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ヨッシーさんが昨日のコメント欄でおっしゃっているように、英語喉で本当に聞こえるようになる人は、結構、瞬間的に、ラジオのチューニングが合うように、聞こえるようになる。え?リスニングの練習なんているのですか?とおっしゃる喉実践者(アキさん)もいるぐらいだ。
英語喉革命さんにしても、機関銃英語が聴き取れる!のCDを聞かなくても、聞き取りができるようになったとおっしゃっていた。
MASAさんも音が100%聴き取れる人の一人だけど、この状態は、おそらく最初のころから達成されたのではないか?
私だって、フランス語やスウェーデン語を聞いて、余裕で音としては聴き取れる。スウェーデン語は勉強したことはない。いや、一度、クリスチャンスタッドという(発音は忘れた)ところに行って講演をしたことがあるが(統計モデル関係の講演)、ランチのとき5分ぐらい教えてもらったことはある。
一方で、もちろん、多くの人が聞き取りに苦労することは確かだ。何が違うのだろうか?
一つはもちろん、シラブルを聴き取れるかどうかだが、もう一つは、喉の奥の奥の音を聞いているかどうかである。
例えば、Gの発音にしても、日本語では、喉の奥で切るので瞬間的な音だけど、英語では、ごろごろごろって感じの柔らかい音だ。
Rだって喉の奥の奥、首の付け根辺りが、犬がうなるようになる、ごろごろごろって感じの音だ。
だから、聞く時に、首の付け根辺りの柔らい、立体的な、継続する音を聞いていないと聞き取れないだろう。
空手道場の、や~~~、、、とかとお~~~って感じの突然的なる、掛け声的なる音が日本語である。
英語は、柔らかく、立体的で、首の根元がきしみながら鳴るような継続的な音だ。
英語を日本語的に聞いていると、聞き取れないし、まさに、空耳状態になるだろう。
Nさんと私は、この問題についてメール交換をしているのだが、このことは、参考になると思うので、紹介したい。使用したのは以下の動画だ。リアリティーショーのバチェラーである。
http://www.youtube.com/watch?v=SBtumfN7tJY&feature=related
Nさんは、開始1分から1分15秒の15秒の間をディクテーションしてくださった。
That's how much ever and it was worth it and ???????? ever. ??? six ???????
How since going?
since going really well and I ?????? for
I don't what ????? anythig how everything can't be
私が聞いてみると、以下のように聞き取れた
That's how much I love her and it was worth it and I'll stand by that forever.
It's been six weeks since we'd seen you, how are things going?
dictationに挑戦したところ、plauseの後の一文以外すべてOKでした。sixweek の前が聞き取れていない(since?と思った)、あとsince we('d を落として)seen you "all"的なものがくっついているように聞こえるってところです。スカイプレッスンで苦手とした"L"の音、"D"の音が落としやすいことに気が付きました。やはり発音できない音は聞き取れないということでしょうか。ますますルート音を鳴らしながらの発音練習に力を入れたいと思いました。こういうdictationの練習も弱い音(出来ていない音)が自分で確認できるので有効であると気づかされました。
これはすばらしい結果です。ちなみにですが、since we‘d seen youのDが聞こえたのは、そこがぽっかり開いているように聞こえるというのもあります。そしてその空間をDが満たしているみたい。ちょっと微妙な感じですけどね。音声学者がHが消えるとか宣伝していますが(例 SEE HERがシーアーになる???)、私には、Hのところが、ちょっとぽっかり開いているように聞こえます。そして、そこにHの音が響いているように聞こえるのです。
なるほど! 音の脱落、そこからの推測が自然に体得できるようになればさらにリスニングの精度を上げていくことができるのですね。最近"her"の”h”の脱落には慣れたようで、勝手に頭で補っているかんじになってきています。音の脱落、ぽっかりあいている感じ、これからもっと意識して聞いてみます。
しかし喉の音、息つぎの音などに意識を向けるだけで一気に入ってくるこの感じ、すごいです。周波数を変える、チューニングが合う、としか表現できないです。
SEE HERだったら、S-I-Y_ / H -E_-r_ ですが、Hは、シラブルの先頭に来るフォロースルー子音です。したがって、その音の後半のみを発音します(というか、喉をだら~んとしつつシラブルを1拍として発音していると自然とそうなる)。
すると、Hの半分しか聞こえないので、英語喉をしていない日本人にはHが消えてしまったように思える。
しかし、だからといって、それをHの脱落というのはおかしいわけです。脱落しているわけではないので。
たまたまHは無声音でもあり、聞こえにくい感じがするので、Hの脱落、Hの脱落とか言われていますが、同じ現象(子音を半分読むという現象)はMだろうがLだろうが、全てで起こっているわけです。
喉発音、3ビートが当たり前の西洋人は、こういうことに関して、全く何も言いません。日本人だけが脱落だ、リエゾンだ、音変化、強弱アクセントがどうのこうのと気にしているのじゃないかな。