どう考えても、英語より日本語のほうが、スピードの速い言語である。それは、例えば、「着物」という単語を日本人が言うと、0.2秒ぐらいで言えそうだけど、英語だと、
きもお~~のお~~~
という具合になる。1シラブルに3つも音をつめないと発射できないからだ。
日本語だと、KI-MO-NOとマシンガン発射だが、英語だと、KIM-MON-NOWという具合でのろい。
RYOGONさんがおっしゃっていたが、本当に、英語の音の聞き取りが100%になるのか、信じられない、、、という件、、、
逆に考えてみよう。ネイティブは日本語の音が100%聞こえているだろうか?
もちろん、聞こえている。例えば、私が、日本語ができるジーナに、勝手に単語、表現を作って、
ずずんとばん、ごちゃばんばん、さいんはえっちと、よこしてちょうさん、まってたほいほい
と言ったとしたら、音としては聞けているのである。意味は分からないが、皆さんだって、この呪文の意味は、広島出身でなければ、分からないであろう。広島出身であっても、若い世代は残念ながら理解できないことだろう。
ずずんとばん
は
ずずんとばん
と聞けるのは当たり前だ。
英語で考えたって、例えば、勝手に文をつくって
WIN SIY ZUY DEN
という発話を聞いたとき、それが聞こえるほうが普通である。聞こえないのは、この発話を2ビートで聞く場合だ。
本来は
W-I-N / S-I-Y / Z-U-Y / DENと聞くところを、日本語風に
WI-N / SI-Y /ZU-Y / DE-N
と無意識に聞いていると、ついていけなくなる。
ワルツを8ビートと思って聴いていると、ついていけなくなる、踊れなくなるのに似ている。
さて、やはり、ネイティブと話をして、自分でもできるだけ3ビートに忠実に話すのがやはりよいと思う。
何かきっかけになるかと思うのだが、日本語を喉発音、3ビートで言ってみるというのがよいと思うが、微妙に意味が分かりづらい言葉のほうが良いかもしれない。広島ベンを英語風に言ってみて、それを聞くことで、きっかけにならないだろうか?英語からも、英語風に喋った広島弁からも、同じようにボンボン、、という感じのシラブルのリズムを感じてみてください。
[audio:http://nippondream.com/file/kaz_11_30_2011.mp3|titles=kaz_11_30_2011]直りんはこちらをクリック。
はじめまして。私も聞き取りが100%にならず悪戦苦闘しています。
ボンボンボンでは聞けるようになったのですが、音が聞こえません。
WIN SIY ZUY DEN の例で言うと、4シラブルのなんだかよくわからない音が聞こえるという状態です。到底、再現不能な音です。
日本語風に聞こうとすれば、8シラブルの日本語の音が聞こえます。ただこれだと処理が追いつきません。
慣れてくれば処理能力があがるので理解はできるのですが、同僚の英語は聞こえるが来客の英語が聞こえない事態が発生します。
Ryogonさんもご自身のブログで、95%理解できる人と20%しか理解できない人がいるが、シラブルは聞こえると書いておられるので
私と似たような状況なのではないかと思った次第です。
身近に可能な日本人がいるので、英語の音の聞き取りが100%になるのは信じられます。
その人に言わせると「聞こえないという意味がわからない。だってそう言ってるじゃん。」といって簡単に再現します。
なんとかして聞こえる側に回りたいものです。
Mさん、はじめまして。この問題打開のために、研究を続けていきたいと思いますので、よろしく。
ひとつ興味があるのは、聞こえない人が、じゃ、MASAさんやKAZYさんのように、とにかくSKYPE会話でがんがんやったらどうなるかという点です。
実験されませんか?