35年前に私はカリフォルニアのサンディエゴに語学留学にやってきましたが、その時に、空港に迎えにきてくれたのは、フィリピンのかただったのです。フィリピンの移民の家族です。その家族のお母さんが迎えに来てくれていました。子供たちはアメリカ育ちでしたが、お父さんとお母さんがフィリピンだったので、私は少しがっかりしたのです。
ところが、その35年後の私は、船の上でフィリピンの言葉であるタガログを勉強したくて、練習をしています。
私は35年前のその自分、フィリピンの家族だったから、少しがっかりした自分を少し恥ずかしく思います。
アメリカに来たのに、なぜフィリピンの家族なの?と思ったわけで、それは、しょうがないかもしれません。
もう一つ、なんと、その家族のもうひとりのホームステイの学生が東京から来た日本人だったんです。
日本からわざわざ、カリフォルニアに来たら、ホストファーザーとマザーがフィリピンのかたで、さらに、ルームメートが英語があまり当時話せなかった日本人だったのです。
これは、がっかりしました。
しかし、35年前の自分に言いたいのです。フィリピンの移民の家族から、学ぶものがとても大きい。だから、受け入れて、しっかりフィリピンの文化もアメリカの文化も学ぶべきだ、、と35年の前の自分に言いたいわけです。
当時、自分の環境をしっかり受け入れていれば、英語もタガログ語も両方勉強できたかもしれません。
その後、メキシコに3ヶ月、語学留学をしたんですけど、クラスメートはアメリカ人で、メキシコなのに、英語ががんがん練習できました。
メキシコなのに英語です。
その後、15年ぐらい前ですが、ワシントンDCでエルサルバドルの家族の部屋を借りたら、スペイン語を毎日練習できました。アメリカのど真ん中でです。
そして、私はヨーロッパへの船の中でタガログ語を練習しました。
何が言いたいかというと、学びは意外な形で起こります。
スペイン語を勉強しにきたのに、英語が勉強できたりとか。
というわけで、皆さん、目の前の学びの機会を逃さないようにしてください。
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