October 2013
インド人の英語を日本人が苦手な理由
日本人はよくインド人の英語を引き合いに出して、インド人でもなまっていて、全然言っていることが分からない、、、だから日本人の英語にも自信を持とう、、と納得することがある。 インド人は日常で英語ができるので聞き取りには問題がない。昔フロリダで出会ったインド人がTOEFLの準備をするのに、アメリカ英語に最初慣れなかったと言っていた。で、慣れるのにどれくらいかかった?と聞くと、 2時間ぐらい、、、 って言ってた。 思い出したから書いとくが、最近、中国人の同僚にアメリカに来て英語のリスニングに慣れるのにどれくらいかかった?と聞いたら、、 2ヶ月ぐらい、、、 って言ってた。 インド人の英語で日本人が面食らうのは、イントネーション、、つまり音程の変化だと思う。 たとえばPEOPLEという単語だと、アメリカ英語だと、前半が高まる感じがするが、インド人がいうと、そうでもない。 日本人はアクセントの位置を覚えているので、それがネックになって、まるで違う単語に聞こえてしまう。 そもそも日本語は音程で意味を識別している。橋と箸の違いなど。 すると、英単語で、期待している場所で音程が異なると、聞こえにくくなるのだろう。 ところが、アメリカ人がインド人の英語を聞くときは意外と普通に理解しているのである。もちろん、面と向かってアメリカ人に聞けば、笑わせようとしてか、あるいは期待されている答えを言ってやろうという考えからか、「インド人の英語はなまっている」とくるだろう。 しかし、次元が違うのだ。 発音するときは、シラブルのなかの抑揚を楽しむ感じで、、、聞くときは、音程にごまかされないように聞き取る。 ま、そのためには、喉発音と3ビートだけを大切にする、、、これだけ。 英語喉でなぜ聞き取りが100%近くまで行ってほしいかというと、そうならない場合、私の言っていることを信用せずに、一生、語彙力をつけるとか、文法をやるという発想になる。