January 2012
音声学のはまってしまった罠 (ぬけでることができない)
音声学のはまってしまった「どつぼ」が、「アクセントのない母音が曖昧音化する」という勝手につくられたルールである。 私は、完全に音声学者の先を行っていたのだろうか?大学時代に、辞書で使われているVがさかさまになったような音(CUTのア)と、aみたいな発音記号で、いわゆる曖昧音と呼ばれている音が、同じだよ、、、と誰かに聞いた。アメリカ英語では同じだよと当時は理解していた。というのは、イギリス人が二つの音を発音してくれたことがあるが(1988年にイギリスで)、そのとき、その二つの音が私には違って聞こえたからだ(今となっては、この真偽は良くわからない)。 だから、Vの逆だろうと、曖昧音だろうと同じに発音してきたし、実際、それで正しいのである。 それをなんと、音声学者は、アクセントがないところでは曖昧音だ、、、と勝手に決めてしまった。 何かが曖昧音になる、、、そうで、これは「変換ルール」と言ってよいだろう。変換ルールが大好きなのだろうか? 実際、英語が100%聞ける立場から英語を聞くと、全然、音が変換されていない。 さらに、おそるべきことがある。「アクセントの位置」の意味も曖昧なままにされている。 どう考えても、アクセントの位置というときは、それは音程にしかすぎないだろう。それは、WEBSTER DICTIONARYなどの音源のある辞書で確認してもよいが、音程が、アクセントのあるシラブルにおいては高い感じに聞こえるかもしれない(これは、英語喉的に言えば、あくびエリア発音の音は音程が高く聞こえるということに一致している)。 そこで、アクセントの位置がどうのこうのと私が言うと、すぐに音声学側がこういうだろう。 アクセントの位置と音程を一緒にしていませんか?音声学を勉強してから出直してください。 じゃ、アクセントの位置とは何だろう?文部科学省に電話で聞くと、人によって解釈が異なるが、音程だったり、強さだったり、、、、あるいは長さだったり、、、だそうだ。 どう考えても、音程だと思うが、「音程」と「強勢」、「アクセント」、「ストレス」では、意味があまりにも違うので、「音声学を勉強してから発言してください」指令が出る。 じゃ、強勢とは、強く読むことなのか?となると音量? 「音量か?」という質問には、音声学者は決して答えない。なぜなら、音量だとすると、反証明が素人でも簡単にできてしまうからだ。音の大きさを比べると、例えばNETWORKという単語があり、NETにアクセントがある=音量が高い、、、とされているわけだけど、実際計ると層ではないことがわかる。 また音量だとしてしまうと、じゃ、NETとWORKの音量の度合いは1対2ですか?とか、面倒なことを考えなくてはならなくなるのだ。 だから音量か?という質問に対しては、「あなたは音声学を勉強してから出直してください」となる。 ではアクセントとかストレスとかは何なのだろうか? 日本国の英語教育をつかさどる文部科学省でさえ、意味をしらないアクセントの位置、ストレスの位置とは何なのだろう??? 実は強勢とは「気合い」ではないだろうか? おりゃ~~~~~~、、、、おらおらおらおおお、こんにゃろおおおおお というときの気合である。 そうとしか考えられない。 だって、電車で通学中の受験生が、アクセントの位置を覚えている姿を想像してほしい。NETWORKという単語を覚えるならば、NETに気合いをいれて覚えようとしているだろう。 音声学者の人がRECORDの単語の意味がアクセントの位置が違うだけで、動詞になったり名詞になったりするとしているが、そこで、え?発音の違いではないですか? あえて、日本語で書くと、名詞だと、「れかーど」、動詞だと、「りこーど」だ。 すると、音声額的には、最初に作ってしまったルール、、、つまり 「アクセントのない母音が曖昧音化する」という呪われたルールが使われることにある。 アクセントの位置の変化と発音が一緒に起こるのです、、、と。 え?アクセントの位置が変わるだけで、意味が変わるのではないのですか?そうおっしゃったではないですか?と。 アクセントの位置が変わると意味が変わるのです。ただ、それに応じて、発音もアクセントのないところが、曖昧音かするのです。 はああ???? 英語喉的、あるいは、常識的には、曖昧音といわれている音も単なる音で、u_だ。何か他の音から変化したわけではない。 しかし、この呪われたルールが通用しているのは、アクセントの位置とか、強勢の位置の意味を曖昧にしているからである。 はっきり定義してはどうか? どう考えても音程である。 しかし、音声学では、なんと日本語では音程・ピッチが意味に影響を与え(端、箸、橋)、英語では強弱が大切だと言っているから、いまさら、英語でも音程があるとはいいにくい(ちなみに、英語では音程は意味に影響しない)。 センターテストで強勢の位置を問うならば、強勢とは何かを定義すべきである。 やっぱり気合いですかね? これは「アクセントの位置を問う問題は死んだ」と私が宣言を出している動画であるが、どうも、まだまだ生き生きとしているようだ。 - YouTube http://www.youtube.com 日本の制度内は、一度、決めたことを変えにくいとされている。憲法も確か改正されたことがない。 しかし、この景気の悪いときに、日本の中学生、高校生が、まったく意味のないことの暗記に時間を費やすのは国家的ロスだと思う毎日だ。 その間に、他のアジアの国々にぬかされてしまうように思えてならん。 あと、アクセントがないと曖昧音になる、、、というときだが、これはいつなるの?ネイティブがしゃべっている瞬間?あるいは歴史的に100年前になったの? もうそうなってんなら、いちいち、変換するなんて考えなくてもいいように思うのだが。 というか、日本人の感覚でアなのに、曖昧に聞こえるものをさして、「あ、変わった、変換した」と思っているのではないか? しかし、日本人の感覚でア、、、なんてのは、英語をしゃべっているネイティブにとっては、全く関係のないことだと思うが、ここらにくると、すでにコミュニケーションの不可能性を感じる。 TAKE IT EASYが「テイクイットイージー」から、「ていきりーじ~」になります、、、と言って、これを変換と思っている人が実際に存在するのだが、TAKE IT EASYは最初っからTAKE IT EASYなのだけど、このこと意味分かるだろうか??? 日本で求職をしていないので、発言可能なことだろう。 […]
アドリブ英語をUPしている人達
先週のボランティア講座6人、、、やっと音声でまとめました。 - YouTube http://www.youtube.com - YouTube http://www.youtube.com さてと、 マルチメディア、ネット、ソーシャルメディアの時代なので、英語教師は、ネット上にアドリブ英語をUPしていてもおかしくはない。 しかし、2011年の現在、それを普通に、アドリブ的にしているのは、私とMASAさん、、、それから松本道弘先生の三人。1億人以上日本人がいるのに。 これは松本道弘先生です。これはアドリブ英語でしょう。 - YouTube http://www.youtube.com とはいえ、たまには、UPされている人がおられるので紹介したい。これは、あるかたに紹介していただいた動画なのですが、、、アドリブかどうか、さだかではありませんが、石渡 誠 先生です。 これは茂木健一郎氏です。これはアドリブ英語?? 松本道弘氏、石渡誠氏、茂木健一郎氏の共通点は、手をおおげさに使っている点でしょうか? 英語手? 英語腕? その手があったか、、、
こもった英語
英語教育会で有名な松本道弘先生が以下の動画の最初で、英語は腹から喋る、喉からじゃなくて、、、とおっしゃっている。これはまさに、英語は口先でなくて、喉から喋る、、ということと同じなのだ。おなかには胃腸などがつまっているので、英語をおなかから喋るわけではないのだが、そう感じられるぐらい喉を響かせるということだ。喉は、肺などに通じているので、体の上半身あたりが響く感じがする。 松本道弘の1億人のリズム英語 - YouTube http://www.youtube.com 2分42秒から、松本先生が英語の朗読を始めるが、シラブルは正しく読まれているものの、発声がはげしく「こもった」感じだ。これは、ネイティブの喉発音の響きを再生しているものの、それを口先で再現されているものだから、こもってしまっているのだと思われる。 リラックス感はあるので、口のほうにある力みさえ、コントロールできれば、簡単にネイティブ英語化するだろう。 喉から発音し、明瞭なる音を出すとよいですよ、、、と伝えたいものだ。 そして、先生は聞き取りが英語で一番難しいと述べられている(ご自身も苦労されているというニュアンスで理解している)、聞き取りでさえクリアになんでも聞こえるようになるだろう。 英語が100%聞こえると、英語が全然こもって聞こえない。 こもりは弁別的要素でないのである。 ある英語発音本の先生が、ABOUTのAのいわゆるあいまい音を発音されていたが、たんに、日本語のアを、あいまいに、こもって言っているだけだった。 私自身も、口発音時代は、そうしていた。それで正しいと思っていた。 しかし、こもりは、たんなるこもりだ。こもって聞こえるのは、喉の奥の音を意識してきいていないのだ。 このコメディーの3分39秒で、コメディアンが日本人の英語をまねてFREE WILLYと連呼するが、微妙に「こもり」がまじっている。このコモリで日本人は英語の響きを表現しようとしてきたのだろうか、、、。 私は最近、ギターのエフェクトで、CRYBABYというのを買った。ワウペダルと呼ばれるものだが、これは音にギター音にコモリを意図的に加えるものだ。70代っぽいサウンドが再現できる。ギターでちょこっと弾いてみました。こもり度を高めたり低めたりで、どのような効果がギター音にでるでしょうか? [audio:http://nippondream.com/file/crybaby_01_04_2012.mp3|titles=crybaby_01_04_2012] http://nippondream.com/file/crybaby_01_04_2012.mp3 英語喉講座をしていて、英語発音を本で勉強した人は、Rの発音のときに、音がこもっている。それは、舌をもりあげたり、後ろにひっぱたりするときに、喉の気道がせばまり、音がこもる。すると、せっかく、ゲップエリアの響きが消えてしまう。 喉の響きが消えると、本当に英語が通じない。 シラブルのつなぎめも分かりにくくなるように思う。例えばPLAYINGはPLAY・YINGだけど、喉の響きが消えると、どこでシラブルが切れるのか分かりにくい。 数週間前、会社の新人を交えてランチ会をした。私は日本人なので初めて会う人に対して、ちょっとあらたまって英語をしゃべると、日本語の要領で響きが消えがちになり、平らな声になってしまった。すると、どこから来たのか?なんて簡単な英語でさえ、通じない。え?とか言われたのである。