July 2013
SUPERFLYとSALYUさんの音符の中を比べてみよう
英語喉では、英語のシラブルの中に、うねりのような抑揚があるとしていて、それはゲップエリアの音が首の根元なので、深く響くことが理由としている。実際正しい。たとえばWHATというとき、Wとその後のU_は首の根元だが、その後のTはちょっと上がってくる(あくびエリア発声のため)。 さて、歌となっても、以下を見ていただくと分かるが、SUPERFLYさんの場合は、音符の中にうねりがある。音符自体は、音が一定なはずだから(理論的には)、音程が変わっているか微妙だが、深みが変わる。たとえばSUPERFLYさんが、WITHOUTという単語を歌うとき、OUTのところの最初は響きが深いのだが、Tにむけて浅い感じになるために、うねりのようなものが感じられる。外人はこれを普通にやっている。 イメージ的に表現すると ~~~~~~~ だろうか。 その直後に、SALYUさんが歌い始めるが、音符の中が平らな印象だ。音程的にはこれでよいのかもしれないが、SUPERFLYさんにあるようなダイナミックな響きのうねりがない。これこそが日本語の発声である。日本語の歌はこれで歌わないと、確かに、聞き取りにくくなる。 イメージ的に表現すると ________ - YouTube http://www.youtube.com
SUERPFLY VS SALYU
英語喉で歌っていると思われるSUPERFLYさんんと、ちょこっと口発音が残るSALYUさんの英語喉歌唱を比べていると面白い。 - YouTube http://www.youtube.com SALYUさんは関東地方出身である。標準語の要領が歌唱にも現れていて、シラブルごとに、強弱をつけることで、表現をしようとされている。顔・頭に力が入っているときがある。 一方、愛媛県出身のSUPERFLYさんは、なだれ?濁流?のような息・音が肺のほうから、ご~~~と出てくる。シラブルごとの強弱をつけるのが不可能な感じであり、これは外人の歌い方だ。 音を強くとか弱くとか、考えていないと思う。音色で感情を伝えている感じだ。 方言の違いが、歌唱に現れている。可能なのは、関東地方のSALYUさんが、西日本の発声を真似てみることだ。そうすることで、表現の仕方が違ってくると思う。現段階では、音の強弱にたよっているところがある。