この10年ぐらい、思っていることを書いてみたいと思います。
なぜ日本人は英語が苦手なのか、、というふうな言い方があり、個人的にはこれは正しいと思います。私はアメリカに26年ぐらいおりまして、英語は日本語と同じレベルになりまして、ネイティブ同士の会話だろうが映画だろうが、普通に聞き取れます。
私の意見となり、恐縮ですが、日本人が英語が苦手なのではなくて、日本の人口が集中している関東地方の日本人のかたがたが特に英語が苦手なのだと思います。
それは、発音と聞き取りという面で標準語と英語がかなり違うからだと考えています。
茂木健一郎氏の話すペースの早くて、声が甲高い感じの英語をイメージしていただきたいです。あるいは落合信彦氏の息子さんの話す英語とか、皆さん、関東地方のご出身です。
一方、私のような広島人とか、地方出身者は方言を話しますが、方言は音の響きなどが英語に似ているがために、英語を聞いたときに、どちらかというと聞きやすい。
小林克也氏(広島出身)が頭に浮かびますが、ソフトバンクの孫氏とか、大前さんとか、元総理のだみ声のかたとか、島根県出身の元首相とか(名前がでてきません)。GAKTという歌手さんも沖縄出身ですが、語学に堪能のようです。
私は大学生のころから英語が上手だとか発音がアメリカ人みたいだとか言われ続けて今にいたるのですが、この10年ぐらいで、それは自分が広島弁話者だからではないかと考えるに至りました。
(おそらく関連していると思いますが、人の名前の読み方の抑揚が広島弁と英語で同じです。「ひろこ」、「あきら」、「まさこ」とか。私自身、英語テストのアクセント問題で苦労したことがあまりありません。広島弁話者として楽な言い方をすれば、だいたい合っています。)
英語の学習は音から始めるのが効果的だと考えていますが、関東地方の生徒さんの場合、まず広島弁などの、ダラ~~ンとした感じの発声をまねてた後で、英語に取り組むとよいのではないかと考えています。
例えば広島では
あんたあ、なんしょ~ん?
といいますが、それを言う感じで、
What are you doing?
と言えば雰囲気がかなり似てきます。
言い方を変えると、英語以前の問題として、同じ日本人でも、発声方法が違うのではないか、、ということがあるのではないでしょうか?シラブル構造からして違いますね。
標準語 VS 広島弁(例です、、他の方言でもかまいません)
なにをしていますか VS なんしょ~ん
ダダダダダダダダダ VS ボ~ンボ~ン
で、ここで最後のオチとなりますが、英語を含む多くの外国語のリズムはまさに、この方言と同じで、ボ~ンボ~ンボ~ンボ~ンというリズムだと、、主張しています。