March 2011

仕事に燃えた+心のケア

今日は、朝、あるプロジェクト(昨日説明した)のボスから電話が入り、カズ、日本語の文書を見るのを手伝ってくれ、、、という指示をもらった。 私の仕事は、州政府だとか連邦政府のコンサルティングだけど、このプロジェクトは米国において、震災があったときに(アメリカではトルネードとかが多い)、援助をするのが目的。それも心のケアの援助だ。国内の震災のみが対象なのだけど、連邦政府のリクエストで例えばハイチ地震のときは、ハイチの心のケアのため、色々と後方支援をした。 なんと、今回は、日本の震災の心のケアの後方支援を少しするということなのだ! アメリカでは、誰が何人とかあまり考えていない。私が日本から来た日本人だということを、たまたま、このプロジェクトのメンバーとは電話会議だけのことが多いこともあり、実際、メンバーに直接はあまりあったことがない。私は、普段から英語喉で喋っているのでアメリカ人だと思い込んでいたのだと思う。 でも突然思い出したように、私が日本語ができるということに気づいたのだ。それは昨日、実は、電話会議の最後で、「俺は日本から来たのだ」と言ったから、メンバーの間に知れ渡ることになった。 タスクは心のケアの日本語の資料を調査することだったのだ。今日までは、遠く離れて、どうやって貢献できるのかと愕然としていた。日本に住んでいる人でさえ、あまりの被害で道路状況など悪く、できることがない、、、といらいらし、この際、原発内で消火作業に協力できないだろうか、、、などと、思っている人は多いはずだ。 皆さん、これ読んでみたらどうだろうか? サイコロジカル・ファーストエイド 実施の手引き 第2版 という文書で元々英語で書かれたものを兵庫のかたが訳されているのです。 http://www.j-hits.org/psychological/index.html 英語で読むならば、http://www.nctsn.org/content/psychological-first-aid でPDF版を探してください。  調査によると、心のケアというのはとても重要だということだ。どのように、人に接するかもある。また、自分ともどう接するかというのもある。 さて、アメリカの国務省が、アメリカ人は、少なくとも80キロ?ぐらい原発から離れるように勧告したが、アメリカ人にとって、感覚的に20キロ、30キロは近すぎるのだと思う。普段から、フリーウェイで70マイルで自動車を運転している。70マイルというとキロにすると100キロぐらいだ。だから、心理的に20キロ、30キロは近すぎるのだと思う。自国で運転するときの感覚で、距離を考えるのだと思う。実際、私も毎日70マイルで運転している。それが制限速度だからだが、それでも他の車が追い越していく。 昨日は韓国人の同僚が、目に涙をためたように、ねぎらいの言葉をかけてくれたが、今日は、中国人の同僚がまたしても目に涙をためながら、ねぎらいの言葉をかけてくれた。カフェテリアに行ったら、エルサルバドルの人が目に涙をためながら、ねぎらいの言葉をかけてくれた。  一番苦しいのは、やはり被災地のかたなので、この色々な人の思いが届いて欲しい。 加油!と言うそうだ。中国語で、発音はジャユだったか。  

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いのりつつ(3) +腹式呼吸

仕事で、米国における緊急時のメンタルサポートのプロジェクトをしている。たとえばハリケーンが来たときに、連邦政府が緊急事態を宣言すると、メンタル部門でのカウンセラーが現地に飛ぶ。そして、その作業をテクニカルにサポートする。 アメリカに住む日本人のための情報収集(精神的サポートの分野での)みたいなのを今日、メンバーがやっていた。 色んなところで日本のために人が動いている。 さて、英語の発音どころではない状態が続いているが、何か書いておく。 最近、2回、教えたが、印象的だったのは、ある方が歌をやるということで、すでに腹式呼吸というのをしておられたのだが、その腹式呼吸をされたときに、お腹を動かされていた。ぺこん、ぺこん、、、という感じで。しかし、そのぺこんぺこんのお腹の筋肉運動が、実際には、声に全く影響を与えていなかった。 つまり、プロの人が腹式呼吸というとき、つまりできている人が、出来ている腹式呼吸をするのと、アマチュアの人が腹式呼吸というときは、起こっているプロセスが違うのだろうと思う。腹式呼吸というのは、厳密には呼吸をすることではなくて、きっとゲロプッシュという形で、力むことなく声帯付近を響かせる効果をもつ呼吸器官系の動き方なのではないだろうか? 「腹式呼吸」というのは便宜上の呼び方であり、実はゲロプッシュという体内の動きがいわゆるプロが、他に言いようがないので、腹式呼吸と呼んでいる可能性はないだろうか? もちろん、たくさんの息を使うのは大切であるが。 私は1時間半ぐらいで一人づつ発音と聞き取りを向上させているが、次の挑戦はどれだけ短時間で教えられるかを目指してみたい。 いのりつつ、、 英語発音どころではない。しかし、今後の大変な日本の10年、特にお金のない若者、いや、人達に大学教育なしでも、スキルがつくような体制をつくるしかないと感じ出した。  

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いのりつつ (2)

アメリカでは、専門家が、日本の情報を受けて、原発に関して、とても心配しているが、チェルノブイリレベルのことは絶対に起こらないとしている。それは、リアクターが止まっていることと、それを囲んでいる容器があるからだとしている。ベストシナリオとしては、スリーマイルアイランドのような形で収拾することと今CNNが言っていた。結果としては、人体には大きな被害のない形で収まったそうだ。結局のところは、スリーマイルアイランドも現地の住民には、1回のレントゲン分以下の被爆であったそうだ(と1時間前にアメリカ人の専門家が言っていたが)、それと同じことを日本人のかたが今NHKでおっしゃった。 http://voon.jp/a/cast/?id=4wfmechxvivgwxi2#seal 現在、被災にあわれているかた、そして、リアクターで活動されているかたを祈りつつ応援するしかない。フェアファックス郡からの救援隊も、今日は、日本の沿岸の街のほうに向かっていると今朝テレビで行っていた。でも途中で、日本の警察が危ないからと2時間ぐらい待ってくれと言われて、待っているということがアメリカで報道された。緊急隊は危険があっても行くという覚悟で行っている。朝日新聞サイトで、米軍が、施設の火事を消しているという記事を読んだ。アメリカでは全く報道されていない。 現地に50人ぐらいの日本人が残ってやっているという。このかたたちのことを祈ろう。 石原東京知事が、津波は「天罰」だと発言して、謝罪撤回していた。今朝、自動車でラジオをつけたら、その発言が紹介されていた。 この復興への努力は時間がかかると言われている。そんなときに、昔ピースボートを主催していた女性の議員のかた(今、ちょっと名前を忘れたが)、首相の片腕となって復興のリーダーシップをとるというニュースを聞いた。 日本は男性社会と言われている。アメリカもそういうところがあるけど、女性がかなり進出している。男性的な感覚で、例えば、メキシコ湾の石油流出事故があったけど、世界一深い石油田を掘るということは得意だ。しかし、事故があったあとのことを対処はあまり考えていない。男性的なる本能は、戦争にしても、攻撃するプランは立てるし、そのための武器などを設計したりするが、負けたときのプランは不得意だ。 女性的感性は、最悪の事態を想定してシナリオを立てる傾向がある。また、複数のことを同時にあやつることに長けている。男性的感性はアルゴリズム人間で、理論でこうして、ああして、この道具を開発して、それをこんなに使ってという一直線的思考には長けている(例えば、真珠湾攻撃では、かなりテクニカルな工夫がゼロ戦に加えられて、浅瀬でも魚雷が撃てるように工夫された。)ゲイの人は、この二つの感覚を両方備えていたりする。 まだ、現在進行中のことなのだが、復興は長丁場になるだろう。国民全員が、さまざまな才能、それも持って生まれたものを生かすことで、今後、この10年、やっていく必要がある。 現在進行中に、理論的コメンタリーをすることは、不謹慎だと思うが、近所の人が、10年かかりますよと言っていて、そんなことを考えてしまった。 現場で作業にあたっているかたのことを祈りたい。 また、被災地は寒いという。これも大変だ。 さて、この大騒動のときに、確かに英語発音どころではない。しかし、英語喉コミュニティーというか、ファミリーみたいなのが現にあり、あまりに、何もしないと、逆に不安になる。大丈夫かなとか思ってしまう。 だから、あえて、MASAさんがUPされていた音声に指導を入れた。 MASAさんは、兵庫の地震のときの経験を生かして、MIXI日記で情報を発信されておられる。 http://voon.jp/a/cast/?id=4wfmechxvivgwxi2#seal これは私が音声でコメントした。 www.estat.us/blog/masa_03_15_2011.mp3

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