January 2011

教育実践・言説の脱構築
結果を大切にするということ 基本ではなく

どんな知識の分野でも基本が大切だという論調が強い。いきすぎると、新しい考え方やメソッドが受け入れられなくなるということになる。そもそも基本という概念において、間違っている場合がある。 例えば、英語でスペルなど、基本だというかもしれないが、人類の歴史から見ると、スペルというのは、ずいぶん、最近になって現れたものだ。基本は、発音と聞き取りである(ちなみに、発音と聞き取りを分けて考えているのは日本人だけだ。例えば、アメリカでは、発音というジャンルも聞き取りというジャンルもなく、あるのは、例えば、「日本語」とか、「スペイン語」だけだ。その証拠に、アメリカの本屋や、ネット書店には、発音コーナーもないし、聞き取りコーナーもない。アマゾン書店のジャンルには、そういうジャンルがない。だから発音部門で一位という概念がない。) だから、人に、「あなたはもっと(基本)勉強してから出直してください」と言われたら、その分野には新しい考え方が浸透しにくいと考えるとよいだろう。それぞれの分野に、その分野の門番のような人がいる。 さて、ある曲を8チャンネルの録音機で録音してみたのだが、やってみて聞いていると、色んなことを考えた。その曲というのは、これだ。m4aはIーTUNEの形式だけど、普通のPCで再生できるのかな? www.estat.us/blog/ISHST.m4a (ここだけの公開にて失礼) 考えたのは、こういう曲を録音すると結果が出る。結果がでるから、ここをこうしたらいいとか、ああしたらいいとかいうことが分かりやすい。ここをしくじったから、こう直そうとか。 例えば、高校の授業などで、課題を曲を録音する、、、としたらどうだろう。すると、いろんな技能を駆使しないといけない。録音にしても、音にエコーをかけるかどうかとか、歌はどういう風にするかとか、後で聞いてみて、ここはこうしたほうがよいんじゃないか?とか。CDに入れて、ジャケットなんかもデザインするだろう。 そう考えると高校時代は、本当に恵まれた環境であった。まわりにヘビメタがたくさんいたし、竹原市に木原楽器という音楽店があり、その木原楽器さんが、「元気ライブ」と称して、高校生などに、音楽表現の機会を与えてくれていた。本当に感謝したい(http://www.kiharagakki.co.jp/freepage_20_1.htmlに写真があった!)。スタジオがあって、そこでものすごいレベルの高い高校生のバンドが練習していて、泡をふくほどであった。 逆に、学校では、基本、基本ということが多くないだろうか?部活でもそうかもしれない。  基本、基本ということばかり言っていると、日本の中学などでは、口を大きく開けてうたえぐらいで、とまってしまわないだろうか???? 10年ぐらい前から仕事として、アメリカの教育、それも教育改革を評価する仕事をしているのだが、アメリカには色んな教育の工夫があって、それを試して、そして結果がでたかどうかを評価する。 そういうのを今まで見てきていて、思ったのだが、日本の制度って、そういう変わった教育改革的授業をとりいれたりする余裕がゼロ???中学、高校レベルで、うちの学校では、国語を教えるのに、メソッドAを使います、、、なんて不可能のように思う。 10年ほどまえに、メキシコとの国境上あたりの高校にリサーチに言ったら、当時、最新鋭のマルチメディアの授業とかあって、メキシコ系の高校生たちが、グループになって、課題に取り組んでいた。課題というのは、番組をつくったりすることだ。 今日のタイトルにもあるが結果をだすということだ。 その当時、思ったのは、しかし、先生の指導がいきとどかないんじゃないか?ということだ。一人しかいないのだから。例えば、ある子が、もくもくと作業をしていたのだけど、それは、映画みたいなのを作っていた。そして、先生は軍隊をリタイアした人で、その先生いわく、「この子はもくもくとやっていて、たまに質問はあるけど、ほっておいても、よいものを作っているよ」と。 それを聞いて、私が思ったのは、当時だけど、「それは教育じゃないだろう」と。 しかし10年たってみて、やっぱり、その子が結果を出そうとすることで得たスキルなどが、現在のニーズにあっているだろうということだ。だって、アーティストで仕事を探すと、やはり、そういうマルチメディアのスキルがいる。イラストが描けるだけでなくて、それをアニメーションにしたりできないといけない。 結果を追求していると、それに必要な技術などが見えてきて、そしてそれをマスターしてしまうのだ。さらに、やっているうちに、問題を解決できる勘みたいなのがついてくる。 ちなみに、私が見た高校は、本当に貧しい地区にあったのだけど、恐ろしいようなほどの機材があった。なんでも、寄付だったみたいだ。 おそらく日本人論の人達によれば(例えば、国家の品格の藤原さん)、改革、改革というのは、おかしいと言うだろう。しかし、やはり、グローバルで求められるのは、問題解決能力だったりする。そして、それは実際に、結果を出しながら、育てていくものだと思う。 そもそも、日本人論者のかたがたは、もう永久就職ができている人ばかりだと思う。だから、言っていることがやや悠長だと思う。 先日、NHKを見ていたら、インド人の親が出てきて、東京に住んでいるのに、日本の教育では将来が危ぶまれるので、東京にいながらインドの教育を受けさせている、、、とのこと。 実際、先日のセンター試験をみたら、私の頭に浮かんだ最初の言葉は、「ふぁっくゆー」であった。正直いって。正直いって。だって、社会とか歴史のテスト。会話形式で、あたかも、教育的に豊かな感じの雰囲気だけど、会話形式にする理由は全くなく、些細な暗記テストだ。 現国もそうだ。ある箇所をさして、その意味を問うような形式だが、意味を問わなければいけないような文自体、悪文であり、教育の場にはふさわしくない。わざわざ試験をつくるための形式である。 こういうのを基本と呼ぶのだろうか? 私は、こういう基本は頭を悪くするのではないかと思う。木をみて森が見れなくなるのではないかと感じる。このことを実験などで検証するべきだと思う。 結果を大切にする方向が良いのではないだろうか?

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かっこいい日本を目指そう

昨日、またしても映画を見たのだが、それはグリーンホーネットという映画で、二人のヒーローのうち、運転手役が「加藤」という名の東洋人で、これがものすごくかっこいい。自動車を改造して、もう一人の、どっちかというとずっこけたヒーローと一緒に町の悪い奴らを退治する。自分たちも悪役のふりをしながら。 http://www.sonypictures.com/movies/thegreenhornet/ 加藤と言う名前だといったけど、ケイトーと発音されていて、また上海出身ということになっているので、わけわからん。役者は中国人だけど、これって、日本人がやってもよかったのだろうと思うけど、通じる英語が喋れる日本人がいなかったということではないか? これは本当に屈辱である。メモワールオブゲイシャでさえ、中心の女優は中国人が日本人のふりをしてやっていた。キルビルに出てきた中心の女性3人の一人は、日本人の名前をもった人だけど、それも、中国系アメリカ人がやっている。 それは日本人を使うと英語が通じにくいからである。 もちろん、渡辺謙氏なども活躍している。渡辺謙氏は、なんと日本的なる映画だけでなくて、普通のアメリカの映画(インセプション)に登場するまでになっている。これは革命的である。 それは、渡辺氏が、少なくともアクビエリアで発音しているから英語が通じるということである。これが、ゲップエリアまでカバーするとなると、今度は、本当に、アメリカの映画やドラマで必ずしも日本人役でなく登場することになる。ゲップエリアを使わないと、あ、い、う、え、お以外の音が出せないから、役が限られてしまう。 さらに、渡辺氏は素晴らしい演技を見せているが、他の普通の日本人の俳優さんは、体が硬すぎて、西洋のドラマに登場するのは不可能である。顔以外の体の場所で演技がしにくい感じだ。さらに、声を大きくする小さくするでしか感情表現ができない。これは姿勢、そして日本語の根本的な発声のメカニズムのせいであるが、英語喉の4章、5章を読んで練習してもらえば、克服できると思う。 さて、グリーンホーネットの加藤(けいとー)がとてもかっこよかった。自動車を改造し、びゅんびゅん、うならせて問題を解決していくのである。中国人アクセントがあったが、あれはわざとやっているのではないか? http://www.youtube.com/watch?v=mPDGk0gpWG0 (2分ぐらいからこの彼が喋るが、通訳に頼りつつも、シラブルの正しい英語を喋っている。微妙に喉発音だが、口発音の要素も残っている、、中国語なまりはわざとやっているのではないようだ。) 以前、三羽氏が、苫米地 英人氏の発言をこう引用されていた。渡辺氏がハリウッドで活躍できるのも、日本語なまりがあるからである、、、と。 私は同意できない。ゲップエリアを征服すると、日本語なまりだろうが、フランス語なまりだろうが、なんでもマネができるようになる。そうすれば、英語がネイティブと同じであったとしても、もちろん、日本人として役をするならば、日本語なまりをつかえばいい。NYの刑事としてドラマに出るならば、ニューヨークのなまりでやればいい。 苫米地 英人氏がそういう感覚をもたれるのは、おそらくご本人が英語になまりがあるからだと思う。3ビート、喉発音など完璧に近い苫米地 英人であるが(YOUTUBEでみた)、それでも口のなかで舌が活躍されている感じなので、それが微妙なるレベルの日本人なまりになっている。だから例えばTHの発音などがザになっている。これは、楽天の三木谷浩史社長と同じかんじであった。もちろん、この二人の人の英語はネイティブ並みだ。舌が活躍されている感じがするので、口発音の要素が少し出ると言うことだ。 しかし、これをゲップエリアを使うならば、どんな音でも出すことができる。だから、なまりというのが絶対的に刻み込まれたという感覚がしなくなるのだ。それができると新しい世界が広がる。 私は、例えばスペイン語で、会社のカフェテリアで食べ物を買うときは、Sを微妙にあまり発音しない感じの、エルサルバドルアクセントみたいにして喋る。でも、相手がメキシコ人だったら、クリアに喋る。使いわけているのである。どこまで正確にできているかはわからない。 皆さんも、ぜひ機会があったら、グリーンホーネットをみてほしい。あれに登場するかっこいい加藤(けいとー)のように、日本人男子(ありゃ、男だけ?)の理想像ではなかろうか? ちなみに、英語喉の姿勢のところで、西洋人の標準姿勢で猫背が直るというのは書いている。先日、ぼーと朝日新聞を読んでいたら、ある女性で作家の人。病気がちだったのを克服した?みたいな記事があって、O脚が直った、、、と書いてあった。一体何をしたのだろう??? 姿勢でまずかっこよくなれると思う。以前、ダンスのレッスンをとっていたのだが、韓国人のおじさんで座っているときは、そうでもなかったのだが、すーとたって、社交ダンスを踊りだすと、ものすごくかっこよく見えた。 かっこいい日本というのはテレビ番組のクールジャパンとは違う。あの番組は、さまざまな外国人を招いて、日本の文化を紹介する番組だけど、イメージとしては、ほら世界の色んな国は、多様な文化があるでしょ!というメッセージである。 しかし、現実は、けっこう、日本だけがかなり違うのである。その点が、あの番組を見ていると分かりにくい。例えば、「オランダではね?」とか言って、喋りだしたとする。実は、そのことはフランスやイギリスでも同じだったりする。 かっこいい日本というのは、その文字のとおり日本人として、かっこよくなろうということだ。これまで、日本人論は、あまりにダサいことを言い過ぎた。例えばだが、とにかく机について本を読めとかそんなことばかりである。 3色のペンで本を読みながら色分けをして理解しましょうとか、あまりにもださすぎませんか? 英文法をやると、頭の訓練になるというような考え方も、それは自分が文法をやっているからじゃない?じゃ、自分が賢いっていいたいわけだと思うけど、それも、あまりにかっこわるいと思いませんか? グローバル経済で大切なのは、なにがかっこよいことで、何がかっこ悪いかを見抜いて、デザインや製品を考えることだ。そういう点で、アップルは素晴らしい製品を出している。 私自身のとりあえずの第1歩は、腕立て伏せです。一日に腕立てふせを、500回こなします。大部分は、想像のなかでやるので、あまり効果がありませんが。 うちでよく見ているテレビ番組は、ミリタリーチャンネルといって、アメリカ軍のマリーンの訓練の様子とかを見ているのだけど、ものすごい数の腕立て伏せをこなしている。 だから、これをひそかにやっているのです。 かっこいい日本を目指そう! 10年後、アジアの他の人たちが、新婚旅行は、やっぱり日本だよね~~。あのかっこよくてロマンチックな国でハネムーンしたい、、、とぐらい言わせたい。 いや、まじで、カリブ海の写真とってきたけど、基本的には、海岸線とかよく似ている。瀬戸内海みたいな感じのところもある。  

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英語の勉強の仕方

1229 今週末のセミナーの募集です。 <a href="http://www.doodle.com/bpxmkqvv8ufgtktm"><font color="#b85b5a">http://www.doodle.com/bpxmkqvv8ufgtktm</font></a>    英語の勉強の仕方 発音と聞き取りができるようになって、すぐに実践にうつるべき。 MASA日記にて、今度は二人めのアメリカ人のインタビューが載っています。MIXIでMASAさんのマイミクか、マイミクのマイミクになると読めます。 ソーシャル・ネットワーキング サービス [mixi(ミクシィ)] mixi(ミクシィ)は、友人・知人とのコミュニケーションをさらに便利に楽しくするSNSというサービスです。 mixi YOUTUBEで聞き取りをやってみるのもよい。日本に住んでいる外国人による作品はどうでしょう?分からないところをあとで詳しく見る必要はないと思う。分からなかったら、分からなかった部分でもう終わっていますので、それはそれでいい。次にすすみましょう。 外国人の苦手なところー和式トイレ <a href="http://www.youtube.com/watch?v=4CYo3t1uhmg&feature=related">http://www.youtube.com/watch?v=4CYo3t1uhmg&feature=related</a> コメント:ビデオに音楽とか字幕とか入っていて、うまくできていますね。 日本人彼氏の出来る方法 <a href="http://www.youtube.com/watch?v=z7oSbEip_sg">http://www.youtube.com/watch?v=z7oSbEip_sg</a> コメント:この人(上と同じ人ですけど)は分かっておりません(笑)。が、色々な意味で深いトピックです。 外国人、新幹線の速さにびっくり大興奮!Excitement great to the Shinkansen! <a href="http://www.youtube.com/watch?v=JF-aKl7_gHg&feature=related">http://www.youtube.com/watch?v=JF-aKl7_gHg&feature=related</a> コメント: 「のぞみ」と「ひかり」という日本語がネイティブ風に発音されているのが面白い。全然、難しい単語が使われていない。だから、単語が分からないから聞き取りができないということではない。 toshiki omori Says: June 21st, 2011 at 10:20 am e最近になりまして英語喉の存在を知りました。 週末セミナーですが、私のような英語喉未習の者でも参加可能なのでしょうか? 宜しくお願いいたします。 上川一秋 Says: June 21st, 2011 at 7:28 pm e教科書として英語喉の本はいりますが、練習自体は、されておらなくても大丈夫です。実際、去年までは、地元で直接会って、教えてきましたが、95%の学習者の皆さんが、そのとき英語喉の本を見るのさえ初めてでした。 予習をされるのであれば、YOUTUBE動画で、舌きりスズメメソッドというのを探してTHの練習をしておいてください。

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