https://www.mext.go.jp/content/1407073_09_1_2.pdf
自分は辛口ですが、普段から、英語は論理ではないと主張しています。英語話者はただ単にだらだらと話しているだけです。多くの日本人は英語は論理的に話すものだと勘違いしていますが、それはおそらく英語の聞き取りが苦手なので、何を言っているか分からないが、ネイティブ話者は堂々と(だらだら)話すので、何か高尚なことをしているに違いないと思いこんでいるのだと私は考えています(ちなみに私自身はネイティブの英語が普通に母語レベルで理解できるので、こう考えています)。論理的に話す必要は全くありません。論理的に話そうとすると、頭が緊張してきます。というわけで、自分的には、英語と論理を結びつけているように見えるこのカリキュラムは疑問です。そもそも、英語を論理的に話せる英語の先生なんているのでしょうか(矛盾するようですが、英語を論理的に話す必要さえありません)?米国前大統領のトランプ氏のダラダラとした話し方がまさにネイティブの話し方です。
つけたしますと、エドワード・サイードのオリエンタリズムという本がありますが、西洋文明が中東の文化に対して単純だとかいうレッテルを張ったという本ですけど、日本人も西洋文明、英語文化に対してレッテルとはっていて、それが、英語ネイティブは論理的に話すとか、何やら知的に高度であるというような印象を持ってしまうと思うのですが、英語話者も日本人と同じでたんに普通の人の集まりです。今回の学習指導要領は500年後の歴史研究者が、「当時は日本人は英語ネイティブを論理的な言語を話す人だとレッテルを張っていて、自分たちも英語を論理的に話すのが良いと勘違いしていた」と発掘して発見する対象だと考えます。