自分は、社会学という英語プロパーが重要視される分野でPHDを取得しました。21年前のことです。もちろん、気が遠くなるような量の英語を読みました。
現在も米国民間企業勤務ですが、例えば昨日は200ページに渡る文書を、「読んでね」と言われて読みました。こういう時の読み方については、また、別にBLOG記事を書きたいと思います。が、もちろん、200ページだから(ページ量が多いから)、「あ、たくさん読まないといけない」と躊躇することはありません(頭にさえ浮かびません)。
読めるようになるためには、2つの練習が大切だと思います。これはよく言われていることですが、精読と速読です。
精読は、意味や文法などを確認しながら読む作業です。これは、私が週末にやっている「英文記事を読む会」で、多くの皆さんのしていることですね。一つ一つの単語を確認しながら、また文法や表現も確認しながら読みます。当たり前ですが、英語は日本語と違いますので、この作業が必要となります。フランス人やスペイン人が英語を勉強するときは、言語自体が似ているために、精読をする必要はそれほどないことでしょう。
速読も大切になりますが、これは、超高速で読むというよりも、英語を英語の順番のままで読むということです。精読のときにはどうしても返り読みをしてしまうかもしれませんが、できるだけそうせずに読みましょう。
精読をして、意味を理解した文を使って、最初から少しだけスピード感を持って読んでみましょう。
そのうち面白い事が起こります。意味をとるときに、単語ごとに意味をとることができるようになります。
例えば、まだ英語のリーディングが苦手なときは、例えばI am interested in とあると、[am interested in]を一塊として読んでしまい、「~に興味がある」と納得します。
英語が本当に読めるようになると、Iと読んで、それをIと理解し、その後でAMとよんで、あ、BE動詞だなと理解し、INTERESTEDと読んで、興味がある、と理解します。
また、この順番で読む必要もなく、突然、AMと読んで、その前にIがあろうがなかろうが、その後にどの単語が来るかとは無関係にAMを理解できるようになります。
皆さんが、突然、ペンを見たら、その横に鉛筆があろうとなかろうと、ペンであることを認知するのと全く同じです。
ここまで来るには、地道な練習がいりますが、ぜひ1年間、連日、読む練習を少しづつでもしましょう。
残念ながら、話したり、聞いたりする練習よりも、リーディングの練習は地味ですので、途中でやめてしまうこともよくあります。
そこで、私は、「英文記事を読む会」と開催しているのです。ぜひ、いつかご参加ください。