してほしい。 というか、他の音でもネイティブは全部この顔なのだ。ただ単に、vの時に、日本人には、これを知っておくと便利だということだろう。 今日のテーマは、ちゃんと私の顔で動画をとるべきなのかもしれない、、、と思い、早速、撮ってみたので見てください。 www.estat.us/blog/yuzo_face.wmv 練習としては、普段、暇なときに、前歯を見せて、口をぽかーんとあけてみながら、口と鼻の両方で息を吸うことではないかと思います。 あと、まわりに西洋人がいる人は、口をあけているとき、前歯が見えていることを確認してください。  

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