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基本の基本へ

新年なので、基本の基本へ戻ってみる。ゲップエリアを制する、、、これが、ネイティブ門の鍵である。この門が開いていなければ、決してLやRを区別することはできない。耳で聞いても分からない。ところが、この門を通り抜ければ、LとRどころか、個々の母音も制することとなる。 英語には、この音は難しい、、、とかいうものは存在しない。どの音も別に同じ難易度である。喉発音の定位置をゲップエリアにすれば、どの音も同じ難易度なのだ(もちろん口発音で英語を発音するならば、LやRのような舌の動きを重点的に教えられているものは難しい。) これまで、色々と音声を送っていただいたかたがたで、LとRに問題があった人が一人もいない(あれだけ、日本人にとって難しかった発音なのに)。Lはアクビエリアで、Rはゲップエリアで発音すれば、誰でもできるからだろう。 たいてい最初のアドバイスは、ゲップエリアを制するためのアドバイスだ。 息を吸いながら喋る練習。本に書いてあることだが、一言だけ付け加える。まずは息を吸いながらゲップエリアで音を鳴らす。ゲップエリアは首が肩と合流するぐらいの深いエリアだが、できるかぎりの深みでやってみる。そして、声が出たなら、その声を出した位置を覚えておいて、その同じ位置で今度は普通の息遣いで発音してみる。 せっかく息をすいながら発音ができたのに(つまり喉発音に成功)、普通の息になったとたん口発音になってしまうとすると、それは、上の大文字で書いた部分が徹底されてないからだと思う。同じ位置で、、、というところ。 練習に使う音は、アでもイでもなんでもいい。「おっかさーん」でもいい。「いてー」でもいい。とにかく、ゲップエリアで音を出せるようになるならば、犬の鳴き声でもなんでもいい。 そして、ぜひこのことを風呂に入りながらやってほしい。我々が最もリラックスできるのが風呂だ。寝そべれるようなスペースがあるとベストだ。温泉がベストかもしれない。 するとあるとき、突然できているのである。 これができていなくて、聞き取りの練習を100時間やっても、時間がもったいない。できていて、やると、効果が高い。  例えてみる。水のなかで息をすうことは無理だ。これと同じで喉をつかわずに正しい英語発音をするのは無理なのである。 ただし、違いがある。水のなかで息をすうことは無理だし、実際に無理なのだが、喉を正しく使わなくても、いちおう練習自体はできてしまう。これが問題なのだ。成果を出すことのない練習は可能だ。これは非常に困る。 成果を出す練習をしよう。

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特技

英語耳の松澤さんのサイトには、松澤さんの息子さんのピアノ演奏が紹介されている。ものすごい特技だなあ、、と思った。実は私も特技があるので、全然、脈略がないんだけど、紹介させてください。本当に脈略がないんだけど、録音してみました。 http://www.estat.us/temp/spanishfly3b.wav

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あけましておめでとうございます

今年も皆さんにとって実りのある年になりますように。 速く喋るという実践についてですが、スピードについては気にする必要がないような気がします。ゆっくり喋ったほうが、かえってよいときがあるような気がします。ただし、、、ですよ、、、ただし、、、 なぜゆっくりのほうが分かりやすいかというと3ビート(シラブル)が聞き取りやすいからです。だから、3ビートがちゃんとしていれば、速く読んでも問題ありません。 例えばTHERE IS A、、と、、、という文があるならば、3ビートでちゃんと読むならば、スピードにかかわらずよく通じるということになります。 初心者の場合、スピードにこだわると3ビートが刻み切れなくなる可能性がありますから、その点を気をつけるといいでしょう。 THER-RIZ-ZA、、、、という感じですね。THERE IS A CARなら THER-RIZ-ZAK-KAR  シラブル数は4ですが、速く読んだから、シラブル数が3になった、2になったとなると困ります。 そのあたりを指導の焦点にするとよいかもしれません? *** 喉+3ビート+感情(適当)で私自身の英語が改善したと思う点は、「考える」ということに専念できるようになったという点です。 口を動かすというのは、これは科学的ではないんですが、ものすごく集中力がいるんじゃないかと思うんです。で、考えるというプロセスと衝突してしまって、緊張してしまい、喋れる英語が喋れなくなる、、、という感じがします。 人間には、無意識のうちにできることが限られていると思うんです。これは推測にすぎませんが、いちおう書いてみます。例えば、心臓の動きは完全に無意識ですね。息も半分ぐらい無意識ですね。とはいえ、ある程度はコントロールできます。息を止めようと思えば、ある程度は止められるし、スピードも変えることができる。 口の動かし方って、ある程度、意識しないとできない部分があると感じます。例えば、RとかLの時。舌をこうする、ああする、、、という部分ですが、これを練習の結果、無意識にできるようにするというのはかなり難しい。できないということではないけど、エネルギー、集中力がいる。だから、実践で、英語を喋るとなると、ものすごく緊張したりする。 次に、、、喉発音って、無意識にできるようになるんです。で、それも、慣れるからと言ってしまうと簡単ですが、意味的な意味でできるようになる。説明が難しいんだけど、例えば、慣れるとHUTやKISSの時の母音の部分で、無意識のうちにゲップエリアを使ってしまいますが、これは、そうしないと意味的に違うものになってしまうから、、、という気がします。 例えばHUTをアクビエリアでいうと、意味的にHUTじゃなくなってしまう。どちらかというとHOTみたいな音か、HOTそのものになっていしまう。自分の言っていることを聞いている脳がいて、それが拒否反応を示してしまう(HUTのUをゲップでいってくれないと意味が合わないですよ。言い直してください、、、って感じ)。 ITでも同じ。ITのIをアクビエリアで言うと、EATみたいな発音になってしまう。すると脳が「それは違う意味の言葉ですよ」と言ってくれる、、、感じです。 このことをどう読んだらいいか分からないんで、とりあえずは、呼ばずに、「上で書いたこと」として扱います。 口にこだわるアプローチだと、この上で書いたことが起こらないんです。例えばですが、HUTを口の真ん中あたりで弱く言ったとしても(従来の説明はそういうかんじです)、結局は、日本語のアと変わりません。だから、脳がストップサインを出さない(それ違う音でしょ、、、と言ってくれない)。 脳が教えてくれないから、口が動きを覚えていなければならない。これって、人間ができる能力を超えているんだと思います。つまり、口の動かし方にこだわるアプローチは実践が非常に難しいのだと思います。脳がうまく発音を制御できない、、、。  

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