June 2015
「教室にこおろぎがいる」ってどういう意味(英語で)?
英語の熟語は覚えるものではなくて、聞いてなんとなく分かって、覚えてしまうものという考えを持っています。 熟語を覚えようとすると、その組み合わせは確実に覚えることは億以上になるはずですので、きりがありません。 今日は良い例を聞きました。 アメリカ人の先生が、授業のときの生徒への質問に仕方について、レクチャーをされたのですが、何か質問したときに、「こおろぎがいる」と言ったんです(You get crickets in the classroom.)。私はたまたま、この表現を聞いたことがなかったけど、意味は分かりました。 日本語で、「生徒に質問したら、教室にこうろぎがいた」と訳すと意味がちんぷんかんぷんですが、英語で考えると、"You ask a question and you get crickets in the classroom."だと、意味が分かるでしょうか? し~んと静まりかえって、 こおろぎの(イメージ的には鈴虫がベター?)泣き声が聞こえるよう、、という意味だと思います。 日本では熟語をえんえんと覚えて、10年たって英語がまだ苦手だと、それは熟語、フレーズの記憶量が足りないと思ってしまいかもしれません(これは普通の考えかたです)。 私の考えは異端かもしれませんが、多くの人が根本的に英語の音が聞こえにくい、、、から、そういう方向に傾くのではないかと思うのです。英語が聞こえていたら、You get crickets in the classroomの単語の一つ一つは聞こえます。crickets という単語を知らない可能性はありますけど、知っていたとすると、全体の意味が分かると思うのです。 考え方が異端すぎて、言っていることの意味が分からないかもしれないと思いつつ書いていますが、英語が音として聞こえていれば、熟語を覚える必要性はなくなると思っています。 TAKEの意味を知っていて、Aの意味をしっていて、LOOKの意味をしっていて、その上でTake a lookというのを聞くと、それを初めて聞いたとしても意味が分かるはずだと思うのでした。