西宮で一番発音にこだわるTOEIC講師の英語の話
てんまさんのBLOGで、英語喉についての記事がUPされているので、ご紹介します。てんまさんが「喉ブレーキ」の有無を音声で実践されています。 http://processeigo.seesaa.net/article/71638764.html テンマさんの英語、むちゃくちゃうまいです。オバマのまねですが、ちょっとだけ速く読まれたとこは、集中力がいりましたが、ネイティブがぼーっとしていても、するすると頭にはいってくる「国産ネイティブ英語」です(あ、速く読まれたとこは当のオバマ氏自身もはしょって読んだんですね。こまかいなあ)。 過去に言及したRON氏にしろ、こんな人たちが存在したとは、驚きです(なんでみんな関西なん?まだ交流のないアッちゃんも含め。なんでやねん)。
国産ネイティブ HIROさん
許可をもらったので、まずは喉実践者からのお手紙を紹介したい。 ****************** KAZさん、こんにちは。 最近はますます喉発音がうまくなってきました。ゲップエリアの感覚がかなりつかめてきました。特にu_とa_の感覚です。今、ブログに載せていただいている音声(http://nippondream.com/estatus/wordpress/?p=53)よりもうまくなっていると思います。 喉を読んだあとでもu__とAの違いが微妙でした。でもこの前ネイティブに「Aはのどを開くんだよ」というアドバイスを聞いてからくっきり区別できるようになりました。 アクビエリアの発音は喉の上半分を軽く開く。逆に、ゲップエリアは喉の上半分が開いてしまわないように下のほうだけで音を出す事に気をつける。これを意識するとできるようになりました。 あと、Lの発音の仕方を同じネイティブに聞いたんですが、彼は舌を上につけませんw 舌の中心あたりを少し盛り上げて発音すると言っていました(Rの話ではありませんよ。)。彼は指を口に突っ込んで発音していました。ちょっと驚いたのですが、僕もできました。 あらめて、今までの発音指導が間違っていると思いました。やっぱり喉ですね。 ****************** このかたは、留学中で、英語をまさにネイティブとの交流との中で学ばれている。そのため、ものすごい勢いで英語が伸びている。留学してるんなら、ネイティブと話せて当たり前と、留学未経験のかたは、思われるかもしれない。そうではない。口発音のまま留学するなら、アメリカに1年いても、ネイティブとの会話の経験がない、、、というのはざらである。あったとしても、日本でJETの先生をやっていたとか、NOVAの先生だったとか、そういう親日家と話をした、、、という程度が口発音者の場合はふつうである。 喉で発音すると現地の人との交流が自然に起こるのである。このことについてはすでに述べた。 皆さんは、私のような留学経験者が日本に帰ってきて、外国人とペラペラ喋っているのを見て、おーすごい、さすがアメリカ帰り、、、と思われるかもしれない。海外で外国人とのコミュニケーションを鍛え上げたのだろうなあ、、、と思われるかもしれない。 が、私自身思ったのだが(他の経験者はどうだろうか)、日本でのほうが、英語ネイティブと喋る機会が、アメリカ滞在中よりも多かった。というのは、日本に住んでいるネイティブは日本に興味があるから、日本に来ているのだから、口発音の英語でもしっかり聞いてくれる。だから少し英語ができるほうだと、日本で英語を喋る機会のほうが、現地でネイティブと喋る機会よりも多いのだ。 ところで喉で喋り出すと、海外においても、外国人が、あなたを同じ仲間として認知しはじめる。ものすごく不思議だが、納得がいく。その理由はすでに述べたが、英語が聞き手が努力しなくても理解してもらえる英語になることもあるし、この人は自分の理解を同じように理解してくれるな、、、と聞き手が感じるのだ。 ******* ちょっと回り道になってしまったが、上の手紙を紹介したのは、この喉実践者氏が、まだ口発音から喉発音への移行にとまどってらっしゃる喉実践者のために、役に立つであろう情報を発信してくれたからだ。太字の部分をもう一度掲載しておく。 喉を読んだあとでもu__とAの違いが微妙でした。でもこの前ネイティブに「Aはのどを開くんだよ」というアドバイスを聞いてからくっきり区別できるようになりました。 アクビエリアの発音は喉の上半分を軽く開く。逆に、ゲップエリアは喉の上半分が開いてしまわないように下のほうだけで音を出す事に気をつける。これを意識するとできるようになりました。 ********* 今、喉革命運動に必要なのは、社会資本(SOCIAL CAPITAL)である。実践者(喉プロ?喉先輩?)が、まだ戸惑っている実践者(喉アマ?喉後輩?)に、実践やらアドバイスでもって、お手本を示す、、、と。できるんだ、、、ということを示していただく、、、と(よろしくお願いします)。自転車だって、最初は、2輪で走行できるなんて、、、と思われたかもしれない。それでもトライするのは、他の人ができて、道ですいすい乗っているのを見るからだろう。ぜひ、よろしくお願いします。 なんで上のことは社会資本なの、、、という点を書こうと思ったけど、ここらで力がつきました。とにかく、この実践者のかたのアドバイスが他の喉実践者、とくに、口発音から喉発音への移行に苦労しているかたがたを大きく助けることを祈っております。
常識の壁をどう越える?不安
英語発音に関する言説形成をインターネットで見ていると、この壁を超えることは可能なのだろうか、、、と心配になることがある。 壁とは、、、。例えばだが、私たちは、風呂からあがってうろうろしていると体が冷えて、風邪を引く、、、ということを真ととらえてうたがわない。ところが風邪はウイルスで起こるのだから、実際は、風呂からあがって床に入るまでの時間は、風邪を引くことと無関係なはずである。***ところが、昔からそう聞いているのだから、決してその壁を越えることはできないだろう。 ある二つの説明をネットで読んで、その壁のごつさを思った。 イギリス英語は日本語英語に近い、、、という説 英語は強弱が大切だ、、、という説 どちらも正しくないがものすごい説得力だ。強弱が大切だ、、、のほうからはじめる。すでにこのことは色々言ってきたが、あるインターネットの説明でものすごい説得力を持つ説明(間違ってはいるが)を読んだ。その説明によると、英語ネイティブはそもそも強弱をつけないと何も読めない、、、、というところから始まっていた。 例だが、例えばMCDONALD’Sという単語があるとする。マクドナルドだが、ネイティブの発音はマッダノーってかんじ。クが弱く思えるし、LDSのところが弱く思える。したがって***結論として***ネイティブは強弱をつけないと読めない、、、、と。 ところが、この論理の展開には、無理がある。そもそもマクドナルドはカタカナだ。そのカタカナと英語発音のMCDONALD’sを比べて、カタカナで読むのに比べたら特定の音が弱くなる、、、と結論ずける、、、のは問題だ。だって、英語を日本語の論理で考えているからだ。 ネイティブにとってみたら、別に「ク」を弱く読んでいるわけではない。クではなくてKであり、このKをネイティブは弱く読んでいるというわけではないのだが、日本人がカタカナの感覚で聞いたら、(クと比べれば)弱く聞こえるということである。 英語は日本語でないという当然のことを思い出す必要がある。 さて、イギリス英語が日本語英語に近いという説もあるが、これはTがdにならないので(例 BETTER アメリカ英語だとペラーに聞こえるが、イギリス英語だとベターに聞こえる)、リエゾンしたときに、カタカナっぽく聞こえるというだけであり、本当にカタカナ的に読んだらいかんのです。 あとイギリス英語ではRを発音しないという俗説がある。例えば、CARだが、アメリカ英語だとRをしっかり発音するが、イギリス英語ではCARをカーという感じでいい、Rを発音しないと。 ちょっと待ったーーー。 思い出してほしい。カーの「-」は音を伸ばすという意味だが、これは日本語ですよ。英語には「-」はないんです。 イギリス英語のRも発音されているんです。ただ、それがカタカナ風に考えたときに、「-」に聞こえるんだけど、その音は、(母音をアーと伸ばしているんじゃないくて)、RはRなんです。 英語には「-」がないといいましたけど、英語には「小さなツ」もないんです。「-」も「ッ」も日本語なんです。例えばGETはゲットという風に聞こえるけれども、あれは「ッ」じゃないんです。GETを喉で発音すれば、各音のライフサイクルがフルに出てきますが、Tのライフサイクルの最初がたまたまそういう風に聞こえるだけです。 喉発音を徹底して3ビートをやれば、「-」も「ッ」も日本語であり、英語には存在しないことが分かります。 イギリス英語の話をしていましたが、もうちょっとGENERALな話になりましたね。