January 2011
言語学者のまことしやかな言説、二つ
英語教育に関してよく聞かれる言説の二つをここではクリティークしたい。 ひとつめの勘違い 日本語だって、聞きにくいときがある。だから、英語だって聞けなくてもある程度は普通。 これは勘違いである。確かに日本語は聞きにくい。日本人向けの日本語放送でも、字幕がついているほどだ。実際に、日本語を字幕なしで聞いてみてほしい。意味がとりにくい。理由は情報の伝達が遅いので、じれったくて、ぼーと聞いていると、意味が入ってこないからだ。音として聞きにくいというよりスピードが遅いので、文脈をとりずらいということだ。 しかし、英語や、他の言語は、シラブルに意味がぎっちりつまっているので、聞きやすい。私は例えば今、となりの部屋からぼんやりと英語ニュースを聞いているが、意識すれば、このように書きながらでも、意味があちらから入ってくる感じだ。 つまり、日本語で日本語が理解しづらいから、英語でもそうだろう、、、という勘違いである。 もちろん英語でも聞きづらいときがあるかもしれないが、日本語とは比べ物にならないほど、理解しやすい言語である。だから、例えばアメリカでは、日本人以外のノンネイティブは、ある程度、普通に英語を聞き取り、英語を喋っている。 実は、この勘違いは、私は学者が、冗談、あるいは言い訳で言っていると思い込んでいたが、最近、日本語は理解しにくい言語だということに気がついて(テレビに字幕が出るほどだ)、彼らが真顔で言っているということに気がついた。へんないい分けだなあと思っていた。 ふたつめの勘違い 日本人が学校で英語に触れる時間を正確に計算すると絶対量が少ないので、喋れなくても当たり前 これは勘違いである。というのは、もし英語喉で、聞けて言えれば、英語に接することじたいが楽しくなるので、中学生が家に帰ってからも、例えば洋画をみたり、音楽を英語を理解したいという気持ちで聞いたりする。興味が増えるのだ。学校外でも接する時間が、増えるのだ。それに従って、英語力も向上する。 これは他の科目だと普通のことだろう。国語とか、音楽とか。 外国人の友人とメールを交換したりもするだろう。 逆に今のように、聞けていえなければ(英語喉をまだ知らないので)、もちろん、英語に触れる量が少ないの確かだ。
三羽氏 対 私 で朝まで討論の申し込み + 英語喉と歌
最近、三羽氏のブログで私にとっては、精神論的な言説論者のかたがたの本が紹介されているのだが、どうも、賛成できない意見が多い。 例えば、偉い先生によると「古典を読むべし」ということになっているが、私の意見では、それを言うことで、「ど~や、わし、えらいんやぞ。キミ達は机について古典でも勉強していなさい」ということじゃないか? それは私自身、ニーチェやフーコーに言及するとき、「わしはえらいぞ、おまえら、よんどらんじゃろ?」という気持ちが100%で書いているからだ。 三羽さん、これらの論点について朝まで討論の企画どうでしょうか? 何か人の役に立つアドバイスというのが出せるかどうかというのだと思うのだが、じゃあ、私は、それらの偉い先生に対抗して、来週あたり、音楽理論教育の革命につながると思われる動画を発表することにする。 わくわく。 外人声強制ギブスは、あの動画とったとき、これで何かが変わると思った。で、菅原里奈先生のミラクルボイスメイキングにつながったし、また最近はアーティストのかたの肯定的な意見ももらった。 今朝発見したんだけど、ENGLISH BOOTCAMPのYUMIさんのブログで英語喉を発見された東エミさんという歌手のかたから評価を受けている!どうもありがとう。 http://ameblo.jp/higashiemi/entry-10759585413.html YUMIさんは、神崎先生を通じて英語喉を知ったのですよね。喉つながり万歳! 歌唱の専門家の永田先生からも以下の評価をもらったのは、去年のことです。 http://ameblo.jp/molto-piu-acute/entry-10615535104.html
くっちゃんと喉やんの顔初公開 二人がレッスン3を動画で説明しています。
沖縄の皆さんが、今、たぶん英語喉の前半にとりくまれていると思いますので、基本的な事項としてレッスン3になるMの発音の仕方を、くっちゃんと喉やんが、動画初登場で説明します(顔が分かってしまいます)。 沖縄の皆さん、はじめまして。http://crm.ti-da.net/ (1月4日のところを見てください)で、紹介していただいています。毎週火曜日の晩に放送です。放送終了後の動画もあって、これはけっこう深い。KATSUさんも、最近のBLOGで言及されています(http://ens-katsu.blog.so-net.ne.jp/2011-01-06)。 さて、英語喉のレッスン3では英語の子音を独立して、母音と離していう練習ですが、同時に、音にライフサイクルがあるということを学びます。 日本語のMは、マで分かりますが、後続の母音と硬く結びついていますし、また口が閉じたところから始まります。 英語では、Mだけでいえますし、また、M自体にライフサイクルがあり、前半があり、真ん中があり、後半があるのです。 これまで日本人は音を瞬間的にとらえてきたので、音にライフサイクルがあるということを無視していました。すると、例えばMで言うと、真ん中以外の場所は、雑音として脳が処理していたのだと思います。 それでは、くっちゃんと喉やん、動画で説明願います。さ~て、どんな男前でしょうか? 実際に、DCの人を教えるときは、このやりかたでレッスン3がすんなりできるようになりましたよ。 あと新しい説明として、ゲロをするような感じで空気を多く押し出すということを加えました。喉をリラックスさせると日本人の声がどうしても小さくなってしまいますが、これで、うまく行くと思いますよ。 それでは、どうぞ! www.estat.us/blog/lesson3_M.wmv