December 2014
マッサンの評価 日本在住外国人の視点
マッサンを日本在住の外国人の視点から見ると、色々とあるようです。 ここに英語で色々書いてありましたから、また読んでみてください。 http://www.japantimes.co.jp/community/2014/11/10/issues/foreign-wives-of-japan-offer-nhk-and-massan-criticism-and-kudos/#.VI4JiivF_0o 例えば、なぜ実在のリタさんはそうじゃないのに、エリーさんは金髪なのか?と。そもそも、エリーさん役のシャーロットさんは、この役作りのために、金髪にわざわざ染めているわけです。 外国人だから金髪というのはどうなん?という視点があるそうです。 これは、朝ドラだから許してもらうということでどうでしょうか?英語で言うと、この朝ドラはソープオペラです。オペラというのは、皆さん、ご存知のとおり、おおげさに演技をするのが普通です。ですから、外国人という役柄を大げさに表現するためには、金髪にしておこうということでしょう。 エリーさんが、マッサンの竹原の実家を訪れたときに、家族の人にハグを連発しました。これは、ありえるのか?という件ですが、当時のスコットランドの感覚では、どうなん?という意見がでているようです。現在のアメリカ人の感覚では、、、家族の人ですから、ありえるような気がしますが、おそらく問題点は、いくら外国人とはいえ、日本ではハグをするのかどうかを考える脳の機能は備えているので、いきなり連発はありえんのではということです。 それから、エリーさんが、いきなりマッサンの実家に靴をぬがずに上がっていきます。どうなんしょう。アメリカでも結構、カーペットの関係上、靴を脱ぐ家があります。 いずれにせよ、ソープオペラですから、短い番組内で、外国人であることのイメージを与えるときに、すでに、日本人が持っている外国人の行動イメージを借りてしまうということはありえそうです。 見る側としては、そのことを知った上で、ま、ソープオペラだから、おおげさにやっていて、ステレオタイプも利用しているのだなと納得するとよいかもしれません。
なぜエリー役のシャーロットさんはシャロチャンでなくてシャロヤンなのか?英語喉パラダイムによる説明
NHK朝ドラ、マッサンのエリーさん役を演じるシャーロットさんは、ニックネームがシャロヤンらしい。 これはなぜなのか? それは、シャロはSHAROで最後がRやOであるために、YANにつなげやすいからだ。RもOもYも舌を口の屋根につけない。つけないなら、つけないままで言えるほうが楽だ。 京都には、立命館と、同志社と言う大学がある。 立命館大学の学生は、「りっちゃん」、同志社大学の学生は「どうやん」だが、同じ理屈だ。 「りっちゃん」はいいやすいが、りっやんはいいにくい。小さいッのところで、喉の奥をしめているのだから、そのついでに、口の屋根に舌をつけるのは楽なので、「ちゃん」となる。 「どうやん」の場合、「う」のところで、口が開放されているが、そこから、そのまま、開放した状態で言うことのできる「やん」が自然なのでした。 英語の発音においても、そうすると楽だから、自然にそうなるということがたくさんありますね。 SHE ISは自然にSHEIY-YIZになります。 JOE ISは自然にJOEW-WIZのようになります。 母音と母音が隣り合わせになったときに、Yが言いやすいか、Wが言いやすいかが、あるわけです。
新理論 マッサンのエリーは、なぜ、「いってかえり~」というのか
NHK朝ドラ、マッサンのエリーは、マッサンを送り出すときに、「いってかえり」と言います。 これは広島の竹原あたりの方言なのです。私自身、竹原のとなりの安芸津出身なので、聞いたことがありますし、町内の人でも違和感を完全感じない人もいるそうです(親父調査)。 この表現を理解するにあたり、この表現だけが独特だと思ってはいけません。 実は、広島のあのあたりでは、 ~~かえり、、、で文を終えることが多いのです。 例えばですが、人の家に招待されたとしますね。すると、「みかん、もってかえりんさい」とか、「じゃあ、もろてかえろ」とか。 人の存在・アイデンティティーが、大きく、「家」にあるということが反映されいるかもしれません。そして、人は地理的な存在であり、抽象的な存在ではないのです。 「XXXと言ってた。」ということでさえ、「XXと言うて帰ってきたんじゃあ」と言います。 「いってかえり」は、家の大切さを示しています。安全に行って、そして、帰りも安全に帰ってきてという願いがこもっているわけです。 、、というのは、妄想でしょうか????