AIRという発音がいろんなところに登場する
AIRというのは、昔、口発音時代はエアーだと思っていたんだが、喉革命以来、エイアー(あえてカタカナで書くなら)だということが分かった。実際、そうネイティブは発音しているし、喉革命を経験しているならば、それが聞ける。気をつけるのは、エイ、、、といっても二重母音であり、それは一つの母音として扱われるということ。具体的には、AIRをエイアーと発音しても、あくまでもシラブルは1つ。一拍で読む。スムーズに。 すると、ものすごく英語がネイティブになる。つーか、以前、どんなに自分が英語ができると思っていても、絶対に違うなあ、、、という単語がたくさんあった。そのほとんどが実はAIRという音を含んでいたんだ、、、と感じる。 例えばAMERICAという単純な単語。前は何回言っても、Rのところが違うなあ、、、と感じていたが、実はERのところがAIR(エイア)だということに気づいてからは(そして喉発音、3ビートのおかげで、その音が確実に聞けるようになってからは)、本当にネイティブと同じに発音できるようになった。 で、英語にはたくさんそういう単語がある。HERALDはヘラルドではない。あえてカタカナで書くと(分かりやすいので)ヘイラルドである。で、ERを発音するときに、AIRを発音するつもりでいうと、うまくいえる。それから、スムーズに言うことも忘れずに。 HAIRはヘアーじゃない。ヘイアーである。 本当にこの音はたくさん出てくる。音声で以下の単語を説明してみる(すでに上で述べたものも含めて)。 AIR HAIR AMERICA HEROLD LARRY http://www.nippondream.com/blog/air.wav
Wの悲劇
週末の分として、もう一つだけ書いておこうと思います。 Wって、実に罪作りな音です。喉革命が2007年まで起こらなかった理由の一つだったと思う。というのは、確かにWってちょっとだけ難しいけど、口発音でやるとある程度の難易度を持ってできてしまう、、、というかできたような気になってしまう。他の音は口発音でやってる間は、どうがんばってもできない、、、という絶望感があるのだけど、Wはできたような気になってしまうのです。 日本語にすでWはあるんだけど、それは「わ」だけ。だから例えばWのあとにウみたいな音のくるWOULDといかだと、口発音でやるには、ちょっとこつがいる。唇をまるめて、WOODというと、それなりにWに似た音が出るわけです。でも、その難易度がまあまあの難易度だから、口発音で10人挑戦したら、2人ぐらいはできない(WOODをおもいっきりウッドと言ってしまう)、、、ぐらいの難易度です。 だから、口発音だとしても、それなりに近似値的な音が出るならば、かなり納得してしまうんです。で、2人ぐらいはできない人がいるから、それなりに、達成感みたいなものもある。やっぱり練習したらできるようにあった、、、というような達成感もでる。でその音は確かに唇を丸めないと出ないんですよ。 ところが喉発音でやると、Wはゲップエリア発音なんですが、唇を丸めなくても出ちゃうんです。気分的に、ちょっと唇が近づくような気がするし、まあ、おおげさに言うならそうしてもいいんだけど、唇を丸める、、、とまでは行きませんね。もちろん、丸めたかった丸めてもいいんですけど(表情として)、音には意味的な影響を与えない(そりゃ音のこもり具合がちょこっと変わるかも)。 で、口発音のパラダイムで考えているときがあったんだけど、そのときはWは唇を丸めると私も信じきっていた。で、ものすごいテクをそれなりに開発してた。文字で伝わるかなあ、、、。両手をラッパみたいにして、口の前につけるんです。水をすくうようなかんじで手を握って、右手のとこにできる穴に口をつけて「あー」って言っといてから、その反対のところを開くと、Wのような音が混じるんです。(文字じゃ通じないから下で音声で説明していますね)。で、そのWの感覚を覚えておいて、今度は実際に口で言ってみる。 http://www.nippondream.com/blog/w.wav ものすごいテクニックでしょう?口発音のパラダイムで考えてたわけです。このようなテクニックの数々を。 でも本当の正しいネイティブ発音は、ゲップエリアで音を発音すればよくて、唇の形は考える必要がないんです。