October 2010
ブログ千回目記念 英語をめぐる言説状況のまとめ
本記事のURLに1000と出てきます。これは、この記事が1000本めのブログエントリーだということを示します。厳密には、書いて、あとで消した場合の本数も含めているので、もしかしたら980本めとかかもしれませんが、まあ、一応、1000本目だということで記念の記事を書きたいと思います。 英語喉が出て3年目で、多くの実践者のかたがたに喉パラダイムを経験してもらいました。もっとも最近ではUMEKOさんが、TOEICのリスニングセクションで満点をとられたということ。英語喉は結果を出すのが目的なので、本当にうれしい。 さて、現在の英語をまつわる言説の状況を箇条書きにまとめておきます。 1.日本人の英語の発音がどうやったらよくなるかという研究は行われていない。英語発音に関する言論をしている人達の業績リストには、英語の発音を向上させるということに関する論文(査読つき学術論文のみに限る)がない。つまり、厳密には、英語発音や聞き取りをよくするためにどうするかという研究は行われていない。 2.英語発音、聞き取りのメカニズムを発見した(=英語喉)としても、もっていくところがない。文部科学省(返事なし)、言語学者(それは、ESLの分野でしょう)、ESL(ふ~ん)。 3.発音に関しては、声帯からは常に同じ音が出ていて、それを口の中で調整して音色を作っている、、、というASSUMPTIONがある。まさか、喉で音色を変えてることができるという考えがない。 4.英語ではアクセントの位置が重要であると思い込んでいる。 5.おそらく英語喉をしていない人のほとんどは、英語が聞けていない。でも、世界のノンネイティブも聴けていないだろうと思い込んでいる。 6.言語習得に臨海期(?)とか何とかが言って、何歳以上になったら、習得は困難だという考えがあるが、他の外国人は、平気で英語を使っているので、完全に矛盾しているけど、それに気がつかない。<先日、忙しいときに、若手の中国人が、ある仕事をして私にメールで送ってきたのだけど、その英語の完璧さに驚いた。やはり英語で苦労しているのは、日本人だけだと思う。> などなど 後で足すかも。 明日セミナーしますが、なんと参加者1名さま。確実にネイティブ化してもらいます。
フランス語が内容をともなって頭に飛び込んできた 感動
広島の人が、アメリカの核実験に抗議して、、、うんぬん、、、という話をAMラジオニュースで聞いた。 何が、感動したかというと、私はこのニュースをフランス語で聞いたということだ。ラジオをつけた瞬間、え?フランス語ってこんなにのろまだった?と感じた。あ、これは男性のアナウンサーがたまたまゆっくり喋っているのではないか?と思ったが、女性キャスターに代わってからも、フランス語はノロマなままだった。 しんいちろう いしはら という名前が聞こえて、あれ?日本関連だと思っていたら、急に、意味が飛び込んできた。 広島のなになにさんが、アメリカのオバマ大統領に、核実験に反対して、、、うんぬんうんぬん と。 感動だ。 最近、土曜日に教え始めて、あるかたが、メールで、シラブルのボンボンが全く意味が分からないとおっしゃっていらい、工夫しないといけないと思い、拍手をシラブルに合わせてしてもらう方法をやっている。 いや、拍手の方法は前からやっているが、具体的に、日本語と英語のスピードを比べてもらうのが目的だ。 まず日本語で、やってもらうと、日本語のシラブルが速すぎて、手がついていけない。 ところが、英語でやると、シラブルが結構、遅いので(のろまなぼんぼんぼん、という感じ)、余裕でついていける。 そういう教え方を始めて、セミナーは2時間なのだけど、最後で、あ!聞ける!と感動してもらえる確率がぐーんと増したのだ(ちなみに、受講料は、効果があったときだけと御願いしている)。 で、頭のなかで、あ、バスケットボールをつきながら、自己紹介してもらったらどうだろう。まずは、日本語で、、、無理。速すぎて。英語は、ボールをつきながら、シラブルのリズムを合わせて自己紹介は可能。 HELLOはHEL-LOで、ボールを2回つく。 そんなことを頭の中で想像していた。 そういうなかで、今朝、フランス語のラジオを聞いたら、フランス語がものすごくのろい。 のろい。のろい。のろすぎて、亀のようだった。 すると、意味が飛び込んできたのだ。 そもそも、英語がのろいというテーマは、NKJMさんが英語喉の感想で、TOKYOを外人が発音したら、やたらのろまに聞こえる、、、という話から始まったのではないか。 NKJMさん、ありがとう! ちなみに、TOKYOが、やたら間延びして聞こえるのは、直接の原因は、KYのところをどう発音していいか分からないので、一つ、シラブルを足す、、、という、ちょっと例外的なことが起こっているということもある。それにしても、やはり、西洋言語は遅い。 というか、シラブルに音を2個つめただけで、発射可能になる日本語こそが、機関銃言語なのだ。 他の言語は、3個詰めるので遅い。 こんな説明をしてみた。 *** そもそも、シラブルを無視して聞いていると、例えば、「first of all」がものすごく速く聞こえるのではないでしょうか? F-I-R-S-T-O-F-A-L の一個一個の音を聞いているならば(全部で音9個かな)、例えば、この全体を1秒で言うならば、1秒 割 9なので、1音につき0.11秒です。 ところが、実は、日本語のヒラガナと同じようにシラブルというのがあると気づけば、 FIRST-OF-AL(あるいはFURST-TUV-VAL) は3つの塊からなるので、1シラブルのスピードは、1秒 割 3 で 0.33秒になります。遅い、遅い。 **** さて、上では、NKJMさんのことを紹介した。また、セミナーに来てくださった方のことも紹介した。こんな感じで私は、喉実践者さんからの刺激を受けて、指導法を工夫することが楽しい(といっても、常に、英語喉を見たらもう書いてあるのだが、、、やっぱりジーナはすでに言っているといつも思う)。 GOROZOさんというかたが、THを舌をあまり動かさずにやっている、、、ということをTWITTERで言っていたけど(GOROZOさんだったかな?)、それも実は、なーるほどと思うことがあったので、明日、書くので読んでね。でも英語喉読んだらやっぱりもう書いてあるんだけど、、、。
UMEKOさん、TOEICリスニングセクション満点おめでとう
今日は、UMEKOさんが、以下のBLOGでTOEICリスニングセクション満点を報告されていて、とてもうれしく思いました。おめでとうございます。 http://73417248.at.webry.info/201010/article_1.html なるほど、余裕で聞けるので、選択枝を先読みする必要がなくなった、、、と。英語喉のお陰と書いていただいていてうれしく思いました。 やっぱり3ビートですかね。音が切れないんだと。喉の音に集中力を合わせるならば、やはり、全ての音が聞き取れますよね。 矛盾しているようですが、音はつながっている+音はシラブルごとに束ねられている、、、と。 この矛盾するようなことが、結局、日本人にシラブルを気づかせることを遅らせたのでしょう。中国語は、ましですね。音はきれぎれである+シラブルごとに束ねられている、、、と。矛盾がありません。 さて、UMEKOさんが、選択枝を先読みする必要がなくなったとおっしゃったけど、私も英語喉でやっていて、文法やらコンテキストにさえ頼る必要がなくなりました。よく、背景も知っていないといけないみたいなことを聞くけど、英語を理解するのに、背景を知る必要はないと思います。今、CNNつけてて、世界の色んなニュースが入ってくるけど、背景全然知らなくても言っていることが分かる。 前は、文法に頼って聞いていたときもあります。予測しながら。でも今は、ただ聞いているだけ。