June 2011
イントネーション再考+問題が問題として見えてくる現象
1228 菅原里奈先生がボイストレーニングの講習会をされると以下で発表されています。ためになりそうです。 http://linax.seesaa.net/article/210855703.html さて、MASAさんが、大活躍をされている。以前、1年以上も前にKAZYさんが、SKYPEでアメリカ人の友人をばんばんつくってらっしゃった。同じようにMASAさんは、SKYPEやら、LANG-8やらで、毎日のように英語を喋っておられるようだ。なんとMASA RADIOという企画も進行中で、以下は、エミリーさんというかたへのMASAさんのインタビューである。 http://audioboo.fm/boos/391009-masa-radio-talking-to-emily MASAさんの活躍はMASAさんのMIXI日記を読むとフォローしやすい。 よく日本人が英語が喋れないのは、失敗をおそれるからだと言うが、あれはウソじゃないかな?英会話のときに失敗をおそれるから喋れないなんて人は本当はいない。喋れないのは、実際、喋れないから喋れないのだ。相手の言っていることが聞けない、また発音も難しくて言っても通じない。だから喋れないのだ。 MASAさんは、英語喉に出会って100日以上が経過したわけだけど、他の余計なことをせずに、英語喉のあとは、すぐにネイティブとの会話を始めた。 これは、まったくネイティブの子供が英語を学ぶのと同じ順番である。 ネイティブの子供でさえ、6,7歳にならないと読み書きを習い始めないのに、なぜ日本人が最初からスペルとかを暗記して、YES IT ISと書くとき、YESとITの間にコンマを入れないと間違いになったりするのだろう??? 言語はまずは音なのだ。 そもそも、よく語彙とか文法とかの方向に行くのが普通の日本人の方向だけど、実際、もう中学、高校でやっていることなので、それをやり直す必要性がなぜあるのかな??? 英語には、6年間もやっていて、またあとでやり直さないといけないような文法事項は存在しない。 実際、聞くほうには、文法が分からないから理解できなかったなんてことはありえない。HE LIKESで相手がHE LIKEと言ったから理解できなかったなんてことは起こらないし、相手がネイティブだったら、文法を間違うのはまれだから、問題にならない。 言うほうにしたら、英語は文法を間違っても通じる簡単な言語だ。I EAT RICE YESTERYでも通じる。I EATED RICEでも通じる(正しくはATE)。 さて、イントネーションも簡単だ。 アクビエリアの音は、なんとなく、努力しなくても高い感じになる(首の上のほうで発音するため)。 ゲップエリアの音は、なんとなく低い感じになる(首の根元で発音するため)。 その証拠に例えばRとかWやYの音、つまりゲップエリア発音の音はだいたい低くでる。CARと発音したとき、Rのところで自然に下がっていくような感じがする。 次に、感情は喉で発音していると自然と音に現れる。楽しいと思って喋っていれば、喉発音は心で感じていることが音色に出るのだ。 さて、第3に、これは私がセミナーの最後でフリートーキングをするときにいつも言うことだが、ただ単に音として英語を喋っていたらダメ。意味のある言語として英語を喋る。意味を噛み締めながら。するとイントネーションでさえ正しくなる。これは自然に起こることだ。 例えばだが、「安芸の島」という相撲取りの名前と、安芸という場所にある島という意味で「安芸の島」と言ったときに、自然とイントネーションが変わってくる。 これと同じだが、ある建物の名称としてWHITE HOUSEと言う事と、白い家という意味でWHITE HOUSEというときは、自然にイントネーションが変わってくる。 これは、暗記の問題ではなく、また国籍や喋っている言語に関係なく、自然に起こることだ。 だから、日本人がWHITE HOUSEとWHITE HOUSEの違いは?などと暗記する必要はない。 一つの名称と思って発音していれば、相撲とりの「安芸の島」のイントネーションが自然に決定されるようにWHITE HOUSEの発音も自然と定まる。 イントネーションというのは自然に起こることなのだから、心配しなくていいのだ。 さて、最後に、前に来る子音によって母音の発音ができなくなることが日本人にはある。例えば英語喉の111ページの練習5を読んでもらうと、、、 WHIP RIP LIPまでは正しく i_ が発音できるのにNIPのところで間違ってIになってしまう。これはNの発音のときに、喉が完全にふさがっているからそうなるのだ。 しかし、この問題は、従来の音声学では全く認識されていない問題だ。 問題が問題としてさえ認識できないのだ。 それはそのはずだ。音声学を教えている人さえ、i_ やIの音を発音できない。できないかわりに、Iのときは口をイーと横に大げさにやる、、、などと説明しているからだ。 表情を変えたら発音が変わると信じているのが、今となっては笑える。 英語喉を教えていると、「日本人の英語」の本質が分かってきて面白い。 最後に 今週末のセミナーの募集です。以下で申し込んでください。 http://www.doodle.com/bpxmkqvv8ufgtktm
英語喉週末SKYPEセミナー結果報告(+来週の分の募集)
早速ですが、来週末のセミナーの募集です。以下で申し込んでください。 http://www.doodle.com/bpxmkqvv8ufgtktm さて、、と、、 今回は3人とも、発音および聞き取りの上達が1時間半で確認されました。 3人の皆さん、ご感想、成果のご報告などぜひコメント欄にて御願いします! まずは、福岡のTさん(男性)です。聞き取りがかなり上達されました。ゆっくり聞こえるようになったということで、よかったです。 Rを言うときに直前にアが入るという点がありました。ですから、例えばPOORを発音するときに、ポアーRRRRという感じで、アが入ってしまいます。 Rの発音をもっと犬のうなり声の質に近づけるとよいのではないかというアドバイスをしました。今、これを書いているときに、思うに、首の根元あたりの体感が、犬のうなり声的で正しいRと、最初にアがつく感じのRでちょっと違うような気が、、、。 後者(正しくないほう)は、首の根元がふわっとひろがっているような感じ(ちょうどMAPのAを言うときそんな体感がします)。正しいRのほうは、筋肉が広がるような感覚が、あまりないような感じがします。 これは後で音声で示しますね。 あと最初のころHUTとHURTの違いが微妙でした。どちらもRが起こる感じがしました。 さて、F、M、そしてNの発音のときに、喉の出口が閉まらないようにというアドバイスは、喉実践者の皆さんにも有効です。口の動きに合わせて、喉の出口もしまってしまいがちです。 そこで、スマイルをしながらすると、喉の入り口と口の先のほうの連結の度合いがうすまりまって、発音しやすくなります。 このスマイルの効用を説明するメカニズムはTさんを教えていて気づきました。以前は、スマイルをするとVの発音がしやすいということだけ思っていましたが、それだけでなくて、口と喉の連結をほぐしてくれる役割もします。 さて、次はヨーロッパのある国に滞在中のMさん(男性)です。英語の運用能力レベルが極めて高かったのと、発音もかなりすでにできていましたが、チョッピーになりがちなところがあるということと、あと聞き取りが100%でないということでした。 今回のレッスンで、聞き取りが上達したのと、あと、ヨーロッパの言語もYOUTUBEで聞いたらゆっくり聞こえ出したということで、成功でした。 ゲップエリアでの発音ができているかどうか自分で分かりにくかったということでしたが、うまくできていることを確認できてよかったというコメントももらいました。 喋るときに速めにならず、CHOPPYにならないようにじっくり喋ることを心がけてください。 さて、3人めは、SKYPEではなくて実際に対面してもレッスンの、兵庫県のMさん(男性)でした。天満先生のレッスンを受けておられたそうです!お仕事の関係でDCに来ておられるのです。 もともと日本語も喉発音的、英語喉をすんなりとマスターされました。最初の英語は普通の日本人英語でしたが、みるみるとネイティブ化しましたし、最後にテレビを見てもらいましたが、スローに聞こえるようになったということで、成功です。 さて、3人全員に、何か面白いことを言うときに、感情を喉声に込めていったらどうかというアドバイスをしました。自己紹介をしていただくときに、結構、面白いネタを披露されるわけですが、そのときに、声に笑いが感じられません。 それは日本語では普通、笑いながら発話しないからでしょう(広島弁などはそうでもないような気がしますが、、、)。 面白いことを言うときは、笑いながら喋るというのをやると、相手によく感情が伝わります。 www.nippondream.com/blog/seminar_06_19_2011.mp3 Tweet This Post This entry was posted on Sunday, June 19th, 2011 at 6:16 pm and is filed under 喉セミナー. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You […]
この日曜日(日本時間夜)の1時間半スカイプ英語喉セミナー募集中
この日曜日(6月19日)の1時間半スカイプ、英語喉セミナー、参加者、募集中です(今のところ2名様まで)。以下で申し込んでください! http://doodle.com/2drucx8q7ang7wm8 Tweet This Post This entry was posted on Friday, June 17th, 2011 at 4:39 pm and is filed under 喉. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can skip to the end and leave a response. Pinging is currently not allowed. 3 Responses to “この日曜日(日本時間夜)の1時間半スカイプ英語喉セミナー募集中” アキ Says: June 17th, 2011 […]