結局のところ、私たちが80年代に英語を勉強していたころに、アドバイスを発信していた人達、例えば、松本道弘氏、あるいは松本氏が師匠と仰いでいた人達のアドバイスというのは、英語を勉強するのに、それほどお金がかからないアプローチばかりだった。しかし、ある意味で本当に英語が好きでないとできないものばかりだったかもしれない、、、
- 英字新聞を読め
- 英語で考えろ
- 外国人と喋れ
- VOICE OF AMERICA, FENを聞け(FENは当時のアメリカ軍の放送)
当時の人達は、自分で実際に英語を喋っていたと思う。その代表が小林克也氏であり、東後先生だった。私の中学校1年のときの先生も、英語をしゃべっていた。中学校の近くに造船所があり、そこにフィリピンの労働者がいて、一度、体育館にバスケをしに来ていたのだが、剣道部だった、私と友人は、M先生を呼んでこよう、ということになって、呼んできたが、M先生がその人達と英語で喋るのを聞いて、感心したものだ。
<あれ?大橋巨泉さんとか、中曽根首相もしゃべってなかった??あれ見て、すげーと思ったものだ。>
ところが、最近、日本人が英語を喋っているところをテレビで見ることが少ない。英語を喋る役目は完全に、帰国子女さんたちか、日本語がぺらぺらの外国人になってしまった。日本人の発音の先生達は、英語を、本当に、しゃべりたくなさそうに、ちょこっと読むだけだ。
読むだけであり、アドリブで喋らなくなっている。
<そして、外国人の英語は、必要以上にややこしいものになっている。たぶん、日本に住んでいる外国人は、自分たち独自の味を出すために、わざと難しい英語を喋っているのではないだろうか???実際、英語ってネイティブだったら誰でも喋れるので、飯を食うには、屁理屈をこねながらえらそうにしないといかんだろう。ネイティブだったら誰でも英語が教えられるわけじゃないんだということを、ネイティブ自身もアピールしたいだろう。
しかし、これは私の主観だが、英語で喋らナイトのアナウンスの英語は、普通の日本人が到底理解できるレベルではない、、、難しすぎるのは、ネイティブさんたちが職を失わないためのストラテジーじゃなかろうか?
さらに、あの番組は英語が分からなくても楽しめるようになっている。
80年代には考えられないことだった。私は東後先生の土曜のフリートークを分からないなりに聞いていたし、VOAも分からないなりに聞いていたが、英語が好きであるとはそういうことだと思っていたから、苦にならなかった。
確かに、番組中、英語が分からないと楽しめないかもしれないが、分からないから楽しめないというのは、熱意が足りないのではないかな。
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さらに、ネイティブのように喋る必要はないとか、どのくらい英語をマスターするかも、人によってレベルを設定しろだの、面倒くさいことばかりいっている。
そういう面倒くさいことを言うのは、それは英語が苦手だからだろう。 実は、これは、あてづっぽうで言っているのではない。その人の英語を少し聞くと、口発音かどうか分かる。口発音の人には、英語が聞けないのだ。これは本当だと思う。さらに通じにくい。これは実際、本当だ。だから、いやいやながら喋っている英語の例文を聞いただけで、その人が英語ができるかが分かる。
英語できる? と聞くと、それは何を目指しているかによりますとか、また面倒くさい言説にであうだろう。
私は、英語にレベルがあるなんて思っていなかったが、今でもそう思う。例えばだが、THIS IS Xという表現は、日常でも使えるし、仕事でも使えるし、留学先でもつかえる。
なのに、なぜ英語に色んなレベルがあるとか、そういうことが言えるのだろう????
本屋に行くと、ホームステイの英語だとか、ビジネスの英語だとか、細分化されつくしているのだが、私にとって、英語は単なる英語にしかすぎない。
そして英語にはアドリブ英語しかない。
言語はその瞬間ごとに、単語を出していくものだから、アドリブ英語しか存在しない。
アドリブ英語をマスターするには、使いまくるのがまずは大前提だ。
使いまくるには相手がいる。
その相手、何人いる?
NKJMさんや、ASHURAさんが、英語について振り返ったエッセイを披露してらっしゃる。私の場合、やはり考えると、両親がそういうのをサポートしてくれたというのが大きいと思う。父が、高校になったらホームステイでもどうか?と中学のときに言ってくれたことがあるが、やはりそういうのは、やる気がでたと今思う。
さて、これから全ての親が、子供の英語教育をサポートしようというのが結論ではない。80年代、90年代、と日本人は苦労してきた。さて、ここにきて、喉が原因だと判明したのだから、これからは、
どのような家庭環境にあろうと、どのような境遇にあろうと、
英語喉で英語ができるようにしませんか?というのを言いたい。
だから、皆が皆、留学をする必要はない。してもよいが、今までのように決死の覚悟で臨む必要はない。日本だって、グローバル社会の一部だからだ。
今日のテーマについてアドリブ英語で喋りました。英語会話のコツなども披露しました。
www.estat.us/blog/can_you_speak.mp3