October 2010
本日のセミナー成果(2) 声を大きくする方法
さて、昨日試そうと思ったTHの方法ですが、今日のかたは、すでに出来ていたために、試せませんでした。残念。来週試します。 さて、声がどうしても小さいままだったので、思い切って、受講者さんに聞いてみました。どうしても声が小さいままになってしまう。どうやったら大きくなるだろう、、、。 結局のところは結論は出ませんでしたが、私のハッパのかけ方に新しいものが出来ましたので、報告します。 それは、「情報をください」という言い方です。 喋っているときに、母音の喉音やR、Y、Wなどに必要とされるビリビリ音が聞こえてこないことがあります。それは、一つには、声が小さいということもあるのです。また喉のあたりがちょっと硬い感じで、そのビリビリ音というか、ビリビリ情報が聞こえてこない。 だから、私はその情報を下さい、、、という言い方をはじめました。 これは、非常に具体的だと思うのです。言い方として。 とりあえずは、声を大きくする方法はみつかりませんでしたが、この言い方は非常に具体的なので、セミナーが終わってからも、おそらく、受講者さんの心がまえとして残らないかなあと。 例えば、人の前でスピーチをするとき。よし、今から、この人達に、喉情報を伝えるぞ!という感じの気合いを入れてもらう、、、と。 情報を伝えるぞとなると、どうしても、声も大きくなるはずだと思うのです。 また、セミナー中、自分のことを同級生と思ってくださいと頼みました。今度試してみたいことがあります。それは、本当に、まずため口(同級生言葉)で日本語会話をしばらくしてみることです。そうすることで、緊張感が抜けるかもしれません。 今日の受講中、目と目が合わないときがありました。それは、おそらく男同士、テレがあるのです。しかし、どうなのだろう。同級生だと思い込むと、結構、照れなく、目と目があうのではないかな??? 皆さん、家族と食事をしているときとか、目と目が合いますか???自然に。たぶんYESですよね??? 音声にて解説しました。 www.estat.us/blog/bigvoice.mp3
本日のセミナー成果(1) SITをSHITと言わないように発音する方法
今日は、すでにかなりできるかたがいらっしゃいました。私としては、二つほど、テクニックを学びました。 そのかたがSITを発音するとどうしてもSHITとなってしまうので、敢行したことがあります。それは、まず、以下をホワイトボードに書きました。 さ し す せ そ SA SHI SU SE SO つまり、日本語ではSとSHがサ行に現れます。つまり、両方とも音として存在するのです。大切なのは、これらの音の塊からどうやってSとSHを取り出すかです。 まず、これらの音を喉の奥深くで発音します。すると、不思議や不思議、子音と母音が分離します。 S~A SH~I S~U S~E S~O そして取り出したSだけを発音してもらうと、微妙に口発音なので、できるだけ、喉のほうで感じてもらえるように指導します。 そのあと以下のようなものをホワイトボードに書きました。 S A I U E O i_ まずはSを指差し、Sだけ発音してもらいます。次に、母音をランダムに指差して、音を出してもらいます。 例えば S~A S~U S~E という感じ(ランダムにやらないとだめ、、、そうしないと、さ、し、す、せ、その固定観念が発音の邪魔をして、Sだけで発音できなくなる)。そして適当にやったあとで、SITのIにあたる母音であるi_を指して S~i_ と言ってもらい、その直後に SIT (S-i_-T) と言ってもらうと成功しました。おそらく、そのかたが、何十年もできなかったことが、この方法でできるようになったので、それなりにすごいことではないかなと自分では思いました。 さて、せっかくできたので、定着したらなあと、4回ぐらい繰り返しましたが、ご自分では、やはり長い間聞いてきている音なので、自分でできていたら分かる、、、というのが感動のポイントではないかなあ???と思って、そういう話をしました。 結局、私たちは、英語の音を神秘化しすぎていたのではないでしょうか?実は、喉を気をつければ聞ける。だから、言えたとき、これまでの人生で、何回も何回も聞いてきた音だから、できたときに分かるのです。 そこで私が出した例が以下のとおりでした。WASHINGTONのTONはつづりがOにも関わらずT-i_-Nなのだけど、実際、それを発音してみると、自分が今まで長い間聞いてきたネイティブ発音と同じなので納得する、、、と。 しかし、私たちの世代は、このように、正しい発音が自分の口から出ると、感慨ぶかいものがありますが、英語喉が当たり前になる世代にとっては、感慨ぶかくなくなるのかな??? 音声にて、説明しました。 www.estat.us/blog/sit.mp3
THの発音の仕方
さて、THの発音の仕方について書いてみる。 実際には、すでに英語喉に書いてある。私が書くのは、教え方だろう。私が2時間で教えるときに、どうやって、THを教えるかということだが、THはこれまで時間が結構かかってきた。 例えばTHISとかTHATを発音してもらうと、ZISとかZAT、あるいはDISとかDATになりがちだが、これは、日本語では、舌を口の屋根にひっつけてから、離して出す音が多いので、そのくせが抜けないということだろう。 THのとき、舌と歯の間に空間がないといけない。そこが閉じてしまうと、ZとかDになる。 しかし、このことを説明しても、普通はTHがすぐにできない。そこで考えたのが、大げさにやってみることだが(これは、以前、書いた)、実は、それプラスもう一つのやりかたがあることに気づいた。明日、セミナーなので、これが効くかどうか試してみる。そのやり方とは、、、、 Dを発音するときには舌をつけるけど、舌をつけないDを出してみる。 これだけでかなりTHに近づくのではなかろうか? これが、GOROZOさんがやっているというTHの発音方法だと思う。 Dを発音すると、どうしても、舌が口の屋根につくだろう。それをつけずにDを言ってみよう。 THATをDATという感じでいうのだけど、そのDで舌をつけない。 すると限りなくTHATのTHに近い音がでる。 次に、少しだけ舌を上の歯と舌の歯の間に近づけて(といっても、舌はどてっとしたままだが)、同じような音を出す。すると正しいTHが出ているだろう。 あるとき、私は、実践者のTHの指導の音声をとって、Dになっていると指摘したあとで、仕事に行ったら、アメリカ人の同僚がTHATと言ったのが、DATにものすごく近いことに気がついた。 それからGOROZOさんが、THを舌をもう、このさい、全然、歯のほうに近づけずに発音しているとTWITTERされていることを思い出した。 それでも、限りなくTHに近いのだろう。それをしておいて、空間をふさがないTHを擬似体験し、その後で、少しだけ舌の持ち具合も工夫すると(どてっとさせたままで。)。 このテクニックを明日使ってみる。セミナー参加者は1名だ。来週は4名さんが来てくれるのだけど、明日は、告知が急だったのかな、1名様だけで、普通だったら、延期すると思われるかもしれないが、私にとっては、自分のテクニックを向上させるチャンスなので、逃したくないのです。受講料は、効果があったときだけ、さらに受講料は、ご自由に、適当に、と御願いしているという資本主義の根幹を揺るがすような料金システムだ。1時間30分ぐらいで喉発音を指導し、最後の30分で聞き取りにもっとも効果的な3ビートを説明するあたり、この最後のところが非常にスリリングである。最後にCNNを聞いてもらい、効果を感じてもらう。効果が感じられるかどうかが、本当に勝負だと強く感じる。 自分のテクニックを最適化していきたいと思う。 音声で説明してみよう。 www.estat.us/blog/that.mp3 PS THで失敗したことがある。エルサルバドル出身の友人が、あるアメリカ人をKIEFと紹介したので、真剣にKIEFと呼んでいた。そのKIEFも、KIEFと呼んだらYESと答えていたので、正しいと思っていたのだ。その人の奥さんは黒人で、確かにKIEFと呼んでいたと思う。今度はジーナにKIEFのことを言ったら、ちょっと待って、それはKEITHだよと言われた。THをFで発音する人がいるのである。